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Channel: オーディオ三國無双 猛将伝 Ⅱ -不死鳥伝説-
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久々登場&生録!ヤマハ創業100周年記念製品 YANAHA CX-10000♪

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さてさて、オク出し中のCDX-10000もそろそろ佳境だ!

メンテナンスに5諭吉もかけて落札価格が5諭吉ではシャレにならんと思っていたが、なんとか5諭吉越えをしたようで一安心(爆)ただ、最終日にもかかわらず、入札価格の伸びはいま一つ・・・ラスト1時間に期待したいところである!

あとは、どこぞの勇気ある御仁が即決価格をポチッ!としてくれるのを祈るのみである(笑)

さて、オクとはいえ、折角、CDX-10000が登場したので、久々に同じくヤマハ創業100周年記念製品10000番シリーズのプリアンプ、YAMAHA CX-10000を聴いてみることにした。

この個体、実は2台目である。1台目のCX-10000は旧ブログで何度か記事で取り上げてきた。
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/20493.html
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/20529.html

現在、手元にある2台目CX-10000は電源を3Pインレット化するなど、少々手を加えてある。

筐体も一部補強されているためオリジナルの25Kgから5Kgウエイトアップの30kgというスーパーヘビー級。重量はスーパーヘビー級だが、サウンドは極めて繊細でデリケートな表現を得意とする。ただし、いざという時の爆発的な低域エナジーはハンパではないが!

CX-10000の詳細については、旧ブログのアーカイブをご覧になっていただくとして、ここでは省こう。

下の写真が、1台目のCX-10000。写真でも分かるように、当時はCX-10000の下に写っているマッキンのパワーアンプMC-2500BKとのカップリングで聴くことが多かった。

イメージ 1

イメージ 2

で、コレ ↓ が2台目のCX-10000。 古代デジカメの不調か・・・ボケボケで画質が悪い・・・

イメージ 3
 
CX-10000とMC-2500BK、一見、水と油のように思われる方も多いだろうが、これが意外とマッチした。CX-10000のしなやかで繊細な高域と、MC-2500BKの図太く力感溢れる中低域が、丁度良い具合にブレンドされて、全域で高解像度ながらもエネルギーに満ち溢れた豊潤なサウンドを聴かせてくれた。

ヤマハ創業100周年記念の10000番シリーズの中でも、何故かこのCX-10000は他のモデルの中古価格と比べて安価な値付けになっている。これは、CX-10000がフラッグシッププリという位置づけから、当時の最先端のデジタル技術を搭載してしまったことに起因する。

当時のプリ(プリアンプ)のトレンドがDAC機能を組み込むことであったため、CX-10000もCDX-10000搭載相当のDACを内蔵した。また、デジタルパラメトリックイコライザーやDSPによる音場創造機能などの最先端デジタル機能もふんだんに搭載され、ハイエンド“デジタル”プリという新たなカテゴリーに挑戦した製品だった。

これが、裏目に出たのだ。DAC搭載は一時のブームで終わり、その後は、以前のトラディショナルなアナログプリが主流となった。改めてハイエンドデジタルプリ分野への新製品の登場は、CX-10000登場から20年後、アキュフェーズDC-300を待つこととなる。

もし、CX-10000が、CDX-10000のDACではなく、10000番シリーズのフォノイコHX-10000と同等のフォノイコを内蔵したピュアアナログプリとしてリリースされていたのなら、アキュフェーズの名器C-280Vをも超えるフォノイコ搭載プリの傑作として現在でも相当な高値で取引されていたことだろう。

実際、CX-10000のライン入力の鮮度は抜群で、最新のハイエンド機にも引けをとらない。DAC搭載と言うことでピュア志向のオデオファイルの評価は低いが、アナログラインの音質を聴けば腰を抜かすことだろう(笑)

、、、という訳で、本日は、CX-10000の実力の片鱗をお聴かせしよう!

聴かせるといっても、例の自己マン生録(笑)、ハンディレコーダーQ2HDによるスピーカーからの出音生録なのだが・・・まぁ、小生の拙い文章でああだこうだと書き連ねるよりも、“百聞は一聴にしかず”だろう!

今回は、あえてアドバンテージのあるライン入力ではなく、評価の低い?デジタル入力からのサウンドを録ってみた。入力側(トランスポート)のクオリティが高ければ、DAC入力でも十分に素晴らしい音が体感できると踏んだからだ。

最初に聴いていただくのは「荒井由美」。そう、ユーミン。何故か? 特に理由はない(爆)

イメージ 4

ベスト盤『日本の恋と、ユーミンと。』より「海を見ていた午後」をチョイス。

CX-10000の抜群の透明度と高SN比が分かる一曲だ。1974年と40年以上前の楽曲なので、当然アナログマスターによる収録だが、CX-10000で聴くと、マスターテープのヒスノイズが鮮明に浮き彫りになるのがQ2HDの録音でも分かる。

高域の透明感溢れる華やかな響きは、まさに“ヤマハビューティー”と呼ばれたヤマハならではの個性だ。

Umiomiteitagogo / Yumi Arai

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: YAMAHA CX-10000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10




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もう一曲、ユーミンでオマケ自己マン録り!(笑) 最近、とみに思う「あの日にかえりたい」(爆)

この楽曲、意外と低域のエネルギータップリで肉付けも良のだが、それを再生するのは難しい。
殆どのシステムでハイバランスの鳴りをするが、CX-10000では弾力的な低音を聴かせてくれる。
自己マン生録では、少々高域がシャリついて聴こえるが、実際は滑らかでヌケが良い。

曲のエンドで、うちのカミさんが健康サンダルでフローリングの上を歩く音が盛大に入っている・・・(汗)

Anohinikaeritai / Yumi Arai

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: YAMAHA CX-10000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10




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イメージ 5

ユーミンに続いて聴くのは、やはり女性ヴォーカル!(笑)
だって、コレを聴くためにオデオやっているのだからしょうがない(爆)

“お仕事”では殆ど女性ヴォーカルに触れることがないので、趣味のオデオでは徹底的に“歌姫命”なのだ(笑)

中森明菜嬢のニューアルバム『歌姫4』を聴こう。先日「長い間」を録ったので、今回は「ハナミズキ」と「雪の華」をチョイス。いずれも、しっとりとしたバラードで、低く押し寄せてくるような明菜嬢のヴォーカル、そのリアリティの再現性が最大の再生ポイント。

「雪の華」では、バックのアコースティック器群の質感も良く、響きの美しさは特筆モノ。
明菜嬢のヴォーカルが少々細身のなるのが気になるところだ。
このあたりは、MC-2500BKやクレルのKMA-100MK兇箸料箸濆腓錣擦鵑曚Δ上手く再現できるだろう。


Hanamizuki / Akina Nakamori

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: YAMAHA CX-10000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10



Fuyunohana / Akina Nakamori

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: YAMAHA CX-10000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10




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どうだろう、CX-10000の実力の一端は聴いていただけただろうか。

今回、CDX-10000と一緒にオク出しすることも考えたが・・・
“ヤマハビューティー”サウンドの極みに達したCX-10000、なかなか手離し難い魅力がある。

当面は、拙宅システム1軍の古参プリとして、このまま頑張っていただくことにしよう!

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