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難敵!?柴田淳10thアルバム 『バビルサの牙』の食し方♪

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いやはや、師走の忙しい中、追い討ちをかけるようにPC&ホームネットワークが大クラッシュ、いつもにも増してバタバタの年の瀬である! そんな訳で、すっかり、待望のしばじゅんニューアルバムを聴くのが遅くなってしまった・・・

今宵は忘年会の谷間、やっと聴くことができた(笑)

そう、『あなたと見た夢 君のいない朝』以来、1年9ヶ月振りとなる待望の10thオリジナルアルバム『バビルサの牙』である。なんとも珍妙なタイトルだが、その所以は前回の“しばじゅんに恋して♪”記事で触れたとおりだ。


『バビルサの牙』柴田淳

1. 王妃の微笑み
2. 反面教師
3. 白い鎖
4. 牙が折れても~ instrumental ~
5. 車窓*テレビ朝日系木曜ミステリー「科捜研の女」主題歌
6. 哀れな女たち
7. ピュア
8. 愛のかたち
9. 横顔
10. 記憶


本作の聴きどころは・・・

●反射率の点でCD-DAの規格から外れた純プラチナ(Pt1000)反射膜を敢えて採用したプラチナSHMの音質

●初期プロデューサー、坂本昌之氏と澤近泰輔氏のコラボによる“柴田淳の初期衝動への回帰”とは如何に?

いわば、オデオ的な側面と、音楽的な側面、両面で非常に気になるアルバムである。

まだまだ個別の楽曲について聴き込めてないので、数回聴いたざっくりとした感想を書いておこう。

まず、試聴に際してのオデオシステム選定。

当初は、リリース元自ら「オーディオ愛好家に捧ぐ、ハイエンドなCD再生機用ディスク。レアメタルの最高峰から生まれた、“規格外”の音」と豪語するぐらいなのだから、当方としても、可能な限りディスクから音を引き出せる組み合わせを検討した。

その流れは、エソテリックP-0(+エソテリックG-0dRb) → dCS Purcell → dCS Delius → Jeff Rowland D.G. Coherence → Pass Laboratories Aleph 2 とした。スピーカーはもちろんJBL K2。

う~む、、、どうもしっくりこない。他のしばじゅんアルバムでは天上の歌声を奏でてくれるのが、本作では、ヴォーカルは立つものの、楽曲によっては(#3白い鎖など)バックが消えそうなか細くヴォーカルとのバランスがよくない。妙に高音質を強調したアレンジばかりが耳につく。

プリを、より明瞭で闊達なサウンド描写の Jeff Rowland D.G. Synergy に変えてみたが、効果は薄い。

そこで、音質の要であるプリをいろいろと聴き比べしながら、源流のCDシステムを様々検討をしたところ行き着いたのが、 マークレビンソンNO.31L → マークレビンソンNO.30.6L → マークレビンソン ML-7A → Pass Laboratories Aleph 2 である。パワーアンプ前までは、全てレビンソンでの構成だ。

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プリでは他にもいくつか候補が上がった。

ヴォーカルに部類の相性の良さを発揮する Cello Encore Preamplifier や、骨太でガッツ溢れるマークレビンソンJC-2、音像の彫が深く切れ味抜群のアキュフェーズC-280V、甘美な響きがしばじゅんヴォーカルと相性抜群のGOLDMUND MIMESIS7.5、しばじゅんの甘く切ないファルセットを再現させたら右に出る者がいないKRELL PAM-3、等々・・・

非常に迷ったが総合力では、ML-7Aが本作『バビルサの牙』にベストマッチのプリアンプである。

改めて、ML-7Aの潜在能力の高さに驚かされた。

オールレビンソンでは、そのネームバリューから、どうしてもLNP-2やLNP-2L、ML-6L等のメジャープリに目が行きがちだが、音質そのものだけに耳を傾けて語るならば、ML-7A(L)がオールドレビンソンプリの中では図抜けたサウンドクオリティを有している。

これは、実際、LNP-2LとML-6ALを自宅に持ち込み試聴して実感したことだ。

もし、現在、LNP-2やLNP-2Lの導入を検討されている方がいらっしゃれば、是非、購入する前に一度、ML-7A(L)を試聴することをすすめる。LNP-2やLNP-2Lは、その経年からか、なかなか上玉に出くわす可能性が低い。本質的な音の良さや経年劣化の少なさ、メンテの安心感等を鑑みるに、No.1オールドレビンソンプリはML-7A(L)としたい。

マークレビンソンペアのCDシステムは、薄くなりがちなバックのエネルギー補完し、音像の温度感や密度感を2ステップほど引き上げて、音楽の流れにダイナミズムを与えることができる。プリとのマッチングは流石である。帯域バランスや音場描写、音像描写など、見事に同じベクトルの音調である。

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さて、実食!!!

初期プロデューサーが携わっての原点回帰的な事前のアナウンスがあったため、ドリーミュージック時代の初期アルバムをイメージしていたが、それは、見事に裏切られた(笑)あの頃の、シンプルで洗いざらしの木綿のTシャツのような着心地の良さ~耳馴染みの良さは本作には無かった。これは、曲想にしても、歌詞にしても同様だ。

といって、新たなしばじゅん像が構築されているかというと、それも危うい。

#1、#2、#6あたりで、その模索が見えるが、完成の域にまでは達していないように思う。

個人的に好きな楽曲が#3、#7から最終#10までの流れ。#5はドラマの主題歌だが、当たり障りの無いしばじゅん節。悪かろうはずがないが、前アルバム収録の「あなたの手」のような心打つ感動は無い。

#3、しばじゅんらしい美しい大バラードだが、何故かバックの音が引き篭もり過ぎだ。ヴォーカルばかりが主張してバランスが悪い。何を思ってこのようなミキシングにしたのか甚だ疑問である。『COVER 70’s』で聴かせた、あのモリモリとパワフルなバックはどこにいってしまったのか。これは、拙システムだけのことだろうか。

#7はヴォーカルとピアノのミニマムな2ピース構成。ヴォーカル、ピアノ、いずれも実在感のある音像に録れている。ヴォーカルに僅かに付加されたエコーがしばじゅんの生声の美しさを更に引き立て心に沁みる。高音の滑らかさと伸びやかさを捉えたしばじゅんのヴォーカルパフォーマンスは、本アルバムでも白眉の出来だ。

、、、と音楽的な側面に関してはかなり手厳しいことも申し上げたが、音質的には流石である!

ヴォーカルの質感、高域の伸び、きめの細やかさ、滑らかさ、リアリティ・・・どれをとっても、しばじゅんのヴォーカルとしては過去最高峰の出来だ。まぁ、これが、プラチナSMHの効果なのか、レコーディングクオリティが向上したための効果なのかは判別不可能だが。K2HDマスタリングの効果も大だろう。

例のしばじゅん独特のファルセットは美し過ぎるぐらいの音像描写。微細な声の振幅が感情の起伏とクロスするぐらい、歌唱と情感がシナジー効果を生み、見事なリアリティのヴォーカルを聴かせてくれる。

インスト曲#4のピアノも素晴らしく美しい。空間に抜けるピアノの響きが極上のグラデーションを描きながら減衰する。ピアノの音粒の輪郭は明瞭ながらも適度に丸みを帯びて心地よい。この点は、レギュラーのCD音質を越えた部分かもしれない。

ただ、ここまで録れるのであれば、DSDでSACD化したほうが、音質的な魅力は遥かに大だと思うのだが・・・

だた、音質の面でも諸手を挙げて「サイコー!」とは言えない。

どうも、本作の企画初期段階でオデオ的に高音質路線を前面に打ち出していこう、という意図があったのだろうか。諸々アレンジ面で、聴き手に「どうだ!エエ音だろう!!」的な仕掛けを施している点、少々鼻につく(笑)

このあたりは、熟練のオデオファイルならば、一聴、感じることだと思う。例えば、ヴォーカルのエコーを、フッ!デリートして声の生っぽさを演出したり、Chセパレーションを意識したSEを散りばめたり・・・そう、ハイレゾを意識した演出過多なのだ!

もっとシンプルに、妙ちくりんなアレンジ(失礼!)に頼らずとも、しばじゅんのヴォーカルを真摯に録るだけで、十分に高音質感は伝わるものだ。、、、あれあれ、どうも、今回は厳しいレビューしか出てこない(笑)アマさんのレビューを拝見すると、皆さん、絶賛の嵐のようだが・・・

まぁ、軽率な判断はよろしくない。 もうちょいと聴き込んでみることにしよう!

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中森明菜復活記念!45rpm/12-inch AKAITORI NIGETA × EMT XSD15 生録り!♪

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でるのか!? でないのか!!?

はい!この方、ご存知、80年代を代表する歌姫、中森明菜嬢のことである!

古今東西、舶来国産、ジャンル問わず女性ヴォーカルフェチがイチオシ(しばじゅんはニオシ!)の歌姫ということで、拙ブログでもたびたび特集記事?を組んできたが、メディアから姿を消してから4~5年は経つだろう。

それが、今年の紅白には出るかもしれないというのだ。もちろんサプライズ枠であるが。

オフィシャルには、まだ何の発表もないので、まだまだフィフティフィフティかもしれないが、もし本当ならば・・・エライこっちゃ!! 小生、紅白は全く興味がないので見ない人間ではあるが、30年ぶりに見てもよいかな、と思ってしまう(笑)

そうそう、薬師丸ひろ子嬢も初出場するみたいだし!(爆)


中森明菜、紅白内定 録画出演か 大みそかの第65回NHK紅白歌合戦に、ストレスで体調を崩し活動休止中の歌手、中森明菜(49)の出演が内定したことが10日、分かった。体調面を配慮して、録画での出演になるとみられる。

明菜は現在、日本と米国を行き来しながら、来年1月に発売予定の新シングルとカバーアルバムをレコーディング中。関係者によると、来年1月に放送予定のNHK「SONGS」も、海外で撮影を進めているという。

紅白出演に明菜を動かしたのは、11月15日に放送された「SONGS」だった。2009年に放送された「SONGS」の再編集ながら視聴率5・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。「今年の紅白の指揮を執っているのが、この番組の担当プロデューサー。明菜サイドと交渉を進めていたようです」と芸能関係者。

どんな形であれ、明菜が歌う姿は注目を集めることは間違いない。



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Business Journal 12月21日(日)19時12分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141221-00010003-bjournal-ent

中森明菜、49歳の試練と不安 紅白出場期待でのしかかる“過酷すぎる”プレッシャー

2010年以降、公の場に姿を現していない歌手・中森明菜が、大みそかの『第65回 NHK紅白歌合戦』で復帰するという情報が飛び交っている。一部メディアでは「出演はすでに内定している」とも報じられているが、いまだ正式な発表はされていない。

8月に発売された中森のベストアルバム『オールタイム・ベスト オリジナル』『オールタイム・ベスト 歌姫(カヴァー)』(ユニバーサルJ)は、合計25万枚の売り上げを突破するヒット。さらに中森の特集を組んだ『SONGS』(NHK)が平均視聴率5.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と同番組としては高い数字をマーク。これらの要因も中森の『紅白』出場を後押ししているとみられている。さらに、昨今のテレビ事情も中森復帰機運高まりの大きな要素となっていると、テレビ局関係者が明かす。

「最近のテレビ視聴者は40~50代が中心で、この層向けの番組ばかり。そのため、40~50代が青春時代を過ごしテレビ黄金時代だった1980年代の人気アイドルが番組に頻繁に呼ばれています。その中でトップアイドルだった中森は是が非でも出演してほしい人物。まして4年以上テレビに出ていないというファンの飢餓感も、視聴者に訴える要素のひとつ。『紅白』という大舞台は中森にふさわしい復帰舞台です」

しかし、これほどまでに期待されると、中森にかかるプレッシャーは半端ではない。音楽関係者が話す。

「世間は80年代の全盛期の中森をイメージしており、『紅白』であの時代の歌声を披露してくれるものだと期待しています。『SONGS』も80年代の中森特集でした。これは、中森にとっては嬉しい半面、厳しすぎる要求でもあります。80年代のような歌声を取り戻せなかったゆえ、90年代や2000年代は昔ほどのヒット作に恵まれなかったわけです。もちろん、調子の良い時は当時と変わらない声量で歌えることもありましたが、そのような場面は少なかった。来年50歳を迎えますし、まして4年も公の場に出ていないのに大きな期待を掛けては酷だと思います。中森は今まで持ち上げられては手のひらを返されるという経験を何度もしてきました。その怖さは誰よりもよく知っているはずですから、『紅白』に出演するなら万全の態勢で登場すると思います」

中森にはぜひとも、NHKや世間の身勝手ともいえる期待を重圧に変えることなく、歌い遂げてほしいものだ。



まぁ、実際のところ、本当に出演するのか否か、かなり微妙なようである。

そこで、誠に勝手ながら、「中森明菜復活記念!」と題し、応援の意味もこめて、自己マンの拙システム生録りをしてみた(笑) 例のハンディレコーダー ZOOM Q2HDを使ってスピーカーからの出音を生録っちゃう、というやつだ!

今回は、初めてアナログ音源の再生出音を録ってみた。

アナログのフォノ系はテクニクスでいく。拙宅には、クレル、チェロ、レビンソン、アキュ、サンスイ等々、強力で魅力的なフォノ部を搭載したプリが常駐しているが、とりわけ、テクニクスのプリアンプ SU-C7000+MCトランス SH-305MCのサウンドが好きだ。

SU-C7000を語るとき、松下製の超絶ボリュームやバッテリー駆動ばかりにスポットがあたりがちだが、内蔵フォノイコの出来も相当なものである。MCトランスやヘッドアンプは搭載してないため、MC再生は外部のMCトランス等とのカップリングとなるが、アモルファスMCトランスの SH-305MCとの組み合わせは絶妙である。

テクニクスらしい繊細で透徹、その情報量の多さに加え、音粒一つ一つがエネルギーに満ち溢れているため、出音に煌めくような躍動感がある。テクニクスのプリといえば、ワイドレンジで優れた特性を有しているが、薄口で平坦なサウンド、というイメージが強いが、SU-C7000は別格である。サウンドの魅力度から言えば、同じバッテリー駆動の名プリ、ジェフのコヒレンスに比肩し得る魅力を有している。

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試聴ディスクは、オデオファイルの間でも高音質盤で知られている45rpm12インチシングルの「赤い鳥に逃げた(AKAITORI NIGETA)」を聴く。 ご存知、松岡直也の手による大ヒット曲、「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」の異名同曲異歌詞曲である。

パルシヴな パーカッションの打音が強烈なエネルギーを伴って放出される。パーカッションやブラスセクションが渦巻く音の洪水の中で、如何に、明菜嬢のヴォーカルを溺れさせず流されず、浮き立たせるかが再生のポイント。パーカッション・ソロ部での音の立ち上がり立ち下がりのスピード感、鮮烈さも聴きどころである。

プリアンプ以外は、パワーにパスラボのアレフ2、アナログプレーヤーにヤマハGT-2000Lパルテノン仕様(爆)、肝となるカートリッジには、質実剛健なパワープレイを期待してEMTのXSD15をあてがう。

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いつものことであるが、良質なイヤフォンやヘッドフォンでの試聴をおススメする。音量は大き目がよろしい。

AKAITORI NIGETA / Akina Nakamori (45rpm/12-inch)

Recorder ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Technics SU-C7000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Analog Player: YAMAHA GT-2000L
Amorphous MC Transfomer: Technics SH-305MC
MC Cartridge: EMT XSD15



さて、どうだろう。XSD15の本領発揮か!? 

今回は、なかなか、エエ塩梅に録れたと自己マンである!(爆)

この調子で(どの調子じゃ!(笑))、今年の紅白では是非とも明菜嬢のご尊顔を拝し、
魅惑の歌声~あの明菜ヴィブラートに酔いしれたいものだ! 

待っているぞよ、明菜嬢!!!

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いて座のなめちゃん仙人の運勢 (2014年12月26日)

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いて座のなめちゃん仙人の運勢は55点! (2014年12月26日)

総合:
新たな表現方法に取り組みたい日です。このところ、誰かに遠慮して、自分の本当に好きなことをしてこられなかったのでは? 今日は、周りの応援を感じられる出来事があなたの気持ちをしっかり支えてくれて、大いにやる気が湧いてくるでしょう。広い世界には実にさまざまな可能性があふれています。自分が近い将来、何ができそうか、何をしたいのかを優先して。古い目標や理想などにとらわれずに、自分のイメージを大切にしましょう。

恋愛:
自分の決断に自信がもてず、他の人のアドバイスに振り回されそう。特に年上の意見には注意を。自分ひとりの考えで行動したほうが、恋がうまくいく暗示があります。もっと自分に自信をもって、あなたらしい恋をしましょう。

金運:
懐(ふところ)具合を考えもせず、衝動買いの誘惑がつきまといそう。気をつけて。

仕事:
今までライバル視していなかった人物が頭角を現します。出遅れないように注意。

ラッキーアイテム:ワイヤーラック
ラッキーカラー:赤
ラッキースポット:体育館
ラッキーレジャー:月や星をながめる
ラッキーグルメ:いかそうめん


 
 懐具合を考えもせず、
衝動買い!(爆)
 
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ワイヤーラック!(爆爆)
 
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自分の本当に好きなことをしてこられなかったの
では?(爆爆爆) 

2014年〆の1台はコレ!日本に●台の超絶DAC♪

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いよいよ今年、本日を含めてあと4日。

ブロ友諸氏はすでに今年の総括、〆の記事に突入しているようだが、
小生は、ギリギリまで“オデオばか”路線を突っ走ろうと思う(笑)

そんな、“オデオばか”にぴったりの〆は、やはり、〆の1台~新規導入ネタがピッタリだろう(爆)

さて、拙宅のオデオ導入機器~今年の大トリと飾るのは如何なるオデオ機器なのか・・・

紅白の大トリは、松田聖子嬢だそうである。ならば、聖子嬢に匹敵するオデオ機器をご紹介しよう(笑)

米国はボストンを本拠地として最先端の医療機器も手がけていた超絶デジタル軍団が立ち上げた幻のハイエンドメーカーVIMAK(ヴィマック)社のDAコンバーター、VIMAK DS-1800MK兇任△襦!

しかも、ただのDS-1800MK兇任呂覆ぁ9馥發任録台、いや1台かもしれない。輝かしいピアノブラックの筐体を見にまとったスペシャリティモデル~ブラックリミテッド仕様である。

小生、御馴染みVIMAKの定番~グレーカラーのスタンダードモデルは幾度か国内オデオショップでも見かけたが、このブラックモデルは写真でしか見たことがなかった。記憶では、輸入代理店のノアでは扱っていなかったと思う(違っていたらゴメン!)。

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このDS-1800MK供⊆造蓮△垢任棒曠屮蹈阿撚薪戮眦仂譴卦事化もしているDS-2000MK兇猟鏥,砲△燭襦上級機のDS-2000MK兇魄ν僂靴討い襪里法何故、敢えて弟機を導入したのか?

実は音質的に言うと、DS-1800MK兇硲庁咫檻横娃娃娃唯豊兇肋絏軸愀犬任聾譴譴覆い里澄

DS-1800MK兇硲庁咫檻横娃娃娃唯豊兇梁腓な違いは、DS-2000MK兇特許デジタル/アナログハイブリッド型のボリュームコントロール機能を搭載したデジタルプリの機能を有しているのに対し、DS-1800MK兇魯轡鵐廛襪複庁腺鍛欝’修里澆任△襪海函

また、デジタルセクションは両機とも独自のデルタ・シグマ型と1ビットPDM・DACの組み合わせたオリジナル仕様であるが、DS-2000MK兇128倍オーバーサンプリング処理、DS-1800MK兇64倍オーバーサンプリング処理となっている。

価格から言えば、DS-2000MK兇165万円、DS-1800MK兇115万円と、かなりの開きがあるが、音質的な優劣は感じず、むしろクオリティは同等である。音質よりも、むしろ、音色の違いで語るべき両機であろう。

雄大なスケール、強靭で破壊力のある低音、圧倒的な情報量を誇るDS-2000MK供▲好肇譟璽箸拍菽、音楽信号に対するレスポンスの良さではDS-2000MK彊幣紊離イックレスポンスが魅力なDS-1800MK供△修鵑淵僖侫ーマンスの違いが聴き取れる。

拙宅では、これまでDT-1000+DS-2000MK兇離汽Ε鵐匹某譴い靴譴討たが、今回、DS-1800MK兇導入されたことで、数少ないVIMAKシリーズ(現行チャイナVIMAKを除く)のCDトラポとDACをコンプリートすることができた。

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まぁ、なにぶん、メディアへの露出が少ないVIMAK、実際に聞かれた御仁はほとんどいないだろう。

小生が知る限りでは、ステサンの小コマを除いて、DS-1800MK兇紹介されたのは、別冊ステレオサウンド・セレクトコンポシリーズ11「CDプレーヤー大研究」ぐらいである。これも、小生が愛用しているVIMAKのCDトランスポート・DT-1000とのカップリングで紹介されている。

本来、価格的には(DT-1000、150万円)、DS-2000MK兇箸離ップリングが王道であろうが、CDトラポ+純DACという考え方から、DS-1800MK兇箸料箸濆腓錣擦砲覆辰燭里もしれない。

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当時、日本国内ではノアがセールスプロモーションにそれほど力を入れていなかったのか、広告としてもそれほど多くのメディアに露出することはなかったが、海外ではマークレビンソンやワディア、クレルデジタルと並ぶハイエンドデジタルメーカーとして絶大な支持を得ていた。

実際、物量主義で音の完成度を極めたレビンソンや、DSPのアルゴリズムで音の頂点を極めたワディアやクレルとは、また異なる唯一無二の魅力がVIMAKにはある。そのサウンドは、過去にも、現行にも、近似するサウンドが見当たらない。

VIMAK最大の特徴は、なんといっても、圧倒的なヴォーカルのリアリティ、そして驚くほど滑らかで豊かな響きの弦楽である。特に女性ヴォーカルとヴァイオリンのサウンドは天下一品の出音を誇る。これまた陳腐な言い方で申し訳ないが、極上のアナログサウンドに相通じるまろやかで瑞々しい音色を感じさせる。

↓コレは、珍しい、海外のVIMAK DS-1800MK教事広告である。

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さて、ここで恒例?の自己マン生録大会である!!(爆)

今回録ったのは、ブロ友びーわんさんの記事でも紹介されていた薬師丸ひろ子の30周年記念ベストアルバム『歌物語』だ! 紅白初出場、おめでとう!ということで、これまた、先日の明菜嬢記事同様、季節モノ紅白ネタを取り上げてみた!(爆)


[Disc-1] SONGS&STORIES
デビュー30年にわたるヒット曲と、オリジナルアルバム未収録のレアトラックで構成。
1981年より2011年までの歌手活動のストーリーを綴る。

セーラー服と機関銃(オリジナル・バージョン)  [映画「セーラー服と機関銃 >」主題歌]
   作詞:来生えつこ/作曲:来生たかお/編曲:星 勝 *シングル(1981/11/21)
探偵物語 [映画「探偵物語 主題歌]
   作詞:松本 隆/作曲:大瀧詠一/編曲:井上 鑑 *シングル(1983/5/25)
すこしだけ やさしく [TBS「わくわく動物ランド」テーマ曲]
   作詞:松本 隆/作曲:大瀧詠一/編曲:井上 鑑 *シングルカップリング(1983/5/25)
メイン・テーマ [映画「メイン・テーマ 主題歌]
    作詞:松本 隆/作曲:南 佳孝/編曲:大村雅朗 *シングル(1984/5/16)
Woman“Wの悲劇”より [映画「Wの悲劇」主題歌]
   作詞:松本 隆/作曲:呉田軽穂/編曲:松任谷正隆 *シングル(1984/10/24)
あなたを・もっと・知りたくて [NTT「TALK ON THE PHONE」イメージソング]
   作詞:松本 隆/作曲:筒美京平/編曲:武部聡志 *シングル(1985/7/3)
ステキな恋の忘れ方 [映画「野蛮人のように」主題歌]
   作詞・作曲:井上陽水/編曲:武部聡志 *シングル(1985/11/1)
ささやきのステップ [NTT「トークの日」テーマソング]
   作詞:松本 隆/作曲:佐藤 健/編曲:船山基紀 *シングル(1986/10/19)
瞳で話して 
   作詞:松本 隆/作曲:辻畑鉄也/編曲:船山基紀 *シングルカップリング(1986/10/19)
紳士同盟 [映画「紳士同盟」主題歌]
   作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:武部聡志 *シングル(1986/11/24)
ハードデイズ ラグ [映画「紳士同盟」挿入歌]
  作詞:阿木燿子/作曲:梅林 茂/編曲:武部聡志 *シングルカップリング(1986/11/24)
時代 [映画「ダウンタウン・ヒーローズ 」イメージソング]
   作詞・作曲:中島みゆき/編曲:船山基紀 *シングル(1988/7/21)
語りつぐ愛に [ドラマ「水曜グランド・ロマン」主題歌]
   作詞:来生えつこ/作曲:来生たかお/編曲:武部聡志 *シングル(1989/1/25)
風に乗って [NTT「パジャマ・コール」イメージソング]
    作詞・作曲:上田知華/編曲:清水信之 *シングル(1991/1/30)
夕暮れを止めて  
   作詞:風堂美起/作曲:楠瀬誠志郎/編曲:清水信之 *シングルカップリング(1991/1/30)
僕の宝物 [映画「わさお」主題歌]
   作詞:玉城千春/作曲:海田庄吾/編曲:井上 鑑 *シングル(2011/3/2)


[Disc-2] HEARTS&STORIES
オリジナルアルバムの中からセレクトした名曲で構成。
恋の始まり、恋愛、失恋の痛みと哀しみを経て、強くなってゆく一人の少女の心を綴る。

PRIMAVERA  *「PRIMAVERA」(1991/3/13)より
   作詞:紅葉 降/作曲・編曲:大村雅朗
A LOVER'S CONCERTO  *「LOVER'S CONCERTO」(1989/2/15)より
   作詞・作曲:Denny Randell, Sandy Linzer/日本語作詞:岩谷時子/編曲:武部聡志
紅い花、青い花  *「花図鑑」(1986/6/9)より
   作詞:松本 隆/作曲:細野晴臣/編曲:細野晴臣・越 見晴・小西康晴
DESTINY  *「PRIMAVERA」(1991/3/13)より
   作詞:大貫妙子/作曲:坂本龍一/編曲:坂本龍一・成田 忍
さみしい人にならないで  *「LOVER'S CONCERTO」(1989/2/15)より
   作詞:許 瑛子/作曲:上田知華/編曲:井上 鑑
未完成  *「星紀行」(1987/7/6)より
   作詞・作曲:中島みゆき/編曲:椎名和夫
100粒の涙  *「花図鑑」(1986/6/9)より
   作詞:松本 隆/作曲:筒美京平/編曲:武部聡志
バンブー・ボート  *「夢十話」(1985/8/8)より
   作詞:吉田美奈子/作曲:来生たかお/編曲:椎名和夫
うたかた  *「LOVER'S CONCERTO」(1989/2/15)より
   作詞:吉田美奈子/作曲:上田知華/編曲:乾 裕樹
天に星、地に花  *「夢十話」(1985/8/8)より
   作詞:松本 隆/作曲:筒美京平/編曲:新川博
雨は止まない  *「SINCERELY YOURS」(1988/4/6)より
    作詞・作曲:尾崎亜美/編曲:井上 鑑
雨にさらわれて  *「Heart's Delivery」(1990/3/28)より
   作詞・作曲:飛鳥 涼/編曲:澤近泰輔
元気を出して  *「古今集」(1984/2/14)より
   作詞・作曲:竹内まりや/編曲:椎名和夫
時の贈り物  *「SINCERELY YOURS」(1988/4/6)より
   作詞・作曲・編曲:吉田美奈子


ご存知、名エンジニアの小鐵 徹がマスタリングに携わっている点、オデオファイルなら、誰もが興味津々ではないだろうか(笑)実際、楽曲によってかなりクオリティのばらつきはあるが、驚くほどリアリティの増したヴォーカルが聴ける楽曲もある。

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組み合わせるトランスポートは、敢えて純組合せのDT-1000ではなく、これまたヴォーカル最強系トラポの雄、クレルのMD-1をあわせる。女性ヴォーカルでの質感は、MD-1のほうがDT-1000よりも若干好ましく感じる。同じフィリップスのスイングアームでもCDM3(MD-1)とCDM-9PRP(DT-1000)の違いであろうか。

自己マン生録した楽曲は、ヴォーカルの響きと高域の伸びが光る「Woman“Wの悲劇”より」と、ひろ子嬢のデビュー曲「セーラー服と機関銃」。両曲とも、情報量が多すぎて、ハンディレコーダーのZOOM Q2HDには荷が重かったか(笑)

今回の動画の目玉は、「いつも動かない動画だ!」との厳しい?指摘に応えて(笑)、動画再生の間、終始“動き”が確認できるように録った。何が動いているかは見てのお楽しみである!(爆)

いつものことであるが、良質なイヤフォンやヘッドフォンでの試聴をおススメする。

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Recorder ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-1
D/A converter: Vimak DS-1800MK





さぁ~て、何が動いたか分かったかなぁ~(笑)

音質は・・・まぁ、高域の響きが伸びすぎて、とても録りきれるものではないが、ひろ子嬢のヴォーカルの透明感、そしてググッ!とくる力強さは何となく感じ取れるのではないだろうか!これこそ、VIMAKの底力である!!

・・・ちゅーことで、今年最後の自己マン生録である!!!

JBL K2登攀のベースキャンプ(2014.12.31 現在)♪

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さて、まぁ、なんと書き出せばよいのやら・・・・・(笑&汗) 久々、この書庫の更新である!

今年も残すところあと21時間となった。 早い、早過ぎる!!(爆)

年頭より、不幸があったり、大雪で車がホン!したり、年の瀬にはPCクラッシュや仕事の面で大転換を迎えたりと、なんだかんだ落ち着かない1年ではあったが、ブログのほうは、何とかぶれずにオデオオンリーのブログを貫き通すことができた。

1年の総括ということで、いつもならば、今年1年のオデオ10大ニュース!!なんてのをこれまで書いてきたが、今年は少々趣向を変えて、現在の愛用機器一覧を書き記すことで、今年の総括としたい。

・・・とは言ったものの、この書庫「なめ仙人の現システム」改め「仙人郷の最新オーディオシステム」 、なんと、4年以上もほったらかしのままであった・・・(爆汗)

いやはや、お恥ずかしい限りである。。。

ちなみに、前回、2010年8月最後の更新の際には、以下のような冒頭の一文でスタートしている。

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恥ずかしくてなかなか更新できなかった書庫 『なめちゃん現システム』(爆)
なぜか?・・・前回更新時の記事の冒頭に以下のような記述がある。


「マメに更新しようと思いながら、前回より5ヶ月近くたってしまった・・・」と自戒していたのだが、
今度は前回から8ヶ月以上、経ってしまった。」


えーーーー、今回は9ヶ月も経ってしまった・・・困ったものである(爆)
もう、マメに更新しようなどと、できもしないことは言わないことにしよう(笑)


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いやはや、本当に言葉がない・・・9ヶ月どころか、4年が経ってしまった!!!

この4年間で、愛用のオデオ機器も出たり入ったりで相当数が変わっている。

現有機器数も、4年前と比べたら、少々、いや、大幅に増えているようだ(笑)
今回改めて書き出してみて分かった(爆)

「断捨離するぞー!!」と息巻いていたのに、情けないことである・・・

とはいえ、4年の間に仙人郷を去った機器も結構な台数に登る。

印象深い機種の一番手は、1962年のハイエンド!Mcintosh MX110 Tuner & Preamplifier(笑)縁あって、今は、ブロ友のZジジイさん宅で活躍している!ブロ友に嫁いだといえば、たもchanさん宅へお輿入れした“うに将軍”こと、KRELL KSA-80も記憶に新しい。

デジタル系では、セータのDACシリーズが印象深い。寺島靖国DACの「THETA DS Pro Basic供廖△修靴董▲察璽殖庁腺辰僚限臉とも言える「THETA DS Pro Generation供廖どちらも、濃密濃厚な個性で小生を魅了したDACだ。

他に手放したのが悔やまれる機器の筆頭が、ストレートな出音が魅力のフェーダーBOX、P&G(Penny & Giles)の「PAF-1120W供廖プロ機ならではのエネルギッシュな出音が民生機とは一線を画すステラヴォックスのパッシブ型ボリュームコントローラー「PR2]や、同シリーズのDAC「ST2 96/24」も、できれば手元に残して置きたかった。

まぁ、このような出たり入ったりは、来年も引き続き・・・な感じがする(笑)

さて、それでは、「仙人郷の最新オーディオシステム」全オデオ機器のご紹介である!

ちなみに、4年前にも愛用していた機器には★印をつけた。
また、前回までは記していなかった「オデオ倉庫待機組(2軍)」は●印で記載している。
前回1軍在籍で、現在も手元にあるものの、2軍落ちでオデオ倉庫に控えている機器は★●印で表記している。

いざ、参らん!!!


<プリアンプ>       
マークレビンソン  NO.38SL★
マークレビンソン  NO.26(BAL)★
マークレビンソン  NO.28★
マークレビンソン  ML-10A★
マランツ      SC-5Version2+bb-5Version2★
マランツ      SC-11S1★
ゴールドムンド   MIMESIS 7.5★ 
テクニクス     SU-C7000★
サンスイ      C-2301VINTAGE★
アキュフェーズ   DC-300★
アキュフェーズ   C-280V★
アキュフェーズ   C-280(改)
アキュフェーズ   C-280(オリジナル)
ヤマハ       CX-10000(改・3台目)
セータ       THETA Casa Nova●
クレル       PAM-1
クレル       PAM-3(初期モデル)
クレル       PAM-3(後期モデル)
マークレビンソン  NO.38L
マークレビンソン  ML-7A
マークレビンソン  JC-2 
チェロ       Cello Encore Preamplifier
ジェフ・ロゥランド Jeff Rowland D.G. Coherence
ジェフ・ロゥランド Jeff Rowland D.G. Synergy

<パワーアンプ>
アキュフェーズ  M-1000(×2)★
アキュフェーズ  P-600★●
ソニー      TA-NR1(×2)★
マッキントッシュ MC-2500BK★
クレル      KMA-100Mk供福滷押
パスラボ     Pass Laboratories Aleph 2(×2)
エクスクルーシヴ M-5(×2)●
他に、ブログ未登場のステレオパワーアンプ1台あり

<スピーカー>
JBL K2 S−5500★ 

<スーパーツィーター>
JBL Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405

<CDトランスポート>
ヴィマック     DT-1000★
エソテリック    P-50s★
エソテリック    P-2s★
エソテリック    P-2s(2号機)★
ワディア      WT-2000s★
ビクター      XL-Z1000(改)★
ラックスマン    DP-07★
ソニー       CDP-R1a★
クレル       MD-1★
クレル       MD-1(2号機)
テクニクス     SL-Z1000
エソテリック    P-70vu
CEC       TL-1
ナカミチ      Nakamichi1000mb
マークレビンソン  NO.31L
エソテリック    P-0
カウンターポイント DA-11●
他に、ブログ未登場のCDトランスポート1台あり


<DAコンバーター>
ヴィマック     DS-2000Mk供
アキュフェーズ   DC-91(改)★
マークレビンソン  NO.30.6L★
エソテリック    D-3★
エソテリック    D-3(2号機)★
ワディア      WADIA2000 Version96 Special + DIGILINK40★
ワディア      WADIA2000SH + DIGILINK30(1号機)★
ワディア      WADIA2000SH + DIGILINK40(2号機)★
ワディア      WADIA2000S+DIGILINK40★
ワディア      Digimaster X−64.4★
ビクター      XP-DA999★
ビクター      XP-DA1000(改)★
ラックスマン    DA-07★
ソニー       DAS-R1★
ナカミチ      Nakamichi1000p★ 
ゴールドムンド   MIMESIS10★
ワディア      WADIA2000S(2号機)
エソテリック    D-70vu
カウンターポイント DA10UA●
dCS       Delius
CEC       DA53
ヴィマック     DS-1800MK供

<SACDプレーヤー>
ソニー    SCD-1★
マランツ   SA-1
デノン    DCD-SA1

<一体型CDプレーヤー>
ヤマハ    CDX-10000

<ユニバーサルプレーヤー>
パイオニア  DV-AX10★
パイオニア  DV-AX10(2号機)★
パイオニア  DV-600AV★●
東芝     SD-9500★
東芝     SD-9200★●
ソニー    DVP-S9000ES★
パナソニック DVD−H1000★●

<マスタークロックジェネレーター>
インフラノイズ ORTHO SPECTRUM ABS-9999
エソテリック  G-0d+ルビジウムユニット

<DDコンバーター>
エソテリック  DD10★
エソテリック  DD10(2号機)★
エソテリック  DD10(3号機)
インフラノイズ ORTHO SPECTRUM DR-3000
dCS     Purcell

<サンプリングレートコンバーター>
べリンガー SRC2496★●
べリンガー SRC2496(2号機)★●


<EQ/RTA マスタリングプロセッサー>
べリンガー DEQ2496★●

<MDプレーヤー>
ソニー MDA-JA22ES★●(要修理)

<CDレコーダー>
タスカム CD-RW700★
タスカム DV-RA1000(DVDレコーディング・MAXで192kHz/24bitに対応)

<カセットレコーダー>
ソニー TC-K555ESA★(要修理)
ソニー TC-K333ESJ★(要修理)

<アナログプレーヤー>
ヤマハ GT-750★
ヤマハ GT-2000L(+オリジナル強化電源)


<カートリッジ>
デンオン      DL-103LC供
オーディオテクニカ AT10G RD★
オーディオテクニカ AT33ML/OCC★
オルトフォン    MC20Super★ 
オルトフォン    MC20Super(2号機)
シュアー      M44★
オーディオテクニカ AT-36E
オーディオテクニカ ATN-140Ea
オーディオテクニカ AT-F3
オーディオテクニカ AT-33PTG
デンオン      DL-301
オルトフォン    MC-ER (ERIK ROHMANN) SIGNATURE
オルトフォン    SPU-Gold GE
オルトフォン    Kotrapunkt a
EMT       XSD15 

<MCトランス>
テクニクス     SH-305MC

<バッテリー駆動パワーレギュレーター>
J1プロジェクト  THE J-1 PROJECT PPR-100


<スピーカー(パワーアンプ)セレクター>
ラックスマン AS−55★

<バランスラインセレクター(プリ用)>
ラックスマン AS−45★

<RCAラインセレクター(プリ用)>
オーディオ・デザイン ALS−3★
オーディオ・デザイン ALS−3(2号機)★
オーディオ・デザイン ALS−3(3号機)
オリジナルセレクター ×2台

<ヘッドフォン>
AKG K240 STUDIO★

<ケーブル>
PAD、MIT、ワイヤーワールド、シルテック、オルトフォン、etc.


【AV系】
<アンプ>         
ヤマハ DSP−AX1★

<LDプレーヤー>     
ケンウッド LD−Z1★●

<センタースピーカー>
オンキョー モニター500×2★●

<スーパーウーファー>
ヤマハ YST−SW160★●

2014年12月31日 現在


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まぁ、よく集めたものだ!これほど集めたのは小学生の頃の切手収集ぐらいだろう(爆)

最後に仙人郷オデオシステムの全景諸々をお見せして、今年の〆としたい。

全体画像は直近の撮影画像、個々の機器画像は、これまで撮影した画像で構成している。

それでは、皆様、良いお年を♪

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Happy New Year 2015 - 仙人郷より愛をこめて - ♪

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あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年も宜しくお願い申し上げます。
 
仙人郷より愛をこめて。
 
2015年1月1日
なめちゃん仙人

2015年新春~女性ヴォーカル聴初式♪

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いやいや、久々、仙人郷に帰還することが出来た!

昨年末、記事にも書いたように、年始から少々仕事が変わり、その引継ぎ&挨拶回りで四苦八苦していたのだ。

昔から拙ブログ読者ならば、毎年、小生が仕事始めの2日に30~40件の挨拶回りで、愚痴をこぼしていたのをご記憶の方も多かろう(笑)、、、が、今年はその比ではなかった。予想はしてたのだが・・・

年始3日間で200件以上の挨拶回り! まぁ、小生は若い衆の立てたスケジュールに乗って、東奔西走、ただ挨拶をするだけなのだが、数があるだけに分刻み、いや秒刻みのスケジュールでトイレに行く時間もない!!小生はアイドル歌手ではないぞよ!!!(爆)

願うは、ただ一つ、挨拶の相手方がいないことのみ(笑)不運?にもいらっしゃって5分10分話しをしようものなら、その後は、全速力で走って車に乗り込み、降りて、またダッシュ!! 元旦に、御節とお神酒で貯蓄されたカロリーが、あっという間に消費されてしまった。・・・うん!?健康には良かったのか!(爆)

という訳で、今年に入ってオデオに灯が燈ったのは本日初(汗) やはり、聴きたいのは小生オデオのプライオリティである“女性ヴォーカル”が絶必。今宵は、2015年新春、女性ヴォーカルの出初式ならぬ“聴初式”だ!

昨年末から新たに購入したタイトルを中心にご紹介する。

まずは、コレ!

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もはや大御所の雰囲気さえ漂う、歌姫ノラ・ジョーンズのSACDコレクション限定6枚組ボックス(完全生産限定BOX)『Box set, Limited Edition』だ。エンジニアのケヴィン・グレイが新たにリマスタリングした1st~5thの5枚のオリジナルアルバムに2012年にリリースしたカヴァー集『カヴァーズ~私のお気に入り』を加えた6タイトルをSACD化しBOXとしたものだ。

ご記憶の方もいらっしゃるかもしれないが、一昨年購入したノラ・ジョーンズの超重量盤200gLP6枚を収めた『Norah Jones The Vinyl Collection on Limited Edition 200g 6LP Box Set』のSACDバージョンである。
200Gramの感動! Norah Jones / The Vinyl Collection ♪

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アマさんの「内容紹介」は、こんな感じ。



ノラ・ジョーンズの名作を高音質で!!!ノラの最新作までの名作をSACDボックスで発売!
世界の歌姫ノラ・ジョーンズのスモーキー&ハニーなナチュラル・ヴォイスが高音質で聴ける!

【限定ボックス/輸入国内盤】 SACDハイブリッド6枚組
※在庫がなくなり次第、終了となります。品切れの際はご了承ください。

2002年のデビュー以来、常に第一線で活躍し続ける世界の歌姫 ノラ・ジョーンズ。
これまでにリリースした5枚のアルバムは全世界で4,000万枚以上のセールスを記録!
そんなノラのオリジナル・アルバム5作に加え、ボーナス・ディスクとして、ノラ・ジョーンズの原点ともいえるノラの好きなアーティストの楽曲カヴァーをおさめた、
『COVERS』がすべてSACDハイブリッド盤となり、6枚ボックス・セットの輸入国内盤として登場。

*解説、歌詞対訳付き
<収録アルバム>
■1st『ノラ・ジョーンズ』 2002年2月発表
大ヒット曲「ドント・ノー・ホワイ」収録のノラ・ジョーンズの世紀のデビュー作。グラミー賞8冠。
ノラ・ジョーンズはこの一枚で世界の歌姫となった。(全世界2,200万枚のセールスを突破し、今世紀で2番目に売れたアルバム)
アリフ・マーディンによるプロデュース。

■2nd『フィールズ・ライク・ホーム』 2004年4月発表
「サンライズ」がグラミー賞ベスト女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンスを獲得した2作目。
ノラ・ジョーンズとアリフ・マーディンによる共同プロデュース。

■3rd『ノット・トゥ・レイト』 2007年2月発表
ナチュラルな時間が流れる――
全曲ノラ・ジョーンズのオリジナル&共作で綴られた3作目。

■4th『ザ・フォール』 2009年11月発表
“新章のはじまり"を告げた4作目。プロデューサーにジャクワイア・キングを迎え、新しいバンド・メンバーをフィーチャー。
ライアン・アダムス、ジェシー・ハリス等と共作。

■5th『リトル・ブロークン・ハーツ』 2012年発表
せつなく、鋭く、強く、美しく― 愛し傷つく心を歌う最新作。
デビュー10年目を迎えた世界の歌姫ノラ・ジョーンズがグラミープロデューサー、デンジャー・マウスと組んだ意欲作。

[ボーナス・ディスク]
■『カヴァーズ~私のお気に入り』 2012年発表
スモーキー&ハニーなナチュラル・ヴォイスに包まれる名曲たち。
祖母や母親の影響で音楽に囲まれていたノラの愛すべき宝もののような楽曲カヴァー集! ノラの原点を探るのに欠かせないノラのフェイバリット・ソングス!



小生、1stの『Come Away With Me』は、既に国内盤SACDハイブリッド盤を有しており、この1枚ばダブるのだが、やはり、全アルバムSACDで聴いてみたい! DENON DCD-SA1を新規導入したので尚更である!!

まぁ、そんな訳で、ガッツリ大人買い!、、、が、写真のようにシュリンクがかかったままの未開封(汗)

オイオイ!それじゃ、“初聴式”になってないだろう!!、と、自分でツッコミと入れておこう(爆)

200gアナログ盤を聴く限りでは、ケヴィン・グレイのリマスター効果はかなり高い。全域で音場&音像ともに密度感が増し、より低重心でドッシリとしたサウンドに変化を遂げている。結果、個々の楽器やノラ嬢のヴォーカルが一層ナマナマしく感じられる出音となった。

このSACD盤にも、同様の効果が大いに期待できよう!

、、、気を取り直して、、、ホントウの“初聴式”、いってみよう!!

それは、この歌姫!

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拙ブログご来訪の熱烈なオデオファイルで女性ヴォーカル好きならば、もう既に耳ダコの歌姫かもしれない(笑)

各々アルバムが優秀録音盤として評価の高いウィリアムス浩子嬢である!

昨年後半から現在まで、女性ヴォーカルの試聴ソフトとして、かなりの頻度で拙宅プレーヤーの上で踊ったのが、ウィリアムス浩子嬢の一連のアルバムだ。なかでも、『MY ROOM side1』は極めて高音質の逸品である。

非常にコンパクトな空間(部屋)で、ヴォーカルとギターのデュオというミニマム編成を収録したものだが、ギターの木目細やかな響き~アコースティック感、実在感タップリでナマナマしく艶やかなヴォーカルは一聴に値する。

このディスクを再生して、フッ!と目の前からスピーカーなどのオデオ機器が消失し、ギターの馬場孝喜と浩子嬢がホログラフィックのように表出したら、そのオデオシステムはかなりのレベルに達してると言えよう。

拙宅ではどうか?おかげさまで、昨秋以降のゼッコウチョー!具合は続いているため、文句無し!である(笑)

まだ、未聴の御仁は、是非一度、『MY ROOM side1』を聴いていただきたい。他にも、珠玉のバラッズ12曲を収めた『a time for Ballads』、映画音楽のスタンダードを収録した『From The Movies』やミュージカルからのスタンダードナンバーを収録した『From The Musicals』もオデオ的、音楽的完成度の極めて高い作品である。

女性ヴォーカル好きのオデオファイルならば買って損なし! 仙人が保証しよう!!(爆)

で、歌姫とえいば、忘れてならないのがこの“歌姫”だ!

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昨年末、紅白に電撃参戦、小生をはじめとする明菜嬢フリークを狂喜乱舞させた歌姫・中森明菜嬢である!

そのヴォーカルが何処まで回復しているかが懸念されたが、紅白で披露された新曲「Rojo -Tierra-」の歌声を聴く限りでは、完全復活と言ってよいヴォーカルであった。全盛期の歌声に、更に深みやコクが加わったような熟成されたヴォーカルを聴かせてくれた。

2008年にリリースされた『フォーク・ソング~歌姫 抒情歌~』や、2009年リリースの『フォーク・ソング2 ~歌姫哀翔歌』を聴いた時は、正直、もうあの艶かしくパワフルな明菜嬢のヴォーカルの復活は絶望的と思った。それほど、酷いヴォーカルであった。

よくもまぁ、あれほど回復したものである。相当優秀なヴォイス・トレーナーがついたのだろう。

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で、実際、聴いているのがコレ。

昨年リリースされ、好セールスを記録した『オールタイム・ベスト ‐歌姫(カヴァー)‐ 』。

もちろん、歌姫シリーズは単発からリマスタリング三枚組みのスペシャルBOXまで全てコンプリートしているので、いまさら買う必要のないアルバムだが、ここは明菜嬢ファン、レコード会社の戦略に乗ってやったぞ!(爆)

また、1月28日にリリースされる『歌姫4 -My Eggs Benedict-』の予習もかねて聴きこんだ(笑)

もちろん、拙オデオの出音は、こちらもゼッコウチョー! どうにも、こうにも、何を聴いても満足度が高い。どうやら、昨年導入したスピーカーケーブルのオーディオクエストK2が実働300時間を越えてエージングが完了、本領を発揮し始めたのかもしれない。

思い通りの出音が得られず悩まれている、ごく一部の読者諸兄!誠に申し訳ない!!許されよ(笑)

『歌姫3』では、相当歌声の劣化が感じられ、聞くに堪えぬ楽曲もあったが、復活したヴォーカルならば、今回の『歌姫4』は期待できる・・・ような気がする。まだまだ、実際に聴くまでは、一抹の不安があるので・・・まぁ、大いに期待しよう!!

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■『歌姫4-My Eggs Benedict-』収録曲
  1. スタンダード・ナンバー(南佳孝)
  2. 真夜中のドア(松原みき)
  3. Lovers Again(EXILE)
  4. 長い間(Kiroro)
  5. ハナミズキ(一青窈)
  6. 愛のうた(倖田來未)
  7. fragile(Every Little Thing)
  8. 接吻(オリジナル・ラブ)
  9. そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸)
  10. やさしいキスをして(DREAMS COME TRUE)
  11. 雪の華(中島美嘉)


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しかし、まぁ、この出音ゼッコウチョー!の今ならば、あの“アーティスト”の歌声を十全に鳴らせるかもしれない。

今まで、一度も拙ブログ記事には登場してこなかった、あの“アーティスト”!

マイフェイバリット具合では、しばじゅん、明菜嬢以上とも言える、あの“アーティスト”!

どうしても上手く再生できず、小生オデオの鬼門となっていた難攻不落の、あの“アーティスト”!

時は熟したり!! 久々に、チャレンジしてみようと思う! 次回、記事を待て!!(爆)

難攻不落のCANDIES、遂に撃破!♪

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さてさて、前回の記事が忘れられてしまわぬうちに、回答編UPだ!(爆)

前回記事の最後に記したのは・・・

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今まで、一度も拙ブログ記事には登場してこなかった、あの“アーティスト”!

マイフェイバリット具合では、しばじゅん、明菜嬢以上とも言える、あの“アーティスト”!

どうしても上手く再生できず、小生オデオの鬼門となっていた難攻不落の、あの“アーティスト”!

時は熟したり!! 久々に、チャレンジしてみようと思う!

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しかして、その実態は!!・・・・・・・・・・・・・CANDIES/キャンディーズ!!!(弩爆)

1973年に鮮烈デビュー、1978年に伝説の後楽園球場ライヴで電撃解散したスーパーグループであ~る!!

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当時、小生は、完全洋楽志向で、“聴く”より、むしろ“演る”ほうがメイン、1日8時間はギターにかじりついていた時期であった。もちろん、聴くのは専ら、舶来のロック、ジャズ、クロスオーバー(フュージョン)など。所謂、日本の歌謡曲=J-POPは縁遠い存在であった。

そんな中、唯一5年間、聴き続けていたのがキャンディーズだ。

確かに、熱烈な洋楽フリークのなかにも、例外的にキャンディーズを聴いてヤツは結構いたように記憶している。それは、楽曲のクオリティの高さ、サポートミュージシャンの凄さ、そして、何と言っても、グループとしての抜きん出たヴォーカルセンスが挙げられよう。

しかしながら、これまでリリースされてきたオリジナルLP、そして僅かなタイトルのCDは、残念ながらオデオ的クオリティが高くはなかった。故に、これまでの拙オデオシステムでは、小生が“生”で記憶している、あのキャンディーズのパフォーマンスが再現できなかったのだ。

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まさに、難攻不落のキャンディーズ城!(笑)

、、、上手く鳴らせないもどかしさからか、いつしか、聴くことさえ疎遠になってしまった・・・

と、ここで、冒頭の文章につながる訳だ(爆)

昨今、ゼッコウチョー!の環境で聴けば、納得のいくキャンディーズを聴かせてくれるのではないか・・・

チャレンジの試聴ソフトとしてチョイスしたのは、一番最新(だと思う)のベストアルバム、2枚組み全38曲を収録した『GOLDEN☆BEST/キャンディーズ』(2012年リリース)を聴く。

このベスト盤、これまでのベストCDとは明らかに音質が違う。全体にSNが良好、ヴォーカルの分離感や鮮度の向上が聴き取れる。オフィシャルの情報はないが、明らかに何らかのリマスタリングを施してあるに違いない。

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アマさんレビューは、こんな感じ。

Amazonレビュー

70年代の伝説的なアイドル・グループ、キャンディーズの決定版ベスト。デビュー・シングル「あなたに夢中」(73年)からラスト・シングル「つばさ」(78年)までの全シングルA面曲を完全網羅したディスク1、シングルB面曲やアルバムの人気曲、さらには幻のリミックス・メドレーまでを収録したディスク2からなる2枚組で、ビギナーからマニアまで幅広くオススメできる好内容だ。活動期間はわずか5年間で、同じく70年代に活躍したピンク・レディーみたいに超メガ・ヒットを量産したわけでもないけれど、それ以上に人々の記憶に残る存在だったことは確か。女性アイドル・グループの雛型(ひながた)ともいえるポップでキャッチーなナンバーがそろっている。 (木村ユタカ)

さて、全38曲の中から、何を聴こうか?

キャンディーズの楽曲で小生が1番好きなタイトルは?と聞かれれば・・・・・これは、迷うことなく「わな」である!

解散する前年、1977年にキャンディーズ16枚目のシングルとしてリリースされた楽曲だ。キャンディーズブレイクの立役者として「年下の男の子」や「春一番」等のスマッシュヒットを手がけた穂口雄右が、10th「夏が来た!」以来、久々に作曲編曲を担当した作品である。

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「わな」が好きな理由は、大きく2点ある。

まずは、全18曲のシングルで唯一、小生ご贔屓のミキちゃんがセンターでメインヴォーカルをとったこと(笑)

そして、もう一つはバックに強烈無比の腕っこきミュージシャンが参加していたことである!

この「わな」では、驚くことに、後に伝説のフュージョンバンドとなるPARACHUTE(パラシュート)(1979年結成)のメンバーがバックサポートに入っている。

パラシュートからは3人のメンバーが参加している。ドラムは林立夫。この名にピン!ときたら、かなりのJ-POP通(笑) 「氷の世界/井上陽水」、「ひこうき雲/荒井由実」、「A LONG VACATION/大瀧詠一」など、J-POP史に残る名盤に多くその名を刻む凄腕ドラマーだ。

ギターには小生のEギターの師匠(と勝手に言っている)と仰ぐ松原正樹。その昔は、ハイ・ファイ・セットのバックバンドをつとめたこともある超絶テクのスタジオミュージシャンだ。そのテクニックは、世界でもトップクラス。所謂、ハードロック系の早弾きとは次元の異なるテクを持ったギタリストだ。

そして、パーカッションの斎藤ノブ。浅川マキ、ユーミンの一連のアルバムに参加、中島みゆき、吉田拓郎、渡辺貞夫らのツアーミュージシャンとしての活動も多い。その実力は国内随一とも言える。ちなみに、夏木マリの旦那でもある(笑)

この「わな」のレコーディングには逸話がある。

リズム録りの当日、交通機関の遅れでドラム林立夫が田町のアルファスタジオへの現着が大幅に遅れてしまい、スタジオの時間制限もあったため、ドラムレスのままでリズム録りをしたそうである。リズム録り終了直後、林立夫が到着し、すぐさまドラムレスで収録されたリズムにかぶせる形でレコーディング、見事、ワンテイクでOKだったそうな。

実際に演られた御仁なら分かると思うが、楽曲全体のグルーヴ感にかかわるドラムを最後にかぶせるレコーディングなどあり得ないだろう。林立夫も凄いが、ドンカマのリズムでノリをキープした松原正樹と斎藤ノブらの演奏もたいしたものだ。この逸話を聞いて、さらにこの「わな」という楽曲が気に入った。

「わな」再生のポイントは、まず、張りのある高音域が魅力のミキちゃんのヴォーカルを如何に伸びやかにヌケ良く再現できるか。また、松原正樹の腰の入った太いギターを如何にアグレッシヴに鳴らせるか。そして、キャンディーズの最大の魅力である、三人のハモリの巧みさを如何に鮮明かつ滑らかに聴かせることが出来るか、である。

プリにジェフのコヒレンス、DACには新メンバーのヴィマックのDS-1800MK供■達張肇薀鵐好檗璽箸魯レルMD-1、パワーはパスラボのアレフ2、スピーカーはもちろんJBL K2 S5500である。

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いいねぇ~~~~(笑)

松原正樹のギタートーンが逞しく咆哮する。斎藤ノブの切れの良いパーカッションやキーボードが鼓膜を擽る。三人のヴォーカルはバックに埋もれることなく、グンッ!と前へせり出してくる。これまでのキャンディーズは、どうも平面的でバックの演奏とヴォーカルが横一列に並び、音楽的立体感に乏しかった。低音もそこそこ充実したエナジーを感じるので、音楽が立体的に展開する。

今回の試聴では、それぞれの音に芯があり、スピーカーからの音離れも良い。ベタッとスピーカーにへばり付かず、個々の楽器が、三人のヴォーカルがソリッドな響きを伴って明瞭に定位する。パワーアンプをクレルのKMA-100MK兇砲えると、ソリッドな響きの中に、独特の柔らかさやしなやかさが加わり、これはまた魅力的なキャンディーズである。

コレまで不満だらけのキャンディーズも、これならOK!である(笑)

調子エエので、またもや自己マン生録にチャレンジ!(爆) 
スピーカーからの出音をハンディレコーダーZOOM Q2HDで録ってみた。まずは、「わな」。

いつものことであるが、良質なイヤホンで聴いていただけると、より仙人郷のリアリティが伝わるだろう。
ソニーのMDR-EX1000あたりがおススメである。

Wana / CANDIES

Recorder ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-1
D/A converter: Vimak DS-1800MK



調子づいたついでに、もう一曲!(爆)

1978年4月4日、後楽園球場でのキャンディーズ・ラストコンサ、『キャンディーズ・ファイナルカーニバル・フォーフリーダム』の51曲のセットリストのラストを飾る名曲「つばさ」。あの日、後楽園球場にいた5万人の内の一人ならば、涙なくしては聴けまい(爆)

ちなみに、小生も、当日、空前絶後の超大型PAスピーカー180台の直近で爆音を浴びながら涙していた(笑)

Tubasa / CANDIES

Recorder ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-1
D/A converter: Vimak DS-1800MK



どうだろう。強奏パートでもオケやヴォーカルが混濁することなく、各々実在感を持って鳴ってくれる。

難攻不落のCANDIES、遂に撃破である!

もはや、何を聴いても大満足! 

でも、満足ばかりだと、オデオ弄りも終了してしまうのが悲しいところ(笑)

なんとも、痛し痒しであ~る!(爆) 

クレルの軌跡!♪

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なんとか、息をしている。

いや、ホント、よく乗り切れたものだ。

今年に入って、新たな仕事に就いたことは以前記事にも書いたとおりだが、不慣れな仕事に四苦八苦している最中、数年に1回あるかないかの“ややこしいお仕事”が半月の間に3つもバッティングしたのだ!

人間、パニくると、突然、思考停止になることがある。PCでいうところの、メモリー容量不足でフリーズするようなものだ(笑)小生も、この半月、PCに向かいながら「今、何をするところだったのか・・・」と気絶することが何度かあった(爆)

メンタルの強さには少々自信があったが、流石に今回は飯も喉を通らず、毎日、胃薬を飲みながら過ごした(笑)

まぁ、なんとか一部は収束したので、久々の更新である。

とはいっても、今回は手抜き!(爆)次回の記事ネタにつながらる“ネタ”のコピペである。

それは何か・・・これまでの、おさらいの意味をこめて、、、かつて愛用してきた、そして、今も愛用しているクレル製品の数々を、仙人郷での写真を交えながら、クレルの軌跡をふりかえろう。


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アッカHPより抜粋  http://iasj.info/members/acca/

クレルの軌跡

●創立からデビューへ

1979年創立。
1980年1月、処女作KSA-100をラスベガスのウインターCEショーに出品してデビューを飾りました。

そのステレオ・パワーアンプは、手加工ならではの味わいをもったシルキーホワイトのアルマイト仕上げパネルに金メッキ仕立ての止めビスを配するという、それまでにない瀟洒なデザインと、そして、緻密な再現性とエネルギー感を両立させた自然で温かい肌合いをもつ音で、瞬く間に世界のオーディオファイルの心をとらえました。

創立者、そして設計者であるダニエル(ダン)・ダゴスティーノ氏は大学時代に電子工学を専攻、その後海軍で高周波関連に従事。除隊してからはフリーのエンジニアとしてオーディオのアンプからスピーカーまでの設計、測定、クリニックまでの仕事に携わり、70年からはカナダのデイトンライト社で主導的な立場でエレクトロ・スタティック・スピーカーの開発に関わったり、スレッショルド社でエレクトロニクスに携わります。

75年からはイギリスのゲイル社、77年からグレート・ホワイト・ホエール社でアンプの開発を担当した後、独立します。そして十数ヵ月の間、ピュアA級アンプの研究開発に没頭。79年秋に最初の製品試作機が完成し、コネチカットの工場でクレル社の第一歩がスタート。33歳の年でした。

ダゴスティーノ氏夫人のロンディーとたった二人で完成品を組み上げ翌年の1月のCESにはるばる持ち込んだ記念すべき第一号機、ピュアA級パワーアンプKSA-100はまさに大センセーションを巻き起こしたのでした。

オーディオブランドとしては一風変わった<KRELL=クレル>というネーミングは、彼が以前から温めていたもので、少年時代に観て感動したSF映画の傑作「禁断の惑星」(1956年・アメリカ)に登場する惑星の偉大な先住者の名「クレル」に由来します。「クレル」は惑星の地下にほぼ無限のエネルギーを蓄え、高度な文明を築き上げていた。・・・と言う物語に、のちにオーディオの仕事に就きアンプ設計者として苦労を重ねて興した自分の会社と設計するアンプのコンセプトへのイメージをダブらせました。それは揺るぎないエネルギーを生み出す強大な電源をもつ品位の高いA級ハイパワー機の創造だったのです。完成した自らのアンプをまえにして彼は、映画を思い出しながら<クレル>と名付けたのでした。

KSA-100は純A級で100W+100Wの出力を有し、あらゆる出力状態での完全なA級動作を誇りました。

負荷インピーダンス対出力特性のリニアリティーの良さは抜群で、2Ω負荷で380Wを保証するというパワー能力は当時に於いて驚異的。また、電源トランスから独立した完全デュアルモノ・コンストラクション、スペースを十分にとったレイアウト、パワーTRを常時70°Cに保つためのローノイズファン・クーラーの採用、そして厳選したパーツを使用したシンプルなピュア・コンプリメンタリー回路など、粋を凝らした設計でオーディオファイルを魅了しました。


●デビューに続くクレル第一世代

KSA-100に次いで発表されたのは、独立した電源でボリウムまで別々の完全デュアルモノのプリアンプPAM-2。極力単純化したシグナルパス、ハイグレード部品でかためた最高水準のS/Nを誇る高級機です。

ハイエンドのオーディオァイルのみを対象に絞った超高級アイテム・クレルのラインナップがいよいよ始動します。

1986年までの数年間、パワーアンプではKSA-100をベースにしたバリエーションモデルを展開。同一構成で50W+50WのKSA-50、さらには、モノラルタイプのKMA-100,200及びそれぞれのMK2バージョンです。「KMA」タイプは「KSA」の内容をパラレルにして、2Ω負荷でもまさに完璧な安定したパワーリニアリティーを実現しています。

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KSAに比べて、全体に音の立上がりがよりシャープになり低域もさらに締まってエネルギー感が加わり、しかもローレベルでの敏感な反応ぶりで当代最高のクオリティーを備えたパワーアンプの一つと讚えられ、<クレル>ブランドを不動のものとしました。

プリではPAM-2に次いで81年に発表したKRS-1(クレル・リファレンス・スタンダード)で一つの頂点を目指します。完全モノーラルで、アルミ・ブロック削り出しのシャーシーを採用するなど贅を尽くした別電源4ボディー構成のプリアンプは、まさに考え得る限りの最高を極めたと言っても過言ではないでしょう。

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数年後のPAM-3は、こうしたモノーラル機の性能を一つのボリウムコントロールで操作できるステレオ機に於いて追及した意欲作です。いずれもその洗練されたデザインとともに、質感の高い音を評価されています。

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●クレル第二世代

1987年にはいってからのパワーアンプに於ける一大テーマは冷却用ファンの追放でした。いくら静かなファンを使用していたといっても皆無ではありません。リスニング環境のより高いS/Nを実現するためにファンを排除して自然空冷のシステムを全面的に採用することに着手します。

妥協を排し、全てを一から堅実に見直します。結果、2Ω負荷800Wまでをリニアにクリアするためのヒートシンクや電源はとてつもなく巨大化。 それはモノーラルアンプKRS-200として結実し、「超弩級」の名を欲しいままにします。

丁度、アポジーなどの平板型スピーカーがアメリカで主流になりつつあった時期に符合するように低負荷駆動能力を求めてヘビーデューティーになり、それまでのクレル・トーンから、徐々にエネルギッシュで華麗なキャラクターへと変貌します。

しかしその一方で、反動とも言える実用サイズのKSA-200(これは100W以下でA級、それ以上AB級動作)やさらに小型のKSA-80やALTAIR(AB級)などもラインナップも加えられ、幅を拡げます。

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●クレル第三世代

1990年、オート・キャリブレーティングによるA級動作に於けるバイアス切り替えの技術を確立。
実用的なサイズで発熱をセーブ・適正化する自然空冷のA級アンプとしてクレルの現在に至るまでの基幹モデルとなったKSA250では、伸びやかでハツラツとし、安定した力感、音像定位の良さで新しいクレルの魅力を出してきます。

後のMDA-500などのモノラル機ではKSA-250のパラレル化で入力から出力まで初の全段完全バランス構成を達成。出力トランジスターの数は実に48個。因みにMDAとはモノ・ディファレンシャル・アンプリファイアーの頭文字です。

ここまでの間、クレルは比較的短いサイクルで意欲的に新製品を送り出しています。技術的進展に伴った必然のステップアップではあったのですが、それは裏腹に市場での若干の戸惑いを招いた事も一方に於いてまた事実でした。

二世代目、三世代目とゆくに従って、いかにもアメリカのアンプらしく熱っぽく力に溢れた音となり、それなりに魅力的ではあるが、逆に初期のクレルの音の緻密で洒落た味わいが稀薄になってしまった。と言うような批評もあり、一方で反動的な製品とも言えるAB級機のKST-100がそれに対応するプリKSLとともに、逆に新しいクレルの音をもたらしたとして、その空間に浮き立つようなさわやかで暖かな音を高く評価されたこともある、半ば皮肉な時期でもあったと言えるかも知れません。

この頃、一方ではKC-100,200などのMCカードリッジやKPAフォノEQをもリリースし、KSP-7やKBLなどの一連のプリアンプとともにアナログの入り口を増強しています。

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また、1991年発表の高S/N・完全バランス・アクティブクロスオーバー・KBXは若干姿を変えながらも現在まで尚継続されている隠れたロングセラー機です。様々なブランドの様々なモデルのスピーカーに対して、メーカーのソフトウェアに合わせて製作された個別対応のプラグインカードを使用し、最適なクロスオーバー周波数、スロープ、イコライゼーションが正確に得られる優れたシステムです。


●クレル第四世代

少しのインターバルをへて1992年、新シリーズに移行。

KRC,KRC-2など、リモコン対応の高精度アッテネーターを搭載したプリの登場ととともに、新技術によるパワーアンプは覚醒の時期を迎えます。

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バイアス切り替えの技術を更に押し進めたSPB(サスティーンド・プラトー・バイアス)というパワーに応じて5段階にバイアスを切り替えるスライディング・バイアス回路と、1800V/usのスピードで出力段の動作よりも18倍も早く入力信号を検出することで、音楽信号を全く損なわずにSPBをコントロールするアンティシペーターという予測センサー回路、そして、出力トランジスターと同数のトランジスターよる出力段電源・完全レギュレーターの搭載など、技術の集大成を盛り込んだモノラル機の新たなフラッグシップ・モデルとしてクレル・オーディオ・スタンダードKASと姉妹機のKAS2をリリース。

出力トランジスター、レギュレーター・トランジスターの数は各々KASが60個、KAS2が20個。ドライブ能力は1Ω負荷でKASは何と3040W、KAS2でも1400Wに達し、0.1Ω負荷でも安定した動作を保証すると言うもの凄さです。大型機とは思えないしなやかな表情となめらかな抑揚、底力のある深い低音の鳴りっぷりはまさに熟成の薫りと高い評価をうけています。

また、そのコンセプトを大幅に取り込んだステレオバージョンのKSA-300Sなどの穏やかなデザインのSシリーズ・パワーアンプも3機種を揃えてラインアップを拡充させます。

電源の配慮については特筆されます。 クレルの電源トランスはチェロ、マドリガルなどハイエンドメーカーの多くが採用している英国ホールデン・フィッシャー製のトロイダルトランスを徹底した選別で使用。また、特にSシリーズの電源トランスなどは、僅かな振動も許されない潜水艦で使うトランスを作るメーカーのものが採用されています。

もう一つ、クレルの特徴として上げられるのは、いちはやく取り組んだきめのこまかいアップグレード・サービス体制でしょう。マイナーチェンジ・バージョンやマーク2バージョンへのモデル展開に際しては、必ずベーシックモデルからの同一機能へのアップグレード・サービスを行なってきました。ユーザーに常にその時の最新性能の提供を約束する姿勢は、創業以来一貫して変わっていません。

プリアンプの最新作は1995年リリースのKRC-HR,KRC-3の二機種があります。KRC-HRはKRCをベースに、アッテネーターをディスクリート構成によるR2Rとし、オプチカルエンコーダーで動かすトップモデル。また、KRC-3は同様のR2Rアッテネーターに加えて、クレルとしては初めてのカレントモード・デザインを採用する高品位モデルです。


●クレル第五世代

1996年春、初のインテグレーテッド・アンプK-300i(KAV-300i)、そしてSシリーズを全面的にリファインした最新ステレオパワーアンプFPB(Full Power Balanced) 200、300、600の三機種を発表しました。

K-300iはクレルがKASをはじめとするパワーアンプで使っているものと同じカスタムメイドのモトローラ・バイポーラ出力素子を採用する150W/chのパワーステージと、全段アクティブ・ディスクリートのコンプリメンタリA級増幅のプリステージを持つ極めてCPの高いインテグレーテッドです。

また、クレルの新しい顔FPBシリーズは超高速でリニアな増幅を行なうカレント・モード・ゲインステージを採用し、SPB(サスティーンド・プラトー・バイアス)をより有機的に機能させる新SPB-IIを導入。

入力から出力に至る全段完全バランス構成による洗練されたサーキットと、そして、風格の漂うシンプルなコスメティック・デザインは、新たなる<クレル>伝説の始まりを予感させました。

1997年、FPBシリーズをモノーラル化した250、350、650をリリース。

同年、それまでサブ組織として1989年からDACやCDを主体としたデジタル関連製品を開発してきたKrell Digital Inc.を統合。SBP-64X、REFERENCE64などの優れたDACや、MD-1、CD-DSP、KPS-20iなどいまだに愛用者が多く独特の味をもつCDプレーヤー開発の実績を基に再スタートを切ります。

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KAV-300cdを手始めとして、翌年の最高級システムKPS25sに続き、KAV-250cdやCAST電流出力をもつ画期的なCDプレーヤーKPS28cなどを相次いで開発。クレル総体としての新たな展開を促しています。

また一方、1998年にかけては、KAV-250a,KAV-500などのパワーアンプ、サラウンドプロセッサーA+V Standard、インテグレーテッドアンプKAV-500i、3チャンネルパワーアンプKAV-250a/3などを相次いで発表し、“HEAT”ハイエンド・ホーム・オーディオ・シアターのコンセプトを積極的に推進しています。


●CAST技術

1998年、100有余年に及ぶアナログオーディオの歴史を揺さ振る程の一大革命とも言える“CAST”テクノロジーが出現しました。アナログ伝送の形態として唯一無二であったこれまでの電圧信号伝送に代わって、CASTでは電流信号を伝達します。伝送ロス比を数十万分の一に抑えることのできる全く新しいクレル独自のこの方式は、ダン・ダゴスティーノが思いのままに製作する、新しいトップエンド・シリーズ“マスター・リファレンス”の第一作目となる巨大なパワーアンプ“MRA”と、追って発売されたCDプレイバックシステムKPS25scに装備され、無限の可能性を示唆しました。

1999年に入り、そのCASTはFPBシリーズの全てのパワーアンプに搭載され、それらはFPB”c”シリーズとして生まれ変わっています。(200c,300c,600c,250Mc,350Mc,650Mc) HEATシリーズでは新モデルHome Theater Standard を発売。より幅のひろい対応力をアピールしています。

2000年、マスターリファレンスシリーズに究極のサブウーファーMRAが登場。CASTもいよいよ本格化し、FPB”c”シリーズに対応する夢の電流伝送プリアンプKCTとDACの電流出力をダイレクトに電流増幅し出力させるKPS28cが完成。その圧倒的なポテンシャルによって構築される未来的なシステム展開に至るCAST第二ステージの幕が切っておとされたのです。


●クレル第六世代

2000年、スピーカーエンジニアとしても、屈指のノウハウを持つダン・ダゴスティーノがクレルブランド初のスピーカーLAT-1を開発、センセーションを起こします。2001年、KAV-300はiLバージョンとなり、スピーカー第二弾LAT-2とマルチチャンネルパワーアンプ、TAS,KAV-2250,3250そして、初のマルチディスクプレーヤーDVDStandardなどを立て続けにリリースし本格的なホームシアターアイテムの訴求に勤めます。2003年、高音質サラウンドプロセッサー/アンプのShowcaseシリーズと同時に、初のSACD/CDプレーヤーSACD Standardを開発。KAV-300iLはKAV-400xiとなり、圧倒的な支持を集めています。

2005年、LAT-1のアップグレードモデルLAT-1000と、ピュアオーディオの真髄を極めるステイタスモデル
Evolution One/Twoを発表。2006年、Evolutionのテクノロジーを従来のFPBシリーズに波及させる新たなプリ 202,222、パワー402,600,900、デジタルディスクプレーヤー505など一群のEvolutionシリーズを発表。2007年には往年のクレルを彷彿とさせ尚その先をゆく音とC/Pを誇るシリーズ完結モデル”Evolution302″ステレオパワーアンプをリリース。クレルのオーディオマインドとスピリッツが再び大きく開花しています。


●クレル新世代

Evolutionシリーズ発表後、クレルは創立者、D・ダゴスティーノ氏の離脱という大きな転換期に直面します。しかしKAS開発時よりクレル設計開発は、同氏をリーダーとするR&Dチームとして活動して来ました。

多くの独自技術の開発は設計チームでの作業となり、多くの技術者により達成される集大成とも言えるでしょう。

デイヴ グッドマン氏(Dave Goodman)を新たな設計リーダーとする開発チームは、超高速スイッチング機能「インテリジェントHDMI」を携えた新世代AVプロセッサ「Foundation」を2013年CESにて発表します。

ダゴスティーノ氏が推進していた中国での生産を一切中止し、全て本社による生産に移行したのもこの年です。


●iBias Class A テクノロジー

2014年、グッドマン氏は長年の沈黙を打ち破る新たなClass Aアンプ、iBiasシリーズを開発します。ClassAアンプが抱える「発熱」と「大消費電力」の問題に正面から取り組み、この問題を打破する新技術が”iBiasテクノロジーです。

従来の入力信号波形によるバイアス設定では、繋がれるスピーカーの仕様に拘わらずその電流量は決定されてしまう問題を根底から見直し、出力側の消費電流をもモニタリングする事で如何なるスピーカーに対しても最適なバイアス料を設定します。

また効率を上げ、生産コストを抑える事も大きなテーマとなりました。

iBiasシリーズではステレオ、モノラルにそれぞれ2機種のモデルが用意されています。その全てのモデルに使用される躯体は同一とし、またモジュール化されたパワーブロックは組み合わせる数によって出力を決定します。多くのパーツを共有化する事で、高いクォリティ維持と生産コスト低減を達成したのです。

また全て米国クレル本社での生産となるマルチ・チャンネルアンプへもこのパーツを投入。最大7チャンネルまで用意されたマルチ・チャンネルアンプも、全てClass Aアンプへと生まれ変わります。

クレル社の血統を受け継いだデイブ グッドマン氏による新たな製品群は、新世代クレルへの扉を開けたのです。


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というわけで、クレルのお勉強はこれで終わり(笑)

次回は、当然、クレルつながりのネタということで・・・・・次回をお楽しみに!(いつになるのやら・・・(汗))

クレル・レジェンド!幻のCDトランスポート、KRELL MD-10 登場!♪

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さてさて、前回の続き、と言うには間が開き過ぎたが(笑)、まぁ、これだけ日時が空けば、
長々とした前回の記事“クレルの軌跡”もご一読していただけたことだろう(爆)

拙宅に数多あるCDトランスポートの中でも、小生が絶大なる信頼を置いている1台がKRELLのMD-1である。あまりにもお気に入りであるため、万一、NGになったことに備え、予備機を1台、計2台のMD-1が手元にある。

“クレルの軌跡”の中でも触れているように、クレルがデジタルプレーヤーを手がける際、本体のクレル社とは別に立ち上げたクレル・デジタル社からリリースされたクレルCDトランスポートの処女作である。

フィリップス・スイングアームの傑作CDM3を搭載、分厚いアクリル削り出しのリッドを備えたトップローディング、筐体四隅に配された特殊なサスペションによるフローティング構造のコンストラクション等、アナログプレーヤーの視点からデジタルプレーヤーを徹底的に解析し構築した名器として、いまだに後発ハイエンドプレーヤーの追随を許さぬパフォーマンスを有している。

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ここで、本題には入る前に、クレル・デジタル社の製品ラインナップを整理してみよう。

クレル・デジタル社も途中からコスト的に効率の悪いアクリルリッドを備えたトップローディングを廃して、一般的なトレイローディングのCDトランスポートになるのだが、ここでは、トップローディングでリリースしていた時期のCDトランスポート(CDプレーヤー)とDAコンバーターを時系列で挙げてみる。

<KRELL DIGITAL>

1989 SBP-64X   18bit/X64 DSP  DAコンバータ 1,980,000円

1990 MD-1   CDM3  CDトランスポート 1,120,000円

1990 MD-2    CDM1Mk2  CDトランスポート  (日本未発売)  

1990 SBP-32X   18bit/X32 DSP  DAコンバータ 800,000円

1991 CD-DSP  18bit/X32 DSP/CDM1Mk2  CDプレーヤー 850,000円

1992 STEALTH  18bit  (日本未発売)

1992 STUDIO   18bit/X32 DSP  DAコンバータ 950,000円

1993 STUDIO2  18bit/X16  DAコンバータ 600,000円

1993 REFERENCE64  18bit/X64 DSP  DAコンバータ 2,850,000円

1993 MD-10   CDM4  CDトランスポート  (日本未発売)

1993 MD-20   CDM1Mk2  CDトランスポート 1,150,000 円

クレルデジタルのラインナップは、スタートより、トップモデルのCDPとDAC、そして、エントリーモデルのCDPとDACという構成でリリースされてきた。例外的に、エントリーモデルのMD-2とSBP-32Xを合体させたCD-DSPが唯一の一体型トップローディングCDプレーヤーとして存在する。

トップモデルとエントリーモデルの違いだが、CDトランスポートでは搭載されるフィリップス・スイングアームメカの違い、DACではオーバーサンプリング次数(SBP-32Xは32倍、SBP-64Xは64倍オーバーサンプリング)の違いが大きな差異と言えよう。

特に、CDトランスポートでのドライブメカによる音質の差は大きく、CDM3搭載のMD-1とCDM1の廉価ドライブCDM1Mk2を搭載したMD-2とのサウンドクオリティの差は、価格以上に大きい。一時期、MD-1とMD-2を併用していたが、結局はMD-1しか使わなくなり、MD-2は早々に手離すこととなった。

第一期CDトランスポートのMD-1とMD-2の後継機にあたるのが、第二期モデルのMD-10とMD-20である。トップモデルのMD-10はMD-1のCDM3に変わりスイングアームドライブ史上最強最高のメカと絶賛されたCDM4を搭載している。エントリーモデルのMD-20は、前作MD-2同様、CDM1Mk2搭載機だ。

この第二期モデル、前述の表にもあるように、エントリーモデルのMD-20は国内発売されたが、何故かトップモデルのMD-10は国内未発売であった。日本発売されていれば、MD-20が115万円であることから察するに、おそらく、150~200万円位、名器の誉れ高いマークレビンソンNO.31L(CDM4インダストリアル搭載、170万円)の良いライバル機になったでろう。

日本ではレジェンドと化したこのKRELL MD-10、実は何としても入手したいモデルであった。

、、、で、本題!!(爆)

遂に入手したのだ! キズひとつない極上モノである!! 当然、US仕様115Vだ。

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以下、日本でも数台あるかないか、の貴重なMD-10の御姿である! 上のMD-1と比較していただきたい。アクリルリッドはMD-1のスモークタイプではなく、クリアタイプ。音質的には外光の遮蔽率が高いスモークタイプのほうが優れているのだろうが、見た目の美しさはクリアタイプが凌ぐ。

更にこのMD-10、デジタルアウトもスタンダード仕様のMD-10プラスアルファのオプションを搭載している。標準のAES/EBU、RCA、TOS、STの4種に加え、スペシャルチューンされたST端子が1系統加わり、計5系統のデジタルアウトを装備する。

MD-1のスタンダード仕様でRCAとTOSの2系統、オプションでST1系統の計3系統(拙宅MD-1はST搭載)と比較すれば、充実度が増している。AES/EBUが新たに増設されたもの◎だが、極めて優れたデジタル伝送スピードを誇るSTが2系統もあるのは嬉しい限りだ!

その音質は、まさにMD-1のDNAを受け継いだ正当進化系である。

超低域から超高域までの圧倒的な情報量、中域の密度感の高さはそのままに、全域での解像度、透明度が一段と向上、音像描写は、より鮮明で濃密、極上の音楽を奏でる要素をすべて備えたトランスポートへと進化している。

ただ、音場空間におけるフワッと漂う産毛のような空気感、柔和な語り口はMD-10よりもMD-1のほうが得意のようだ。これは、CDM3とCDM4のドライブメカが持つ根源的な音質の違いかもしれない。

で、早速、いろいろと聴いているのだが、出色の出来はヴォーカルの音質。

MD-1もヴォーカルに特化すれば、エソテリックのP-0やP-70vuといったVRDS系を凌ぎ、ヴィマックのDT-1000、マークレビンソンのNO.31Lと並び拙宅トラポ三英傑であるが、此度、MD-10が加わり、ヴォーカル四天王となった(笑)

で、特に凄さを実感したディスクがコレ!

一説では、ブロ友の皆さんがこぞって購入したという(笑)、中森明菜嬢の『歌姫』シリーズ最新作、
『歌姫4 -My Eggs Benedict-』である!

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『歌姫4 -My Eggs Benedict-』

01. スタンダード・ナンバー(南佳孝)
02. 真夜中のドア(松原みき)
03. Lovers Again(EXILE)
04. 長い間(Kiroro)
05. ハナミズキ(一青窈)
06. 愛のうた(倖田來未)
07. fragile(Every Little Thing)
08. 接吻(オリジナル・ラブ)
09. そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸)
10. やさしいキスをして(DREAMS COME TRUE)
11. 雪の華(中島美嘉)

商品の説明

シリーズ累計150万枚以上の売上を誇るカヴァーシリーズ<歌姫>の最新作リリース決定! !
毎回異なる趣きの選曲が話題の『歌姫』シリーズですが、今作のコンセプトは“ザ・ラブソング"。
70年代後半~2000年の名曲が選曲されており、原曲の素晴らしさに引けを取らない、強い歌心が響きわたる明菜ワールド全開のラブソング集になる予定です。
このコンセプトを、1枚のお皿を愛らしく彩る対の“エッグ・ベネディクト"になぞらえ、よりイメージが膨らむようなタイトルにしました。
優雅なサウンドアレンジが特徴的でこれぞ“歌姫明菜、復活"といえる作品になります。
初回限定盤はDVD付(DVDの内容は未定です。)

、、、だそうだ。

この『歌姫4』、音楽的にみても、オデオ的にみても、『歌姫3』とは一線を画する出来栄えである!

音楽的には、千住明がトータルアレンジ/プロデュースした『歌姫』~『歌姫3』とは全く異なった仕上がりとなっている。11曲中9曲をギタリストの鳥山雄司がアレンジを担当、ジャズ&ラテンフレーヴァーを色濃く反映させたカッチョええ仕上がりとなっている。

これまでの『歌姫』はどちらかと言えば、原曲に近いアレンジで、そこに千住明らしい哀愁を帯びたストリングスを付加することで、独特のアキナワールドを形成していたが、『歌姫4』は、原曲の持つスピリットは大切にしながらも、更に高次のレベルで原曲を昇華し、見事なオリジナリティが誕生している。

これは、カヴァー云々というレベルを遥かに超越しているように思える。

また、#3や#7など、小生もあまり聴いたことのない最近のJ-POPも収録されているため、カバーというよりは、新曲感覚で聴くことができた(笑)ジャズ色を強く打ち出した南佳孝のスタンダード・ナンバーはクール!ゾクゾク!っとくるのは#4「長い間」#11「冬の華」。タマリマセン!(爆)

10代~20代の頃の張りのある伸びやかなヴォーカルでもなく、30代~の情感タップリに歌い上げる「情念の歌姫」時代のヴォーカルとも異なる、なんとも軽やかながら、とてつもなく深みのあるヴォーカルは、明菜嬢ヴォーカルの新たなステージ到来を予感させるパフォーマンスだろう。

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オデオ的にも極めて秀逸。ヴォーカルのリアリティが半端でない。先般のプラチナディスクでリリースされたしばじゅんの『バビルサの牙』もJ-POPのヴォーカルCDとしては相当な高音質であったが、ヴォーカルの濃厚な密度感では『歌姫4』が凌ぐ。ジャジーなホーンセクション等のバックの音質も、これまでの歌姫シリーズとは一線を画する高音質ぶりだ。

例の「セシウム明菜」同様、ユニバーサル・ミュージックからのリリースということなので、マスタリング段階でセシウムクロックを使用したのだろうか。只者ではないヴォーカルに録れている。「中森明菜」の好き嫌いは別として、ヴォーカル好きのオデオファイルならば必聴の1枚であろう!

MD-10よりAES/EBUでdCSのPURCELLに送り、デュアルAES/EBU伝送でdCSのDELIUSでD/A、CelloのENCORE PREAMPLIFIER ⇒ PASS LabsのALEPH2で聴いたサウンドは絶品!

ハイレゾだ!アナログだ!と騒いでいるのがアホらしくなるほどの超絶リアリティ(爆)

CDでも、これだけの情報量が収められているのだと、正直、小生自身も信じられないくらいの高音質であった。

目と瞑れば、目の前に調整卓が浮かび上がり、ラージモニターの間に配されたヴォーカルブースで、目を閉じて歌う明菜嬢が眼前に浮かび上がるような感覚のプレイバックである! いやいや、鳥肌ものである!!

ここで、また、ハンディレコーダーによるジコマン録りをしようとも思ったのだが、新譜ゆえ、チョイと様子をみることにしよう(笑)その代わりと言っては何だが、オフィシャルに配信している『歌姫4』のティザーPVをUPしておこう。

#4「長い間」。こちらのアレンジ担当は鳥山雄司でなくチェリストの溝口肇。しっとりとアコースティック感溢れる雰囲気のピアノ&ストリングスアレンジが、切々と歌う明菜嬢のヴォーカルを見事に引き立てている。



ついでにオマケ!宣伝!!(爆) 新曲「Rojo-Tierra-」のティザーPVもどうぞ!



いやいや、CD再生、まだまだ奥が深い!小生の知らない未踏の領域が存在するのかもしれない。小生なんぞ、まだまだCDの入り口の音しか聴いていないのかもしれない。今後は、MD-10を武器に、CD再生の全容を追及していきたい思う。

そこまでやるか!KRELL MD-10!今宵は生録り三昧♪

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久々、それほど間を開けずのブログ更新である!(爆)

ネタはもちろん、前回の記事でも大満足ぶりを公開した新規導入CDトランスポート KRELL MD-10である。

ディスクをとっかえひっかえ、相変わらず聴きまくっていたところ、ふと気がついた。

ディスクドライブのフィリップスCDM4がビルトインしてある隙間から、神々しいグリーンの光が見えたのだ。

チョイと覗いてみると、視認できるだけでもグリーンの小ランプが上下2列に14個ほどあるのが見えた。
ひょとすると、見えない箇所にもっとあるのかもしれない。

はてさて、この緑色のランプ群はいったい何のためにあるのだろうか・・・・・

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と、ここで思い出したのが、ソニーが開発した「音匠仕様」ディスクのレーベル面だ。

CDの反射膜を僅かに透過してレーベル面に達するレーザーの赤色がレーベル面で反射し、レーベル面とポリカーボネート面でレーザー光が乱反射しエラーの誘発につながる。このレーザーの赤色を、補色である緑色をレーベルコートすることで抑制しようとしたのが「音匠仕様」である。

また、ディストレイを緑色に塗ると音質向上につながる、ということはCD黎明期からよく言われてきたことであり、拙ブログにご来訪のベテランオデオファイルならば、トライアルされたことがあるのではないだろうか。

レーベル面に置く緑色のディスクスタビライザーも製品化されていたので、ご記憶の方も多かろう。

プロの現場では、三菱化学メディアから緑色の特殊インクをレーベル面に塗布した「GREEN TUNE」なるマスタリング用CD-Rがリリースされている。
http://greentune.mcmedia.co.jp/product/cd.html

先日のしばじゅんのニューアルバム「バビルサの牙」に採用されたプラチナCDは、やはり、反射する不要なピックアップ光(迷光)を吸収する効果のあるという理由で、緑色系のターコイズブルーでレーベル面をコートしていた。

このように、レーベル面に緑色をコート補色することで迷光を抑えようとするケースは多々あるものの、MD-10は、それを反射面にも試みようとしたようだ。これは、凄い試みではないだろうか!

ソフトとしてはポリカーポネート面を緑色にコートする訳にはいかない。ならば、再生機側で、反射面に緑色の光を当ててやることで、レーベル面の緑色コートと同じ効果を狙おう、ということなのであろう。いやはや、KRELLさん、そこまでやるか!、、、である(笑)

まぁ、このような音に良いことは何でもやろう!的発想は嫌いではない!(爆)

実際、その「何でもやろう!」の積み重ねが、MD-10の音の良さに繋がっているのは明白である。

今宵は、そのサウンド・パフォーマンスを少しでも伝えられればと、性懲りもなく、いつもの自己マン生録をやってみた! 例のハンディレコーダーZOOM Q2HDでスピーカらの出音を録音する・・・アレである(笑)

今回は、4つの音原を録ってみた。良質なイヤホンで聴いていただくことをオススメする。

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まず、一発目は、前回の記事でも触れたようにヴォーカル再生が抜群にスバらしいので、ヴォーカルCDの音の良さでは五指に入るであろう、ジャシンタ嬢の『Autumn Leaves』を録ってみた。

楽曲は、#10「Moon River」。ナマナマしいジャシンタ嬢のヴォーカルもさることながら、ケイ・アカギの圧倒的なDレンジを誇る原寸大のピアノサウンドを、如何にリアルに再生できるかが最大のポイントである。

MD-10では、音のパルスに対する追従性が素晴らしく、強烈なアタックも実にスムーズに再現する。ピンと張った高域もストレスなく伸びきる。ジャシンタ嬢のヴォーカルはしっとりとした湿り気を帯びた発声で、息継ぎまでナマっぽくエロい(笑)

Q2HDでの生録でも、その実際のリアルさの十分の一ぐらいは伝わるであろう。

Moon River / JACINTHA
Recorder: ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-10
D/A converter: dCS Delius
D/D converter: dCS Purcell



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つづいては、ロリンズさんの大定番・サキコロ!

拙宅では、石を投げればサキコロディスクに当たる!というほど、CD&AD様々なバリエーションを有しているが(笑)、今回は、紙ジャケでリリースされたxrcd盤を聴いてみた。SACDハイブリッド盤もあるが、そのCDレイヤーよりは、xrcd盤のほうが好ましく感じたので、こちらをチョイス。楽曲は#1「ST.THOMAS」。

小生の経験上、ヴォーカル再現性の高いオデオはラッパも良い。なるほど、MD-10でのサキコロ再生、なかなかである。ロリンズさんのラッパは分厚くエネルギー満点!しかも、高域成分もタップリで良く歌う。タイコやピアノも溌剌として新録のような鮮度だ!

Q2HDでの生録では、開始5~6秒のところでノイズが入るが、検証した結果、Q2HDでの生録時に発生したようである。Q2HD本体かSDカードの不具合であろうか・・・他の3画像では発現しなかったが。。。まぁ、サウンドのほうは、まずまずの録れ具合であろう。脳天に降り注ぐシンバルは少々大人しくなるが、エネルギッシュなラッパの感じは少しは伝わるのではないだろうか。

ST.THOMAS / SONNY ROLLINES

Recorder: ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-10
D/A converter: dCS Delius
D/D converter: dCS Purcell



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イメージ 4

続いて、勇気を出して明菜嬢の新譜『歌姫4 -My Eggs Benedict-』を録ってみた!(笑)
果たして、皆、無事に見れるかどうか・・・それが問題だ! お早めにご試食願おう!!(爆)

楽曲は、前回の記事でも触れた#4「長い間」。
オリジナルは1998年にリリースされたKiroro(キロロ)のメジャーデビュー・シングルである。

むせびかえるように漂う濃厚な空気感。深く沈みながら、軽やかに舞う明菜嬢のヴォーカル。実際の出音は100点満点のMD-10パフォーマンスであるが、Q2HDでの生録では、低域のエネルギーを上手く取り込むことができない。チョイとボアッ!とした音に録れてしまっている。ピアノは飽和気味・・・ まぁ、ハンディレコーダーの限界だろう。

それでも、ムワムワムワァ~と充満する、明菜嬢のフェロモンが何となく感じとれるのではないだろうか(笑)

Nagai Aida / Akina Nakamori

Recorder: ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-10
D/A converter: dCS Delius
D/D converter: dCS Purcell



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最後は、聴き比べの意味も込めて、明菜嬢歌姫シリーズの第一弾『歌姫』を聴こう。

リリースは、なんと21年も前の1994年! 今や、猫も杓子もカヴァー!カヴァー!のカヴァーブームであるが、その元祖的存在は、やはり中森明菜嬢であると断言できよう。ここ最近、チロッとカヴァーを出した連中とは年季が違う(笑)

で、その第一弾から、相当ハイレベルな歌唱が収録されている。今回は、長年にわたって拙システムの試聴曲として聴き続けてきた#2「愛染橋」を聴いてみた。オリジナルはご存知、昭和の歌姫、山口百恵嬢である!

20年以上前の旧録であるが、MD-10とdCSペアが奏でるサウンドは、これまた、実に鮮度が高く、新録のような木目細かくヌケの良いヴォーカルを聴くことができた。単にフレュシュなだけでなく、ヴォーカルは実在感たっぷりで濃密な香りも漂う。部屋全体を包み込むような響きの豊かさも特筆モノだ。

Q2HDでも、その伸びやかで艶のある明菜嬢のヴォーカルの片鱗が聴き取れるだろう。バックのストリングス群の緻密は音粒の輝きも、そこそこの明度で録れているように思える。全体のエネルギーは浅いが、まずまず聴ける自己マン録りである!(爆)

Aizenbasi / Akina Nakamori

Recorder: ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-10
D/A converter: dCS Delius
D/D converter: dCS Purcell



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、、、という感じで聴いていだいた自己マン生録、いかがであっただろうか!?

小生が惚れ込んだKRELL MD-10のパフォーマンスが、少しでも伝われば幸いである!

究極のテレサ・テン、再び! Stereo Sound Flat Transfer Series 第9弾♪

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フェッ~~~~~~~~~~~~~~~ックション!!!!!

花粉前線、北上中!!なぁ~てどころか、ガンガンきているようだ(笑)
先週半ばぐらいから目の痒みと鼻の違和感がはじまった。嫌な季節の到来である!

さて、当方はと言えば、年明けからのバタバタは相変わらずだが、若干、自分で時間をコントロールできるようになってきたので、買い溜めしていたCDソフトを聴きながら、ユルユルとオデオを楽しんでいる。

仙人郷オデオシステムでは、新たな試みが進行しつつあるが、今宵は“CD-R”のお話。

そう、タイトルにもあるとおり、ステレオサウンド誌のマニアックなCD-R企画「Stereo Sound Flat Transfer Series」の第9弾としてリリースされた、テレサ・テンの「空港」’74年ポリドール版/’84トーラス版 がやってきたのだ!

もちろん、送り主は、富山のオデオお大尽こと“Zジジイ”さんだ(笑)

フラットトランスファーシリーズとしては9枚目だが、テレサ嬢としては2枚目のステサンCD-Rだ。しかも、このシリーズ初の「楽曲1タイトル、バージョン違いを2曲収録」と言う、とんでもなく逝っちゃってる企画(爆)

実質、1曲(タイトル)8,640円!! 驚天動地のお値段である!!!

さてさて、コレが如何なるCD-Rなのか興味のある御仁は、以下のステサン・ストア抜粋をお読みいただきたい。

「Stereo Sound STORE」 より抜粋
http://store.stereosound.co.jp/products/detail.php?product_id=2055



テレサ・テン 「空港」’74年ポリドール版/’84トーラス版
型番:UTSCDR-002(DCT-2798)
¥8,640
発売日:2015年2月10日

テレサ・テン「空港」
'74年ポリドール版/'84トーラス版

ポリドール版とトーラス版に聴く歌姫の心

─愛は誰にも負けないけれど
別れることが二人のためよ
どうぞ帰ってあの人のもとへ
私はひとり去ってゆく─

21歳のうら若き乙女は、故国を離れた地でこう歌いあげた。消え去らず繊細な陰影を震わせながらいつまでも耳に残り、言葉の意味をも超えて心に届く美声と音彩。そして10年の時が流れ、乙女は「アジアの歌姫」と姿を変え、再びこの曲を世に放つこととなる。より情が深く、しかし強く抱きしめると壊れてしまいそうなほど儚く、美しく。

ステレオサウンドが愛読者諸兄に特別頒布するフラット・トランスファー・シリーズ第9弾は、前作に続きテレサ・テンさんの名曲、山上路夫氏作詩・猪又公章氏作曲による「空港」を2バージョン収録。1974年に初リリースされたポリドール版と、トーラスレコード移籍後の1984年発売のアルバム「つぐない」B面に新録されたトーラス版とのカップリングとなる。

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アナログマスターを探す際、良好なコンディションで保管されていたトーラス版アナログマスターが発見された。主としてポリドール版が流通する現在では、新たにトーラス版を聴ける機会はないに等しく、今回の企画がなければスポットが当たらなかった貴重な音源である。あらためてユニバーサル ミュージック合同会社の特別な許諾とご協力に感謝したい。

オリジナルマスターはAMPEXの1/4インチアナログテープで、いずれも唯一無二のマスターとなる。今回のディスク制作は前回同様ユニバーサル ミュージックスタジオで行なわれ、エンジニアの吉野謙志氏が全工程を担当している。

再生にはスチューダーA820テープレコーダーを使用。ポリドール版マスターはDCS904によってA/Dコンバートし、一方ドルビーノイズリダクション(ドルビーA)を使用しているトーラス版マスターは、ドルビー361ノイズリダクションユニットを経由したのち、同じくDCS904によってA/Dコンバートしている。最後に英国プリズム・メディア・プロダクツのデジタル・オーディオ・ワークステーション「SADIE6」に直接入力。ここではコンソールを経由せず、オリジナルのクオリティを限界まで追求、再現した作業工程となっている。

CD-Rは太陽誘電社製プロフェッショナル・オーディオのマスター専用CD-R(TYCDR-80SPMPT)を採用、極めて低いエラーレートを特長とする本シリーズの定番ディスクである。CD-R化においては記録品質に徹底的にこだわったプレクスターのCD専用ライター「プレミアム2」を使用しており、吉野エンジニアの手によって一枚一枚が丁寧にスタジオにて書き込まれている。

A/D時の録音レベルは、歌や演奏の抑揚を活かして再現していただくために過度な入力設定は行っていないので、最新のCD等と比べると音量が小さく感じる方もいるかもしれないが、ご自身の聴感上の適正レベルに合わせてお聴きいただきたい。さらに異なるレコーディング条件の2曲をオリジナル品質で伝えるため、収録時のレベル整音は一切施していない。そのため、曲間を異例の7秒に設定した点も補足しておく。

ポリドール版をつぶさに解析して制作されたトーラス版は、可能な限りオリジナルに近いアプローチで挑戦した作品である。ポリドールからトーラスレコードに移籍したテレサさんの全曲を制作した福住哲弥ディレクターによれば、「ポリドール版は東京・港区のサウンド・シティ、トーラス版は香港のソニー・スタジオでレコーディングしています。オケはポリドール版が2チャンネル、トーラス版はマルチトラック録音。使用マイクはノイマンU87です。この2曲を比較するとオケはもちろん、テレサの声質がまったく異なるのがわかるはずです」という。

福住氏がテレサさんに課した4大原則は「(各小節の出だしを)前ノリで歌う。85%の感情表現で歌う。声を前に出す。どんな歌でも明るく響かせる」ことである。「ポリドール版はサビの部分で後ろにズラして歌っている。トーラス版は前ノリで歌い、声には膨らみがある」という技術的な違いも指摘しながら、「日本でデビューして間もない21歳の時には初々しく楚々とした良さがあり、一方トーラス版を録音した30歳の時には彼女の人生観や生きざまが表れた歌い方をしています」と語ってくれた。

10年間で酸いも甘いも嚙み分け、再録音が決定して「いまならこの曲を理解して歌える」と喜んだアジアの歌姫。この2曲にはテレサさんの音霊が今もとどまっているかのようだ。

ふたつの音彩から時代のテレサさんを想起していく7分36秒は、あなたにとって何ものにも代えがたい時になるはずだ。そのために自らの扉をこじ開けて、全身でふたつの世界観を聴きにいく覚悟が必要となろう。

堀切日出晴

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1.空港  '74年 ポリドール版
  アナログ録音
  1974年7月1日発売アナログ盤シングル
  作詩・山上路夫/作曲・猪俣公章

2.空港  '84年 トーラス版
  トーラス版「空港」
  アナログ録音
  1984年1月21日発売LP盤
  アルバム「つぐない」のB面に初収録
  作詩・山上路夫/作曲・猪俣公章



という、なんとも気合の入った?CD-Rであるが、このお値段では、とても個人的には手がでない。

ここは、大英断で購入を決意されえたZジジイさんに“感謝感謝”するしかあるまい!!

さて、実際聴いてみると・・・まだまだ、チョイ聴きレベルなので、本格試聴記は次回にするとして・・・たった1タイトル2バージョンと前述したが、この’74年ポリドール版「空港」と’84トーラス版「空港」では、違う楽曲と言っていいほど、歌唱もバックの演奏も音質も異って聴こえる。

’74年ポリドール版では、つたない日本語で歌うテレサ嬢が初々しい。御歳21歳、声も溌剌としてフレッシュだ。「♪雨に煙った ジェットの窓から」が、「♪雨に煙った チェットの窓から」となる(笑)
これが’84トーラス版だと、ちゃんと「ジェット」になっている。

また、若若しいポリドール版では、「♪見えなくなるわぁぁぁぁぇぁぇぁぇぁぇぁ~」「♪さよなら言うのぉぉぉぉぅぉぅぉぅ~」とオーバーアクション?的なビブラートがかかる。これが、テレサ嬢30歳の熟したトーラス版では、もう少しナチュラルでリラックスした歌唱だ。

音質で顕著な違いは、そのレベル&バランス。

レコーディングレベルはトーラス版のほうが低い。いや、全体が低いというよりはヴォーカルに比してバックの演奏のレベルを落としているようだ。ポリドール版のほうがメリハリをつけて、ヴォーカルを浮き立たせている。とにかく、テレサ嬢の声を聴かせたい!という作り手の強い意思を感じる。フォルテで声が張ったところなどは飽和気味だが、活きがよくダイナミックだ。

トーラス版はポリドール版と比べ全体に地味な雰囲気だが、ヴォリュームを上げた時のテレサ嬢のリアリティはトーラス版を凌ぐ。一定以上のヴォリュームで活きるレコーディングバランスだ。おそらく、Zジジイさん邸の爆音?ならば、トーラス版に軍配が上がるのでないだろうか(笑)

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さて、拙宅にある唯一のテレサ嬢は、マスタリング工程でルビジウムクロックを使用した『ゴールデン☆ベスト テレサ・テン』である。前回のフラット・トランスファー・シリーズ第8弾「テレサ・テン 時の流れに身をまかせ/つぐない」の比較試聴記事でも登場した名盤である!

『ゴールデン☆ベスト テレサ・テン』

1. 空港
2. 雪化粧
3. 女の生きがい
4. 夜の乗客
5. 夜のフェリーボート
6. ふるさとはどこですか
7. あなたと生きる
8. 東京夜景
9. つぐない
10. 愛人
11. 時の流れに身をまかせ
12. スキャンダル
13. 別れの予感
14. 恋人たちの神話
15. 香港 ~Hong Kong~
16. 悲しい自由
17. 悲しみと踊らせて
18. あなたと共に生きてゆく


このルビジウム・テレサ盤、全18曲収録で、なんと!税込み999円!! 確か、期間限定のスペシャルプライスだったと記憶している。1曲の単価は約56円!(爆) ステサンCD-R単価の77分の1である(笑)

ルビジウム・テレサ盤の1曲目にも「空港」が収録されているが、ライナーノーツのクレジットを見ると“1974”と記載されてているため、こちらのマスターは、ポリドール版であろう。つまり、同じマスターでステサンCD-Rクオリティとルビジウム・クオリティとの比較もできると言う訳だ!

さて、ステサン・ポリドール版 VS ステサン・トーラス版 VS ルビジウム・ポリドール版の戦いや如何に!

、、、、、次回、詳細を待て!!!!(爆) 

究極のテレサ・テン、実食! Stereo Sound Flat Transfer Series 第9弾♪

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さてさて、ちょっと間が空いたが(笑)、Stereo Sound Flat Transfer Series 第9弾「空港/テレサ・テン ポリドール版&トーラス版」の実食である!前回の記事で触れたとおり、手元にあるルビジウム・クロックによるリマスター盤『ゴールデン☆ベスト テレサ・テン』収録の「空港」(ポリドール版)とも比較試聴してみた。

今回、ルビジウム盤とステサン盤との比較は、同一マスター(ポリドール版)の「空港」である。故に、その差も非常に微妙なものと想定される。試聴に際しては、その微細な差をも聴き分けられるよう、送り出しの源流(CD再生系)にはできる限り情報量の多い、機器を選択した。

まず、CDトランスポートにはエソテリックP-0(初期ロット)。CDプレーヤーの原器と呼ばれるだけあって、こと、CD再生に関しては、このトランスポートの右に出るものは未だ存在しない。

P-0は調整次第では、現行エソテリックのフラッグシップSACD/CDトランスポート、グランディオーソP1をも超える可能性を秘めている。何と言っても、フォーカスやトラッキング、サーボ等をメニュアルで調整できるのがP-0最大の強みである。それだけに使い手の力量が問われる機器でもあるが。

P-0はマスタークロックジェネレーターのエソテリックG-0dRbによりルビジウム精度のクロック制御を図る。ルビジウム・テレサにはピッタリであろう(笑)P-0からの信号をDDコンバーターのdCS Purcellへ入れ、24Bit/192kHz変換の後、デュアルAES/EBUで、DAコンバーターのdCS Deliusへ入れる。

ステサンのCD-Rも、マスタリング時のADコンバーターにdCSの904を採用しているので、dCSのDDCとDACでのプレイバックは理に適ってているだろう(笑)音色的な整合性の点でも、メリットがある・・・ような気がする(爆)

プリは、源流の情報量を無駄なく色づけなく、また一切のエネルギーの欠損なくパワーに導き入れるため、ジェフのシナジーをあてがう。プリの選択肢としては、同じくジェフのコヒレンスと大いに迷った。低域の底知れぬエネルギー感ではコヒレンスに分があるものの、全域での音の力感や情報量ではシナジーがコヒレンスを凌ぐ。今回は圧倒的な情報量を活かすためにシナジーを選択した。

パワーはシナジーとの相性も抜群、ヴォーカルの熱いナマナマしさは天下一品のパスラボ・アレフ2だ。

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それでは、早速、実聴してみよう。

今回も、スピーカーJBL K2からの出音を、ハンディレコーダーのZOOM Q2HDで生録した。必殺!“自己マン録り”である!(笑) YoTube対応の圧縮音源なので、実際の出音に比すべくもないクオリティではあるが、音源の違いが雰囲気として伝われば幸いである。

良質のイヤホン(ヘッドホン)を使い、大き目の音量で試聴していただくと、より実際の出音に近づけると思う。


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●「空港」 テレサ・テン ( '74年 ポリドール版 『ゴールデン☆ベスト テレサ・テン』 #1より)

Kukou / Teresa Teng (Polydor K.K.) / Rubidium Digital remastering

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Synergy
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-0
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/A converter: dCS Delius
D/D converter: dCS Purcell



動画の冒頭、楽曲が始まる前を長めに録ってみた。

P-0のキュルキュルという動作音が聞き取れるだろう。これは、P-0の動作設定に起因する。音質への影響を避けるため、トラッキング・フォーカス・スピンドルの3つのサーボ回路のゲインをミニマムに設定した結果、P-0がディスクのクオリティに対して極めてナーバスになるため発生する動作音なのだ。

ディスクの面振れ・偏心・フィンガープリント・傷・ブラックドットなどディフェクトの多いCDほど、極少しかサーボ補正をかけていないためP-0の動作音が大きくなる。これは、新品のディスクでも、多かれ少なかれ8割がたキュルキュル音を発生する。つまり、P-0再生時における動作音は、ディスククオリティを図る物差しとなるのだ。

ルビジウム・テレサ盤は、マスタリングのプロセスではルビジウムを使用した高精度なカッティングをしてるのだろうが、プレス工程は、スタンダードなCDと同様であるから、ディスクそのものの物性クオリティが高いわけではない。P-0のキュルキュル音が、それを裏付けている。

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さて、ルビジウム盤の音質だが、40年前に録音された歌謡曲としては、まずまずのクオリティだろう。意識的に音のエッヂにメリハリをつけ、音楽に華やかな雰囲気、イキイキとした躍動感を付加している。子音は強めで少々耳につくが、キリッとシャープな音像描写は、テレサ嬢のフレッシュな歌声を引き立てている。

バックの楽器群は平面的で奥行感に乏しいが、個々の音粒に勢い、パワーがあるので、それなりに楽しめる。微小レベルのノイズ感は、当時の歌謡曲の平均値よりもかなり抑えられており、それなりにルビジウム・リマスターの効果があるように思える。


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●「空港」 テレサ・テン ('74年 ポリドール版 Stereo Sound Flat Transfer Series CD-Rより)

Kukou / Teresa Teng (Polydor K.K. / Stereo Sound Flat Transfer Series NO.9)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Synergy
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-0
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/A converter: dCS Delius
D/D converter: dCS Purcell



こちらも、冒頭、楽曲の始まる前を聴いていただくと・・・・・あのP-0のキュルキュル音が皆無であることが分かるだろう。バカ高いステサンCD-Rではあるが、そのディスククオリティは確かにホンモノである!大量生産プレスの量販CDとは一線を画する高品位なディスククオリティなのだろう。

かつて、民生用CDレコーダーが登場した90年代後半、録音したCD-Rを通常のCDプレーヤーで再生すると、ピックアップの寿命を縮めるという定説?が流れたが、それは、今は昔のお話。当時のブランクディスクは未成熟な生産工程のため、光量不足で精度も低く、CDプレーヤーのピックアップ・アクチュエーターにかける負荷が非常に大きかった。また、CDレコーダー自体の完成度もまだまだ低かった。故に前述のような“定説”が流れたわけだが・・・

現在のハイグレードなCD-Rブランクディスクは、クオリティの面で、通常のCDと同等かそれ以上の性能を有しており、むしろ、粗雑な大量プレスがなされたお隣さん国の海賊盤CDのほうが、遥かにCDプレーヤーにとってはよろしくない。今回のP-0によるステサンCD-R再生は、図らずとも、大量生産されたCDよりも、丁寧にデュプリケートされたCD-Rのほうが高精度なディスクであることを実証したと言えるだろう。

さて、ルビジウム・テレサとステサンCD-R、自己マン録りでは、それほど違いが分からないかもしれないが、実際のスピーカーからの出音では、明らかに音質が異なる。同じマスターなので根本的な音色は変わらないが、ヴォーカルの響きに柔らかさや艶やかさ、有機的な空気感を感じる。ヌケも良い。チョイとキツメに録られたヴォーカルに“優しさ”をブレンドしたような描写だ。

バックの演奏も透明度が増し響きが豊かで、奥行きや広がりもルビジウム盤より出てくる。低域の締まりも良好だ。ルビジウム盤だとバックのオケとテレサ嬢のヴォーカルが、横一列に並んでいるようなサウンドステージであったが、ステサンCD-Rでは、僅かながら立体感が増して、オケ群が気持ち後退、ヴォーカルが前方定位する・・・・・ような気がする(笑)

まぁ、このあたりの微細なニュアンスは、お気軽レコーダーの自己マン録りでは伝わらないかもしれない。


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●「空港」 テレサ・テン ('84年 トーラス版 Stereo Sound Flat Transfer Series CD-Rより)

Kukou / Teresa Teng (Taurus Records inc./taurus / Stereo Sound Flat Transfer Series NO.9)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Synergy
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-0
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/A converter: dCS Delius
D/D converter: dCS Purcell



トーラス版は音源マスターそのものが異なるため、前述の2バージョンとは音質&音色の趣が全く異なる。

ポリドール版でのオケやヴォーカルがグイグイとくる元気の良さがほど良く抑えられ、上質で品の良いウェルバランスな雰囲気で録られている。全域では破綻なく聴けるのはポリドール版のほうだろう。反面、再生する上での面白みに欠ける・・・・とも言えるのだが。

テレサ嬢、10年間での日本語の熟練度は相当増したのだろう、ポリドール版での拙い日本語とは異なり、違和感のない流暢な発音なので、聴き手の耳にスッと入ってくる歌唱だ。録り方も“フツー”、ヴォーカルも“フツー”なので、一聴のインパクトはポリドール版に及ばない。

しかし、オデオ的なディテールを聴くと、高域の解像度が向上しているため、ポリドール版では耳についた子音のキツさが僅かながら緩和している。一番の相違点は、ヴォーカルのグッと厚みの増した中低域の肉付きの良さだ。精度の甘いCD再生系だと、この低音感がダブついた感じに聴こえるかもしれないが、高精度の変換系であれば、質感の高い中低域を味わえることだろう。


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フレッシュで押し出しの良さを感じるルビジウム・テレサのポリドール版「空港」。ルビジウム「空港」に響きの良さと透明感をプラスしたステサンCD-Rのポリドール版「空港」。派手さを抑え上質でスムーズ、一段と品位の増したトーラス版「空港」・・・小生的には、ガツン!と満足感のあるステサンCD-Rのポリドール版「空港」をチョイスしたい。

さて、三者三様の「空港」、読者諸兄はどの「空港」がお気に召しただろうか?

なになに!「オマエの自己マン録りを聴いても、ワカランだろう!!」とおっしゃるそこの貴方!!(爆)

ならば、是非、ルビジウム・テレサ盤とステサンCD-Rを購入いただき、ご自分の耳で確かめていただきたい!

最後に、このような貴重なCD-Rを聴く機会を頂戴したZジジイさんに、深く感謝の意を表したい。

HMVエソラ池袋グランドオープン!・・・の前にEWMお取り寄せ♪

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ずいぶん前の拙ブログ記事で書いたことがあるが、小生、音楽ソフトの購入は店頭で買うケースが非常に多い。

小生、かれこれウン十年間、途中の約5年(大阪勤務)を除いては、勤務地が東京銀座であった。
それ故、CDやLPは大抵、銀座界隈のレコード屋で購入するのが常であった。

30年ほど前であれば、コリドー街近辺ではクラシックやジャズのレコード専門店、西銀座デパート(現在は西銀座(NISHIGINZA)という)には中古CD&LPの大量在庫を揃えたショップや、銀座ハンターという中古ソフト&オデオ屋があった。近年では、銀座東芝ビルにHMVが、銀座インズにはHMVのクラ専門、ジャズ専門、ロック専門エリアがあった。

店頭買いの魅力はなんといっても、店員とのフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションだ。

当時は、必ず各ジャンルのスペシャリストがブースに配置されており、外盤バイヤーとして海外を飛び回っていたスタッフも常駐していたりしたので、ソフトを買う以外の“マル秘情報を得る”という魅力が対面販売にはあった。

、、、時は流れ、20年ほど前から徐々に銀座界隈の小さなレコード専門店が姿をを消していった。また、10年ほど前からは、一時怒涛のように日本上陸を果たした外資系大手ショップが縮小&撤退が始まり、銀座で大規模な複数店舗展開をしていたHMVも全店舗撤退してしまった。現在残っているのは、山野楽器ぐらいだろうか。

これは、銀座に限らず、水道橋~神保町や高田馬場など中古レコードの聖地でもショップ過疎化が加速している。そこそこの規模で新規店舗オープン等の勢いがあるのはディスクユニオン系列ぐらいか。

小生も最近ではすっかり、ソフト購入はアマさんがメイン、ショップで買うのは、仕事の買えり道にあった、HMVルミネ池袋店ぐらいであった。そのHMVルミネ池袋店も数年前に大規模縮小、クラの品揃えでは首都圏随一であった売り場も消失し、いまや、かつての町のレコード屋ぐらいの小面積店舗で売れ筋を売るだけのショップに変わり果ててしまった・・・

もちろん、小生が教えを請いたいような知識を蓄えたショップスタッフも皆無、店員さんは、スピーカーで音楽を聴いたことがないような若い嬢ちゃんや兄ちゃんばかりになってしまった。まぁ、音楽情報はネットの発達により、相当ディープなネタまでWEBで仕入れることができるようになったが、対面販売での丁々発止の駆け引きができなくなったのはツマラナイ。

ところが・・・・・・

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そんな中、このHMVルミネ池袋店も店舗移転とのこと。池袋西口のエソラ池袋に4月8日オープンするそうだ。しかも、嬉しいことに、以前の約1万枚のタイトルを誇ったクラシックコーナーと、マニアックな品揃えとバイヤー厳選のタイトルが光ったジャズコーナーが復活するそうな!!

これは、ヤバイ!また、毎月買うソフトの量が増えそうである!!(爆)

現在のルミネ池袋店は3月29日で営業終了するそうなので、最後に店頭で使える金券を使い切ってしまおうと、いくつかのタイトルを取り寄せした。もちろん、自宅お届けが基本だが、リアル店舗好きの小生としては店頭受け取りのお取り寄せとした(笑)

まずは、コレ!!

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すでに、ジャズ好きのブロ友の間でも話題になっているイースト・ウィンド・レーベル40周年記念でユニバーサルよりリースされた「イースト・ウィンド・マスターズ・コレクション1000」(全72タイトル)だ。

72タイトルの中には、既に所有しているタイトルが相当数あるが、なんといっても今回の再発は全タイトル「DSDリマスター」であることに魅かれた!そして、何と言っても1枚・1,080円というサイフに優しい出血大奉仕価格がまたタマラナイ!!(爆)

ここは、ドド~~~~~ン!!!と全タイトル72枚“オトナ買い”しようとも思ったが・・・・・まだまだオトナになりきれぬ小生、“プチ・オトナ買い”で、とりあえず15タイトルを逝ってみた(笑)

和ジャズを10タイトル、アル・ヘイグ2タイトルに、L.A.フォア2タイトル、アン・バートンが1タイトルだ。L.A.フォアはその昔、オデオ試聴の際のリファレンス盤としてイヤというほど聴きまくったので、是非、DSDリマスター盤を聴いてみたかった。

次回は、グレート・ジャズ・トリオを軸に“プチ・オトナ買い”第二弾を逝ってみたい(笑)

EWMと合わせてヴォーカルものも取り寄せたが、この4タイトル。

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ダイアナ・クラールの新譜(LPを先買いしていた)『ウォールフラワー』にステイシー・ケントのライヴ盤『ライヴ・イン・パリ』、何故かCDは持っていなかったロージーの『サンクス・フォー・ナッシング』、そして、オーストリアはウィーン発の新進気鋭の歌姫・スー・ゲルガーの『クロックス』。

スー・ゲルガーは、美女ジャケと宣材に書かれた一文、「あのプリシラ・パリスの名盤『Priscilla Loves Billie』をぐっとメロウにさせたような空気感・・・」という煽りの乗せられて購入してしまった(笑)ちなみに、まだ聴いていないのでメロウかどうかは分からない(爆)

そうそう、アナログ盤も合わせて取り寄せた。

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ご存知、オスカー・ピーターソンの名盤『プリーズ・リクエスト』、その180g重量盤。US盤の180g重量盤はポピュラーだが、今回入手したのは珍しい英盤の180g重量盤。 イギリスに本拠地を構えるHMVグループだからこそできるお取り寄せだ!!

以前の記事でも記したように、かつては月30~50枚ペースでCD&LPを購入していたが、ここ数年は、月数枚に留まっていた。此度オープンするHMVエソラ池袋が、想像通りの嬉しい品揃えならば、かつての爆買いが復活しそうでコワい!(笑)

まぁ、幸いなことに、当面は多忙につき、そうそう店に立ち寄ることができそうにないので安心だ!(爆)

断捨離!ヤマハ創業100周年記念製品 YANAHA CDX-10000♪

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またまた、お久しぶりである!(笑)

なかなかブログが更新できぬまま、3月も後半戦に突入した。
年度末の雑務の忙殺され、オデオに灯を入れる時間もほとんどとれない今日この頃である。

、、、が、オデオが停滞しているのかと言えば、そうでもない(笑)

まぁ、多忙を極める時は、仕事のストレス解消というか、何かと買い物をしたくなるのが常なのだ(笑)

前回記事のCD等のソフトもそうだが、オデオ関連も、小物、大物、いろいろなシロモノに手を出している。つい先日など、オデオでは飽き足らず、クルマやさんで危うくエライものを買いそうになってしまった!ま、営業マンの苛烈な攻勢にも耐え、何とか踏みとどまったが・・・まだ、一かけらの自制心はあるようだ(爆)

そんなこんなで、“買い物”によるモノの増加は、必然的に住空間の占有面積を圧迫する。

そうなってくると、以前、声高に宣言した“断捨離”の再開が必至となってくる。最近では、ヴィマックのDACを導入するに当たって、その資金作りとしてセータのDACをオク出ししたが、それ以降は、オク活動も滞っていた。

現状、オデオ製品をストックしておく、拙宅の6畳の“オデオ倉庫”も満杯状態である。これまで溜め込んだオデオ機器の中には、重くて大きいデカブツも多々ある。ここは、一念発起、我が家の“オデオ倉庫”に君臨している稀代の名器群を放出しようと思う。

その第一弾が、此度、オク出ししたヤマハ創業100周年を記念して、そのモニュメントとしてリリースされたヤマハ10000番シリーズのCDプレーヤー、YAMAHA CDX-10000である!!

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CD黎明期からの「CDの音質は硬く耳障り」というネガティブな音質評価を見事に覆したという意味で、アキュフェーズのDP-80+DC-81と並び、CDプレーヤー史にその名を刻む名器中の名器である。

オデオ歴の長い御仁であるならば、一度は、その音質に触れたこともあるだろう。

まさに、“ヤマハビューティー”と呼ばれたヤマハらなでは美音を体感することができる。

また、ただ美しいだけなく、爆発的な破壊力を持つ重低音、絹ごしの滑らかさで色香漂う中音域、万華鏡の如く拡散する高音域など、これまでのCDプレーヤーの音質の枠を完全にブレイクスルーした素晴らしいデジタルの音世界を我々に魅せてくれた。

かつて、「FMfan」誌上にて連載された「長岡鉄男のダイナミック大賞」でも1986年のCDプレーヤー部門賞を受賞、当時、CDプレーヤーに対して比較的辛口の長岡鉄男しからも以下のように絶賛された。

「・・・音はレンジ、情報量、繊細感、切れ込み、艶、エネルギー感、音場感、多くの点で傑出しており、2200にも明らかに差をつける。40万円という高価なプレーヤーではあるが、CPは高い。」

CPに対しても厳格に評した長岡氏が、当時としては、アキュフェーズのセパレートに次いで高価なCDX-10000に対し“CP”という表現を使ったことは着目すべき点であろう。なにせ、当時の40万円という金額、現在のオデオバブル価格基準でCDX-10000の上代を再設定をするならば、120万を下らないからだ。

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現行機から比べれば、デジタルデバイスは隔世の感があるが、圧倒的な物量を投入して作られたコンストラクション、オリジナルドライブメカ、電源部等のアナログセクションでは、現行機種ではあり得ない贅の尽くされ方である。

当然、この部分は音質向上にも反映されており、これほど堅牢なドライブメカは現行機種でも稀有である。故に、CDトランスポートとして使用、最新デバイスを搭載さいしたDACとのカップリングでも素晴らしいパフォーマンスを発揮することだろう。

、、、と、ここまで絶賛すれば、読者諸兄も少しは興味をもたれたのではないだろうか(笑)

そんな、稀代の名器CDX-10000が、ぬ、ぬわぁんと!!1万円スタートの出血大奉仕!!(爆)
しかも、安心安全の「徹底メンテナンス済み」ときたもんだ!(笑)こりゃ~買わないほうが阿呆である!(爆)

「オレも参戦してやるぜぃ!!」という気骨あるそこの貴兄、是非、以下オクページへ出撃いただきたい!!!


久々登場&生録!ヤマハ創業100周年記念製品 YANAHA CX-10000♪

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さてさて、オク出し中のCDX-10000もそろそろ佳境だ!

メンテナンスに5諭吉もかけて落札価格が5諭吉ではシャレにならんと思っていたが、なんとか5諭吉越えをしたようで一安心(爆)ただ、最終日にもかかわらず、入札価格の伸びはいま一つ・・・ラスト1時間に期待したいところである!

あとは、どこぞの勇気ある御仁が即決価格をポチッ!としてくれるのを祈るのみである(笑)

さて、オクとはいえ、折角、CDX-10000が登場したので、久々に同じくヤマハ創業100周年記念製品10000番シリーズのプリアンプ、YAMAHA CX-10000を聴いてみることにした。

この個体、実は2台目である。1台目のCX-10000は旧ブログで何度か記事で取り上げてきた。
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/20493.html
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/20529.html

現在、手元にある2台目CX-10000は電源を3Pインレット化するなど、少々手を加えてある。

筐体も一部補強されているためオリジナルの25Kgから5Kgウエイトアップの30kgというスーパーヘビー級。重量はスーパーヘビー級だが、サウンドは極めて繊細でデリケートな表現を得意とする。ただし、いざという時の爆発的な低域エナジーはハンパではないが!

CX-10000の詳細については、旧ブログのアーカイブをご覧になっていただくとして、ここでは省こう。

下の写真が、1台目のCX-10000。写真でも分かるように、当時はCX-10000の下に写っているマッキンのパワーアンプMC-2500BKとのカップリングで聴くことが多かった。

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で、コレ ↓ が2台目のCX-10000。 古代デジカメの不調か・・・ボケボケで画質が悪い・・・

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CX-10000とMC-2500BK、一見、水と油のように思われる方も多いだろうが、これが意外とマッチした。CX-10000のしなやかで繊細な高域と、MC-2500BKの図太く力感溢れる中低域が、丁度良い具合にブレンドされて、全域で高解像度ながらもエネルギーに満ち溢れた豊潤なサウンドを聴かせてくれた。

ヤマハ創業100周年記念の10000番シリーズの中でも、何故かこのCX-10000は他のモデルの中古価格と比べて安価な値付けになっている。これは、CX-10000がフラッグシッププリという位置づけから、当時の最先端のデジタル技術を搭載してしまったことに起因する。

当時のプリ(プリアンプ)のトレンドがDAC機能を組み込むことであったため、CX-10000もCDX-10000搭載相当のDACを内蔵した。また、デジタルパラメトリックイコライザーやDSPによる音場創造機能などの最先端デジタル機能もふんだんに搭載され、ハイエンド“デジタル”プリという新たなカテゴリーに挑戦した製品だった。

これが、裏目に出たのだ。DAC搭載は一時のブームで終わり、その後は、以前のトラディショナルなアナログプリが主流となった。改めてハイエンドデジタルプリ分野への新製品の登場は、CX-10000登場から20年後、アキュフェーズDC-300を待つこととなる。

もし、CX-10000が、CDX-10000のDACではなく、10000番シリーズのフォノイコHX-10000と同等のフォノイコを内蔵したピュアアナログプリとしてリリースされていたのなら、アキュフェーズの名器C-280Vをも超えるフォノイコ搭載プリの傑作として現在でも相当な高値で取引されていたことだろう。

実際、CX-10000のライン入力の鮮度は抜群で、最新のハイエンド機にも引けをとらない。DAC搭載と言うことでピュア志向のオデオファイルの評価は低いが、アナログラインの音質を聴けば腰を抜かすことだろう(笑)

、、、という訳で、本日は、CX-10000の実力の片鱗をお聴かせしよう!

聴かせるといっても、例の自己マン生録(笑)、ハンディレコーダーQ2HDによるスピーカーからの出音生録なのだが・・・まぁ、小生の拙い文章でああだこうだと書き連ねるよりも、“百聞は一聴にしかず”だろう!

今回は、あえてアドバンテージのあるライン入力ではなく、評価の低い?デジタル入力からのサウンドを録ってみた。入力側(トランスポート)のクオリティが高ければ、DAC入力でも十分に素晴らしい音が体感できると踏んだからだ。

最初に聴いていただくのは「荒井由美」。そう、ユーミン。何故か? 特に理由はない(爆)

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ベスト盤『日本の恋と、ユーミンと。』より「海を見ていた午後」をチョイス。

CX-10000の抜群の透明度と高SN比が分かる一曲だ。1974年と40年以上前の楽曲なので、当然アナログマスターによる収録だが、CX-10000で聴くと、マスターテープのヒスノイズが鮮明に浮き彫りになるのがQ2HDの録音でも分かる。

高域の透明感溢れる華やかな響きは、まさに“ヤマハビューティー”と呼ばれたヤマハならではの個性だ。

Umiomiteitagogo / Yumi Arai

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: YAMAHA CX-10000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10




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もう一曲、ユーミンでオマケ自己マン録り!(笑) 最近、とみに思う「あの日にかえりたい」(爆)

この楽曲、意外と低域のエネルギータップリで肉付けも良のだが、それを再生するのは難しい。
殆どのシステムでハイバランスの鳴りをするが、CX-10000では弾力的な低音を聴かせてくれる。
自己マン生録では、少々高域がシャリついて聴こえるが、実際は滑らかでヌケが良い。

曲のエンドで、うちのカミさんが健康サンダルでフローリングの上を歩く音が盛大に入っている・・・(汗)

Anohinikaeritai / Yumi Arai

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: YAMAHA CX-10000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10




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ユーミンに続いて聴くのは、やはり女性ヴォーカル!(笑)
だって、コレを聴くためにオデオやっているのだからしょうがない(爆)

“お仕事”では殆ど女性ヴォーカルに触れることがないので、趣味のオデオでは徹底的に“歌姫命”なのだ(笑)

中森明菜嬢のニューアルバム『歌姫4』を聴こう。先日「長い間」を録ったので、今回は「ハナミズキ」と「雪の華」をチョイス。いずれも、しっとりとしたバラードで、低く押し寄せてくるような明菜嬢のヴォーカル、そのリアリティの再現性が最大の再生ポイント。

「雪の華」では、バックのアコースティック器群の質感も良く、響きの美しさは特筆モノ。
明菜嬢のヴォーカルが少々細身のなるのが気になるところだ。
このあたりは、MC-2500BKやクレルのKMA-100MK兇箸料箸濆腓錣擦鵑曚Δ上手く再現できるだろう。


Hanamizuki / Akina Nakamori

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: YAMAHA CX-10000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10



Fuyunohana / Akina Nakamori

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: YAMAHA CX-10000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10




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どうだろう、CX-10000の実力の一端は聴いていただけただろうか。

今回、CDX-10000と一緒にオク出しすることも考えたが・・・
“ヤマハビューティー”サウンドの極みに達したCX-10000、なかなか手離し難い魅力がある。

当面は、拙宅システム1軍の古参プリとして、このまま頑張っていただくことにしよう!

お気楽アナログ道~ TBM180g重量盤マスター盤プレッシング♪

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さぁ~て、久々の“お気楽アナログ道”である!!

、、、とは言っても、ハードネタではない。プレーヤーもカートリッジもフォノイコも、現状、十分に満足している。これ以上を欲すれば、それは、“お気楽”でも何でもなくなってしまうだろう。

何度も言うようだが、小生のオデオの軸足は、あくまで“CD再生”なのだ!

アナログは気ままに、お気楽に、手持ちのLPを鳴らして楽しむのが目的。アナログの音を突き詰めようなどとは微塵も思っていない(笑)まぁ、たまぁ~に、手持ちのLPだけでは飽き足らず、新譜や復刻/再発盤に触手を伸ばしてしまうこともあるが(爆)

今宵は、そんな復刻盤をドドン!と買っちまったぜ!!、というお話。

まぁ、拙ブログにご来訪のジャズ好きさん、特に和ジャズフェチの御仁は、もうとっくに購入済みなので今更だろうが、そうでないオデオファイルには、音質的にもオススメのディスクなので、ご紹介しよう。

それは、「THINK! RECORDS」レーベルより先般3月18日にリリースされたばかりのTBM(スリー・ブラインド・マイス) の名盤3タイトルのマスター盤プレッシングの復刻180g重量盤だ。

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“マスター盤プレッシング”って何?という方は・・・以下、アマさんのコピペ参照!!(爆)

≪180g重量盤マスター盤プレッシング第6弾!!≫
マスター盤プレッシングとは・・・
通常はカッティングされたラッカー盤(凹)から、マスター盤(凸)→マザー盤(凹)→スタンパー盤(凸)という工程でアナログ盤をプレスしますが、「マスター盤プレッシング」ではマザー盤・スタンパー盤を製作せずに、マスター盤から直接プレスします。 2度のコピーを省くため、カッティング時に近い溝が形成され、よりダイレクトでリアルな音の再生を実現いたしました。さらに今回はオリジナル・マスターテープからデジタルを一切介さず全工程アナログ処理でカッティングいたしました。

ちなみに、TBM(スリー・ブラインド・マイス)って何?という方は・・・以下、HMVのコピペ参照!!(爆)

TBM(スリー・ブラインド・マイス) ・・・
1970年代、日本のジャズが熱かった頃、「スリー・ブラインド・マイス」というレーベルがあった。TBMの愛称で知られ「楽しいジャズ」「スイングするジャズ」「創造的なジャズ」「個性的なジャズ」を四本柱に、メインストリーム系のモダン・ジャズからビッグ・バンド、ヴォーカル、フリー・ジャズ、フュージョンまで、幅広いカテゴリーを網羅。今田勝、山本剛、鈴木勲、金井英人、中本マリなど、それまであまりレコーディングの機会に恵まれなかったライヴ・シーンの実力者たちを積極的に起用し、日本のジャズ界に新風を吹き込んだ。その功績は彼らの現在に至るまでの活躍ぶりを見れば明らかである。約150種の作品がリリースされているが、駄作の類はひとつもない。驚異的なレベルの高さがTBMの大きな特質にして魅力である。

、、、とまぁ、簡単に言えば、昨今、過熱気味の和ジャズの中でも、特にコアなファンが多い70年代ジャズレーベル、、、てなところだろう。今年の6月からTBMレーベルの相当数のタイトルが紙ジャケ&Blu-spec CDで復刻リリースされてきたが、やはり、今回の3タイトルは別格、しかもアナログ重量盤でのリリースということで、小生、思い切ってオトナ買いをしてしまった(笑)

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で、今回リリースされたのが、この3枚。


ブルー・シティ(BLUE CITY)Limited Edition
鈴木勲カルテット+1
鈴木勲 (b,cello) / 菅野邦彦 (p) / 渡辺香津美 (g) / 井野信義 (b) / 小原哲次郎 (ds)
---
A1. 身も心も(E.Heyman/R.Sour/F.Eyton)
A2. (8番街)45丁目(鈴木勲)
B1. プレイ・フィドル・プレイ(E.Deutch/A.Altman)
B2. ブルー・シティ(鈴木勲)


ブロー・アップ(Blow Up)Limited Edition
鈴木勲トリオ/カルテット
鈴木勲 (b) / ジョージ大塚 (ds) / 水橋孝 (b) / 菅野邦彦 (p)
---
A1. アクア・マリーン
A2. エブリシング・ハプンズ・トゥー・ミー
A3. ブロー・アップ
B1. ライク・イット・イズ
B2. 言いだしかねて
B3. ロー・フライト


ミスティ(Misty)Limited Edition
山本剛トリオ
山本剛 (p) / 福井五十雄 (b) / 小原哲次郎 (ds)
---
A1. ミスティ
A2. ブルース
A3. イエスタデイズ
B1. ハニー・サックル・ローズ
B2. 煙が目にしみる
B3. 時さえ忘れて
B4. エンジェル・アイズ


小生、リアルテイムではTBMレーベルの多くを聴いたわけではないが、山本剛トリオの『ミスティ』は長らく愛聴盤として聴いてきた。音楽的にもオデオ的に極めて高水準で、特にFIMからリリースされたSACD/CDハイブリッド盤『ミスティ』のSACDレイヤーは、マスターテープを聴いているようなぶ厚く力感に富んだサウンドに感動した。

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相変わらずアナログプレーヤーはヤマハの中堅DDプレーヤー、YAMAHA GT-2000L仙人スペシャル(笑)

拙宅に再導入(昔、サブ機としてGT-2000を愛用)してから丁度まる2年になるが、実に安定した動作で信頼性は抜群。流石は国産ベストセラー機だ。2年の間、さまざまなプリのフォノイコとカップリングを試みたが、各々の特性特徴を上手く表現し聴かせる懐の深さもある。

デフォルトのS字アームも、単売アームの名機群と比べれば甘さもあるが、実に使い易くシビアな調整をせずとも“お気楽”にカートリッジ交換ができる。アナログ時代の末期に登場した製品だけに、70~80年代、脈々と積み重ねてきたノウハウを結集したようなプレーヤーだ。音質と使い勝手が高次で結合した見事なプレーヤーである。

今回のTBM3枚、いくつかの拙宅プリで聴いてみたが、特に相性が良かったフォノがCello ENCORE PREAMPLIFIER と レビンソンのML-7A。カートリッジは、EMTのXSD15やSPU GOLDでも良いが、最新復刻重量盤の情報量の多さに対し、非常に高い対応力を誇るオルトフォンのエリック・ローマン シグネチュアをチョイスした。

日頃は、クレルのPAM-1のフォノ部を使用、REC OUTをジェフのコヒレンス経由で聴くか、テクニクスのCトランス SH-305MC を通してテクニクス SU-C7000のフォノイコ経由で聴くケースが多いが、これはもっぱら女性ヴォーカルの試聴向きだ。

ことジャズ再生では、チェロやオールドレビンソンのフォノがサイコー!である。国産プリでは、アキュのC-280やC-280V、サンスイのC-2301Vのフォノイコもジャズとの相性が良いが、そこはやはり、肉食獣の国の技術者が作ったプリ(笑)、筋肉質で濃厚濃密、熱く厚いサウンドは、国産機では出せない次元に達している。

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チェロのプリは、一般的に低域控え目、精緻で冷ややかなクールビューティー的な音色と捉えられているが、それは2代目のENCORE PREAMPLIFIER 1MΩ以降の話。初代ENCORE PREAMPLIFIER は、独特のトロッとしたトロミと濃厚な艶のある中域、低域の瞬発力に優れ力感溢れるジャズを聴くことができる。

光り輝き拡散するシンバル、ブルン!と空気を震わすベース、突き抜けるように咆哮するサックスやペット、艶やか煌びやかな響きを奏でるピアノ等、アコースティック系楽器の持つ雰囲気を実にリアルに、ストレートに表出する。個々の楽器群の実在感を保ちつつも、例えばライヴ盤における豊かに広がる空気感~3次元的な音場の広がりも見事に再現する。

レビンソンのML-7Aはチェロとは少々趣が異なる。チェロほどの柔軟さはないが、色艶はほぼ同等。チェロより筋肉質でよりパワフル、全域でエナジーが漲り各々の楽器が前へ前へと張り出してくる。解像度が抜群に高く音像のエッヂをシャープに描写するが、昨今のハイエンドプリのように冷徹でフラット、無味無臭なサウンドとは異なり、温度感は高く肉厚なサウンドだ。

チェロ、レビンソン、いずれにしても音楽性の富んだ“ミュージカル・フィデリティ”なサウンドだ。音を分解しすぎたり、音楽を細かく切り刻むようなプリではない。音楽の美味しいところを的確に捉え、クローズアップして聴き手に提供する才に長けている。相当なヒアリングで突き詰めていかないと、数値と物性オンリーではこのようなプリを作り上げることはできない。

さて、両プリ+エリック・ローマン シグネチュアで聴くTBMの3枚はどうだろう。

3枚に共通して印象的なのは、ピアノ。菅野邦彦、山本剛が奏でるピアノの音色が秀逸。弾力的で厚く艶やかに響くピアノが印象的だ。SNはかなり優秀。マスターの状態も良いのだろう。マスター盤プレッシングは伊達ではないようだ(笑)

トータルパフォーマンスでは拙宅CD/SACD系のサウンドに敵わないが、アナログならではの音色感は非常に心地良い。特に「ミスティ」始まりの山本剛のピアノソロは、高域の有機的な響きがCD以上に滑らかで美しい。最新のスーパーアナログプレーヤーと最高峰のカートリッジならば、拙宅CDの音に迫れるかもしれない。まぁ、そんなとんでもない額の投資はできないが(爆)

願わくば、このTBM180g重量盤マスター盤プレッシング、先般リリースされた山下達郎の30th Anniversary Editionの復刻180g重量盤のように、45rpm2枚組みであったならば・・・きっと、凄いサウンドになっていたことだろう。

TBMに限らず、国内アナログ盤の復刻リリースは、昨今のアナログブームと相まって、これからますます増えそうな雰囲気である。最新技術にて制作される復刻アナログ重量盤は、オリジナルでは刻みきれなかった音情報をプレスできる可能性を秘めている。今後の復刻アナログ盤の動向に目が離せない!

KRELL MD-10 、セシウムクロック化作戦!…と、井筒香奈江♪

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さて、今宵はお気に入りのトランスポート、KRELL MD-10を更に強化しよう、というお話。

拙宅では、エソテリックP-0やP-70vu、D-70vuのように外部クロックと同期が取れるデジタル機器は、マスタークロックジェネレーターのエソテリックG-0d+ルビジウムクロックユニットと接続することにより、高精度クロック化を図っている。

その効果は、駄耳の小生でも一聴してわかるほどだ。全帯域で音像のフォーカスがキリッと引き締まり、SNが一気に高まることにより音場の透明度が段違いに向上する。と、書くと、高解像度のカリカリとした高鮮度の音を想像されるだろうが、そうではない。

確かに、解像度~音楽の細やかな描写は一段と繊細さを増すが、それだけではない。音楽全体としては、柔らかさやしなやかさが増し、まろやかで濃密な空気感が聴き手を包み込むような雰囲気の再生となる。サウンドの重心は一段と低くなり、腰の据わった腹に響くような低音を味わえる。部屋の壁を突き抜けて広がるような倍音の豊かさは特筆ものだ。

この、高精度クロックの恩恵を、是非ともMD-10にも付加させたいと思った。

・・・が、MD-10には、残念ながら外部からの基準クロック入力端子(WORD−SYNC、GEN−LOCK)がないのだ!もちろん、MD-10内蔵のクリスタル(水晶発振子)クロックは相当に高精度なものを搭載しているが、やはり、ルビジウム精度やセシウム精度のクロックには敵うまい。

さてさて、どうしたものか・・・

MD-10を改造してクロックIN端子を設けることも可能だが、MD-10の稀少性から、そのオリジナリティを壊したくはない。さて、何か妙案はないものか・・・と思案を巡らせた結果、ビビン!と閃いた!!!

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そう、かつて使用したアイデアマシン、「INFRANOISE ORTHO SPECTRUM ABS-9999」の再利用である。10の−13乗の精度を保証されたセシウム原子時計の電波時計の電波を受信してクロック源に用いてクロックの高精度化を図る、という優れもの(笑)トランスポートとDAコンバータの間に介在させるだけで良いのでMD-10にも使用可能だ。

ABS-9999の詳細は、2011年10月の以下記事を参照して欲しい。
ケーブル短縮の妙案~クロックコンバーター、インフラノイズABS-9999♪

ABS-9999は、デジタル信号をクロックとともに打ち直すという方式なので、その効果の程は、外部の高精度マスタークロックジェネレーターからの高精度クロックをWORD−SYNCに供給してコントロールする方式と比べて、いささか疑問が残るところだ。

しなしながら、かつての実聴記事において、小生は以下のようなコメントを残している。

「P-70とNO.30.Lとの間に接続(88.2kHz伝送)して、サクッと聴いた限りでは、先般の「けろクロック」ほど明確な効果ではないにしろ、高域の繊細さが増し、フワッとした音場の広がり、豊かさを得ることができた。まさに、ルビジウム・クロックジェネレーターから高精度クロックを供給した時の変化と同じベクトルの変化である。」

、、、という訳で、G-0d+Rb導入以降は、拙宅システムからは取り外され、オデオ倉庫での待機組となっていたたABS-9999を復活させることにした。MD-10とカップリングさせてみた。

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ABS-9999を経由していくつかのDACで聴いてみたが、なるほど、悪くない。

方式の疑問点と接点が増えるデメリットはあるものの、MD-10から直接デジタル信号を取り出すよりは、全ての面で良い方向へシフトする。前述したクロック高精度化で得られる様々なメリットを実感することができる。まぁ、文章にすると相当大きな変化のように受け取られるだろう、実際は、極僅かな差異である。しかし、“オデオばか”たるもの、その“僅かな差”を重視したい(笑)

ABS-9999の効果が特に感じられたのが、歌モノ好きのオデオファイルには既に知らぬ者はいないだろう、オデオ界の歌姫?井筒香奈江嬢がリリースした一連のカバー集「時のままに」シリーズだ。

カバーアルバムとしては、以前より紹介しているしばじゅんの『COVER 70’s』がオデオ的に優秀だが、しばじゅんのアルバムは若干のデフォルメがある。井筒香奈江嬢の「時のままに」シリーズは、まさに王道の高音質録音である。『COVER 70’s』がマーくん並みのスプリットなら、「時のままに」シリーズは、170kmオーバーの超ストレート!

特にヴォーカルと楽器のアコースティック感に関してはヴォーカルアルバムとしてトップクラス。この極めてナチュラルなアコースティック感~非常木目細かい美麗な“響き”の向上が、ABS-9999では顕著に感じられた効果だ。

MD-10 + ABS-9999 では、井筒香奈江嬢のヴォーカルが恐ろしいほどリアルに展開。手を伸ばせば、眼前数十センチのところに佇む香奈江嬢の御顔に触れることができそうな、そんな錯覚さえ感じさせる生々しさである!

微小レベルの暗騒音まで見事に録っており、高SNの再生システムならば香奈江嬢の衣擦れの音、肌呼吸の音(エアー感)でさえ聴き取れる(感じ取れる)だろう。シリーズ4枚とも、非常にシンプルな構成だが、そのディスクに刻まれた情報量は莫大である。

ここで、「井筒香奈江嬢なんぞ知らん!」「「時のままに」シリーズなんぞ知らん!」という方のために、必殺!アマさんコピペ攻撃!!(爆) ちなみに、井筒香奈江嬢の公式サイトはこちら → http://kanae-5.com/

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『時のまにまに』
昭和の名曲をカバーした、井筒香奈江のソロ・ファーストアルバム。独自の音世界はすでに確立され、井筒の解釈によって名曲達がオリジナルとは全く違った輝きを放っています。ヴォーカルとギターだけで奏でられる、シンプルかつディープな世界をご堪能下さい。『言葉に出来ない悲しみ、我慢することしか許されない痛み、伝えたくても伝えられない愛情。そんな深い感情を抱く人のそばに、そっと寄り添うような作品を作りたい』という制作コンセプトは、以降リリースされる全ての作品の根底に流れています。優秀録音盤として受賞多数。音楽・オーディオ各誌にて多数掲載されました。2011年発売。

vocal 井筒香奈江 Kanae Izutsu
guitar 江森孝之 Takayuki Emori

1 マイ・ラグジュアリー・ナイト (作詞:来生悦子 作曲:来生たかお ) しばたはつみ
2 悲しくてやりきれない (作詞:サトウハチロー 作曲:加藤和彦) ザ・フォーク・クルセダーズ
3 逢いたくて逢いたくて (作詞:岩谷時子 作曲:宮川泰) 園まり
4 Woman(Wの悲劇より) (作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂) 薬師丸ひろ子
5 ボーイの季節 (作詞作曲:尾崎亜美) 松田聖子


『時のまにまにII 春夏秋冬』
極限まで贅肉を削ぎ落とし、内なる感情をストレートに伝える事への限界にチャレンジした渾身のソロ・セカンドアルバム。とてもストイックな作品です。静寂の中にあふれる情熱、伝えたい思いが凝縮されています。優秀録音盤として受賞多数。2012年発売。

vocal 井筒香奈江 Kanae Izutsu
guitar 江森孝之 Takayuki Emori

1 友達の詩 (作詞作曲:中村中) 中村中
2 春夏秋冬 (作詞作曲:泉谷しげる) 泉谷しげる
3 この空を飛べたら (作詞作曲:中島みゆき) 加藤登紀子
4 そっとおやすみ (作詞作曲:クニ河内) 布施明
5 中央線 (作詞作曲:宮沢和史) The Boom


『時のまにまにIII ひこうき雲』
ソリッドかつストイックを極めた前作から少しだけ進路が変わり、井筒がもつ天然の優しさが滲んだアルバム。優秀録音盤として受賞多数。よりいっそう多くの音楽ファンに受け入れられ、ビルボード・ウィークリーチャートでは12位にランクイン。井筒のライフワーク・バンド『LaidbacK』メンバーである藤澤由二(PF)、小川浩史(B)が録音に参加。2013年発売。

vocal 井筒香奈江 Kanae Izutsu
guitar 江森孝之 Takayuki Emori
piano, melodica 藤澤由二 Yuji Fujisawa
electric bass 小川浩史 Hiroshi Ogawa

1 おやすみ (作詞作曲:小田和正) 松たか子
2 ひこうき雲 (作詞作曲:荒井由実) 荒井由実
3 時間よ止まれ (作詞:山川啓介 作曲:矢沢永吉) 矢沢永吉
4 しあわせ芝居 (作詞作曲:中島みゆき ) 桜田淳子
5 雨の街を (作詞作曲:荒井由実 ) 荒井由実
6 少年時代 (作詞作曲:井上陽水) 井上陽水
7 夢一夜 (作詞:阿木燿子 作曲:南こうせつ ) 南こうせつ


『時のまにまにIV 時代』
独自の音世界を築き、多くの音楽ファンや音に拘るオーディオマニアを魅了し続ける井筒香奈江。各地で売上げ記録を樹立する井筒のソロアルバム『時のまにまに』シリーズ第4弾です。深く儚い優しさを纏う井筒の声が、そっとリスナーに寄り添います。研ぎすまされたアレンジで、名曲達の知られざる魅力を引き出す手腕も健在。レコーディングメンバーは、ジャズピアニストとして活躍する藤澤由二とクリエーションのベーシスト小川浩史。この2人は井筒が長年大切に育んできたライフワーク・バンド『LaidbacK』のメンバー。『静かに流れる時間(とき)の中で、貴方のそばに居たい』という、井筒のメッセージをお届けします。

今回で4作目となる「時のまにまに」シリーズは、懐かしのJPOPカバーという作品でありながら、なぜかジャズ専門の当店で何年間も売れ続ける謎のCDである。ここだけの話、メジャーなジャズの新譜よりも売れてしまうのだ。でも、ジャズ的なテイストはほとんどないし、意図も感じられない。「なんだかしらないけど、試聴コーナーに置いたら最後、どんどん売れていく」という不思議なシリーズなのだ。謎に包まれながら、新作をじっくり聴いてみた。なによりも、井筒香奈江は謎の歌手だ。まさかの選曲と大胆な解釈。あわや放送事故かと思うほどギリギリまで音数を絞り、ふわふわとどこかへ行ってしまう。聴き手は慌てて追いかけながら、見失うまいと微かな音の瞬きまで耳をこらす。追いかけるほど逃げてしまうのかと思えば、簡単に捕まる。そしてまた、そっと歌い始めるのだ。感度MAXになっているあなたの耳元で。これはやられちゃいますね・・・(笑)、抵抗は無意味です。(ディスクユニオンJazzTOKYO店長 生島)

vocal 井筒香奈江 Kanae Izutsu
piano 藤澤由二 yuji fujisawa
electric bass 小川浩史 hiroshi ogawa

1 時代 (作詞作曲 : 中島みゆき) 中島みゆき
2 オリビアを聴きながら (作詞作曲 : 尾崎亜美) 尾崎亜美
3 ガラス越しに消えた夏 (作詞 : 松本一起 作曲 : 大沢誉志幸) 鈴木雅之
4 想い出のスクリーン (作詞 : 三浦徳子 作曲 : 八神純子) 八神純子
5 かもめはかもめ (作詞作曲 : 中島みゆき) 中島みゆき
6 主人公 (作詞作曲 : さだまさし) さだまさし
7 ラストワルツ (作詞作曲 : L.Reed/B.Mason 訳詞 : 松島由佳)ペギー葉山

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どうだろう、結構興味を抱かれた御仁も多いのではなかろうか。

ちなみに、『時のまにまにIV 時代』と、ベスト収録した『時のまにまに ザ・ベスト』の2枚は、先日のTBM復刻LPと同様、マザー盤・スタンバー盤を介さずマスター盤から直接プレスした180g重量盤マスター盤プレッシングをリリースしているので、アナログマニアの御仁は、そちらをどうぞ!

こちらの180g重量盤マスター盤プレッシングは、現在、アマさんやディスクユニオンJazzTOKYO で入手可能である。限定盤、在庫僅少につきお早めに! http://blog-jazztokyo.diskunion.net/Entry/17274/

最後にトドメ!(笑) オフィシャルYouTube画像より3曲をどうぞ!!






しばじゅん96kHz/24bitハイレゾ化続々、180g重量盤リリース近し!?♪

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全世界72億人の熱烈な“しばじゅん”ファンの皆さん、こんばんは!!

そして、しばじゅんに興味のない方、、、残念ながら、さよおならぁ~~(笑)

さてさて、昨年12月リリースされたニューアルバム『バビルサの牙』が絶好調である“しばじゅん”こと我らが柴田淳がまたやってくれました! いや、やってくれたと言っても、「あなたと見た夢」的なゴタゴタではないぞよ(爆)

『バビルサの牙』では、その深化した“しばじゅんワールド”の音楽性のみならず、明確にオデオ的優位性を打ち出したディスクということでも話題となったのは記憶に新しいだろう。

そう、「世界初!純プラチナ(Pt1000)反射膜」「特製ターコイズブルー・レーベル」「HR(High Resolution)カッティング」の三大特徴を備えた「プラチナSHM-CD」仕様でリリースされたことである。その音質の素晴らしさは、前回の“しばじゅんに恋して♪”書庫記事で触れたとおりだ。

そして、今回は、その高音質化を更に広げ、過去のアルバム5作品を一挙ハイレゾ化配信することとなった。まぁ、パッケージメディア派の小生にとっては、それほど感激することではないのだが、配信派のオデオ好きしばじゅんファンには、何よりも朗報であろう!



JUN SHIBATA official website - 柴田淳オフィシャルウェブサイト より
http://www.shibajun.jp/


以下2作品もハイレゾ好評配信中!
・カバーアルバム「Cover 70's」(2012年)
・10thアルバム「バビルサの牙」(2014年)



矢継ぎ早に、オデオに舵を切ったリリースを展開するしばじゅんであるが、そうなってくると、期待したいのがプラチナSHMに続くパッケージソフトの高音質化である!

デジタルでは過去作品のSACD化(またはSHM-SACD化)、そして、前々から期待しまくりの高音質アナログディスク化である。アナログは、もちろん、先日の記事でもご紹介したTBM復刻盤同様、180g(200g)重量盤マスター盤プレッシングを期待したい!!


もし、高音質アナログ盤で過去作品を全てリリースしてくれるならば、拘りの「お気楽アナログ道」を返上、「お気楽じゃなさすぎて困っちゃうアナログ道」に突入する!・・・・・・・かもしれない(爆)

例えば・・・・・・・・・・・・・・・・・

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こんなヤツとか・・・・・・・・・・・・・・・・

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こんなヤツもありか・・・・・・・・・・・・・・・・

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そんでもって、こんなヤツをくっつけて・・・・・・・・・・・・・・・・

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トドメは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四桁万円のコレじゃ!!!(爆)

とまぁ、妄想全開の今日この頃である(笑) 

しっかし、本当にアナログリリース近し!の予感がするのは小生だけであろうか!

最後に、桜吹雪舞散るこの季節、必ず聴きたくなるしばじゅんの名曲「花吹雪」で締めくくろう。

「月の窓」とのカップリングなので、「花吹雪」は6分12秒あたりから。ジジイも涙する名曲である!!

花吹雪舞う中で絶唱するしばじゅんが、なんとも神々しく美しいぞ!!!


お気楽アナログ道~ シェルも衣替え!Ortofon MC Kontrapunkt-a と山下達郎♪

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いやいや、もうすっかり初夏の陽気!

世間様はゴールデンウィークなるものが身近に迫り、皆、余暇を楽しみに待たれているようだが、
仙人界では地獄の釜の蓋が開くような恐怖の数日間だ!(笑)
年始と並んで1年間で最も忙く、血便血尿、円形脱毛症ができる時期でもある(爆)

今年も、4月中旬あたりからバタバタが苛烈を極まり、先週がピーク、
今週は概ねGWの仕込みのゴールが見えてきて、やっと一息つける状態になった。

先週は、ほとんどオデオに灯を入れることもできなかったが、今宵は久々、オデオタイムが取れたので
「お気楽アナログ道」でノホホ~ンとリフレッシュすることにした(笑)

まぁ、こう暑くなってくると、人々の装いも春物から夏物へ衣替え、多くの会社でも来月からはクールビズがスタートするであろう。、、、という訳で、拙宅のアナログも衣替え、そう大層なことはできないが、気分転換にカートリッジのシェルでも交換してみた。

昨今、入手機会の多い新録や先進の技術やマテリアルで復刻した最新のアナログ重量盤を聴くには、よく Ortofon MC Kontrapunkt-a を愛用している。SPU-GoldやEMT XSD15もお気に入りだが、新録の繊細さ、SNの良さを体感するには Kontrapunkt-a がより好ましく感じている。

今回は、その Ortofon MC Kontrapunkt-a の衣替えだ!

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これまで、Kontrapunkt-a にはオルトフォンの汎用シェルとの組み合わせで使用(1枚目の写真・左、2枚目の写真・左)していたが、此度の衣替えでは、MC Jubilee/Kontra-punkt用のヘッドシェルとして形状やカラーバランス等のマッチングが図られた同社のシェルLHH-6000(1枚目の写真・右、2枚目の写真・右)をチョイスした。

コントラプンクトシリーズ共通のトップラウンド形状に合わせて、シェルの先端をラウンドさせている。一般的なスクエア形状のヘッドシェルでは、どうしても装着した際、違和感が否めないが、LHH-6000ならジャストフィットだ!

リードワイヤーにはオーディオテクニカのAT6101。

以前も記事化したことがあるが、オーテクが誇るロングランの定番モデル。PCOCC(Pure Copper by Ohno Continuous Casting process)単結晶状高純度無酸素銅を素材とした22芯のリードワイヤー。定価1,000円、実売価格は700~800円といったところか。癖のないワイドでフラットな音質は、価格からすれば超ハイCPだ!

昨今のオデオバブルでは、リードワイヤーもウン万円もする?な製品も多々リリースされているが、お気楽にアナログを楽しむならばAT6101で十分。お大尽な高級品を否定する気は毛頭ないが、レアメタルや特殊な構造体でなくとも、PCOCCのAT6101ならば音質的になんの過不足もないと思う。

で、 Kontrapunkt-a を装着すると、こんな感じ!

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やはり、コントラプンクトシリーズを想定しているだけに、バッチリな雰囲気! 早速、試聴してみよう!!

と、その前に、Ortofon MC Kontrapunkt-a の簡単なおさらい(笑)というよりも、適当なところからコピペ(爆)

Ortofon「MC Kontrapunkt-a」は、MC Jubileeで開発された、クローズド・マグネチック・サーキットを全面採用しつつ、ハイCPを実現したシリーズ。「Kontrapunkt(コントラプンクト)」は、バッハの生誕250周年を記念したシリーズで、その名称は複数の旋律をそれぞれが独立性を保つ技法に由来。

発電コイルには6N純銀線を使用。カンチレバーはアルミ、スタイラスは楕円。その他の部分は姉妹機のコントラプンクトbと共通のものを採用。

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主な仕様

出力電圧(5cm/s、1kHz) 0.45mV

チャンネル・バランス(1kHz) <1.5dB

チャンネル・セパレーション(1kHz) >25dB

周波数特性 20〜35000Hz

内部インピーダンス 5Ω

スタイラス 8×40μmムク楕円

コンプライアンス(ダイナミック10Hz) 12×10-6cm/dyne

適正針圧 2.5g

自重 10.0g

、、、、はい!おさらい、終了!(笑)

で、この季節、夏の足音が聞こえてくる時節になると聴きたくなるのが、山下達郎!

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1983年にオリジナルがリリースされたアルバム『MELODIES』の発売30周年(2013年時)を記念して復刻されたアナログ重量盤の『MELODIES (30th ANNIVERSARY EDITION)』Original recording remastered と、こちらもオリジナルが1984年にリリースされた『Big Wave』の発売30周年記念の復刻アナログ重量盤『Big Wave (30th Anniversary Edition) 』Original recording remastered 。

『MELODIES』は、名曲中の名曲「クリスマス・イブ」やビッグヒットの「悲しみのJODY」「高気圧ガール」 が収録されているJ-POPの名盤なので、今更多くを語る必要がないが、『Big Wave』は、あまり馴染みがないかもしれないので、以下、アマさんの商品説明を転記する。

1984年に発表された、山下達郎のオリジナル曲とビーチ・ボーイズのカヴァー(一人多重録音)で構成された全曲英語によるアルバム。今年、発売30周年を迎えたこの永遠の夏の定番アルバムをアナログ盤でもリリース。

シングルカットされた「The Theme From Big Wave」、当時サントリーのCMソングに使用された「I Love You」、好評オンエア中のレギュラープログラム『山下達郎のJXグループ サンデー・ソングブック』のテーマ曲「Only With You」等名曲を多数収録。山下達郎本人による解説付き(7/23発売のCDと共通)。2枚組、180g重量盤。

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両タイトルとも、オリジナルを持っているが、このリマスター重量盤の音質は大きく進化している。

まず、2枚組みにした効果は大きい。オリジナルでは、どうしても内周部の音質の劣化が気になったが、2枚組み(片面2~3曲)にすることにより、内周部のネガティブさは払拭された。また、全体に音圧が上がったように感じる。良質のジャパニーズマテリアルと180g重量盤が効いているのだろう。

特に『MELODIES』はリマスター効果が活きているのか、オリジナルでは若干引き篭もりがちだった中低域が適度なエネルギーを持って明瞭化、押し出しの良いヴォーカルを聴くことができる。高域の音数も増えたようでヌケも良い。『Big Wave』も『MELODIES』 ほどでなないが、シャリ付く中高域が適度に抑えられSNが向上、達郎のヴォーカルも透明度が増したようだ。

Kontrapunkt-a との相性も良い。山下達郎ならではの、緻密な多重録音の細やかさが、非常に分離感よく味わえる。『Big Wave』は、そもそもドンシャリ傾向で低域の解像度がさほど高くないのだが、Kontrapunkt-a ではベースラインが明瞭化し、高域の鮮度も向上して聴こえる。

先日のTBM復刻や井筒香奈江嬢の180g重量盤マスター盤プレッシングといい、ブログでは記事化してないが本田美奈子嬢やSHANTI嬢のアナログ重量盤、そして、この山下達郎の180g重量盤。クラ以外にも、音質的検討の成された国内アナログ盤のリリースが増えてきたことは喜ばしい限りだ。

さてさて、これから夏本番、気温同様、オデオ熱の温度もドンドン上がっていくのだろうか!(笑)
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