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「ヤッパシ、Sweet Memories」 at 仙人郷♪

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松田聖子嬢の「SWEET MEMORIES」・・・・・

先日、この楽曲がブロ友びーわんさんのブログ記事( 「ヤッパシ、Sweet Memories」(爆。)で取り上げられているのを拝読し、ふとあの頃を思い出した。まぁ、小生にとって少々思い出深い楽曲なのだ!(笑)

1983年、小生がまだ見習い仙人だった1億●●歳の若かりし頃(爆)、僅かの間、お付き合いをさせていただいた女性が非常に聖子嬢に似た面容の持ち主であった。いや、聖子嬢よりも更にシャープで美形だった・・・・・ように記憶している(笑)

え~~~と、髪型やご面相の雰囲気は、↓ こんな感じだった!(爆)

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いや、↓ こっちの髪型だったかなぁ~~~~~~、、、忘れた(笑)

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いやいや、やっぱり、↓ コレだった!!!!(馬鹿爆)

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半年ほどお付き合いをしたのだが、当時は小生もまだまだ若輩者、他の女性に目移りしまくりやがっており、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ・・・しているうちに、その聖子嬢似の彼女には愛想を尽かされ、結局お別れしてしまったのだが・・・

その彼女がよく口ずさんでいた歌が聖子嬢の「Sweet Memories」だった。

はてさて、彼女は今頃どうしているのだろう。。。

誰かさんと一緒で、外人さんと結婚したり、バツ2になっていたりして・・・(爆)

とまぁ、この楽曲を聴くと、小生のそんな「SWEET MEMORIES」を思い出すのだ!(笑)

今回は、びーわんさんがZOOM Q2HDでのアナログ盤出音録りにトライアル、動画UPされていたので、
小生は、CDの“自己マン録り”にチャレンジすることにした。

できれば、先般のステサン企画のSACD6タイトルに収録されていれば音質的にベストなのだが、残念ながら、「SWEET MEMORIES」は聖子嬢のオリジナルアルバムには未収録なのだ。

ベスト盤の『Seiko・plaza』や『Seiko・Town』、びーわんさんがチョイスしたB面コレクションの『Touch Me, Seiko』など、ベスト&企画モノでの収録しかない。さてさて、それでは、どのアルバムから“自己マン録り”をしようか・・・

で、小生がチョイスしたのが、『SEIKO STORY〜80's HITS COLLECTION〜』。2011年12月リリースのベストアルバム2枚組みである。ディスクは高音質ディスクの Blu-spec CD を採用、特別に表記はないが、比較的新しいリマスターが成された音源のようだ。

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オリジナルよりも高域の切れ味が増しており、僅かにハイバランスだが鮮度感は良好だ。このようなシャープネスの利いたリマスター盤の再生は意外と難しい。現行ハイスペックのDAC、たとえばESS社のES9018S、ES9016S 等、32Bit DACを搭載したCDPなどでは、鮮度感が必要以上に協調され耳障りに感じるだろう。また、ワイドレンジ故、音源に含まれる不必要なノイズまで浮き彫りにしてしまう。

どちらかと言えば、トラディショナルな16Bitや24BitDACのほうが、好ましい“音色”で再生することができる。確かに最新の32BitDACは、“音質的”には、過去のDACよりも優れている点が多いのだが、“音色的”には魅力に乏しいモデルが多い。勿論、例外もあるのだが。

その話は、今宵の本筋から外れるので、また後日、まとめてみよう。

オデオ誌やオデオ評論家がよく評する「DACチップ(デジタルデバイス)は最新のもののほうが良い」という定説は、あまり鵜呑みにしないほうが賢明だ。新製品を売らんがするためのフィルターがかかっている論評と思ったほうが良い。まぁ、賢明なる読者諸兄に対しては、「釈迦に説法」だろうが(笑)

『SEIKO STORY〜80's HITS COLLECTION〜』 松田聖子

Disc 1
1.裸足の季節 1stシングル。
2.青い珊瑚礁 2ndシングル。
3.SQUALL 『SQUALL』収録曲。
4.風は秋色 3rdシングル。
5.Eighteen 3rdシングル。
6.Only My Love 『North Wind』収録曲。
7.チェリーブラッサム 4thシングル。
8.夏の扉 5thシングル。
9.白いパラソル 6thシングル。
10.風立ちぬ 7thシングル。
11.赤いスイートピー 8thシングル。
12.制服 「赤いスイートピー」B面。
13.渚のバルコニー 9thシングル。
14.小麦色のマーメイド 10thシングル。
15.野ばらのエチュード 11thシングル。
16.未来の花嫁 『Candy』収録曲。
17.真冬の恋人たち 『Candy』収録曲。
18.秘密の花園 12thシングル。
19.マイアミ午前5時 『ユートピア』収録曲。
20.セイシェルの夕陽 『ユートピア』収録曲。

Disc 2
1.天国のキッス 13thシングル。
2.ガラスの林檎 14thシングル。
3.SWEET MEMORIES 14thシングル。
4.瞳はダイアモンド 15thシングル。
5.蒼いフォトグラフ 15thシングル。
6.Rock'n Rouge 16thシングル。
7.時間の国のアリス 17thシングル。
8.ピンクのモーツァルト 18thシングル。
9.ハートのイアリング 19thシングル。
10.天使のウィンク 20thシングル。
11.ボーイの季節 21stシングル。
12.瑠璃色の地球 『SUPREME』収録曲。
13.Strawberry Time 23rdシングル。
14.Pearl-White Eve 24thシングル。
15.Marrakech〜マラケッシュ〜 25thシングル。
16.抱いて… 『Citron』収録曲。
17.旅立ちはフリージア 26thシングル。
18.Precious Heart 27thシングル。

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早速、聖子嬢の自己マン録り大会!(笑)

前述したように、『SEIKO STORY〜80's HITS COLLECTION〜』は少々上ずったところがあるのと、鮮鋭感を優先するあまり高域のシャープネスが利き過ぎるきらいがあるので、デジタル系の選択にあたっては、中低域の重心を下げ、シットリとした潤いを醸し出すことをが可能な機器を組み合わせた。

CDトランスポート+DAコンバーターは、ドッシリとしたピラミッドバランスで圧倒的な中低域のエナジーを誇るマークレビンソンのNO.31L+NO.30.6Lでキマリ。コクのある濃厚濃密なサウンドカラーも、聖子嬢のヴォーカルに躍動感とリアリティを与えることだろう。

プリアンプは、いろいろと迷ったが、NO.31L、NO.30.6Lと同時代のマークレビンソンのトップモデルNO.38SLをチョイスした。オリジナルのNO.38Lを進化させたマドリガル系新生マークレビンソンのハイレゾリューション・サウンドで、後の名機NO.32Lの礎となった名機だ。

熱烈なオールドレビンソンの愛好者からは、音色のマナー&トーンが激変したNO.38L以降のプリを腐す御仁も稀にいるが、それは、ご自信の組み合わせ(コンポーネント)に問題があろう。著しく高性能化が図られプリだけに、旧態依然としたCDPやパワー(オールド系)との組み合わせでは、その本領を発揮できない。

また、真価を発揮するには、少なくとも3年ぐらいは使い込まないとダメ。DACの増幅部を応用したボリューム部が想像以上にエージングに時間がかかるのだ。新製品としてリリースされた当初、オデオ評論家の評価がそれほど高くなかったのも、そのためである。1~2年の短期使用(1日3~4時間の試聴であれば1年でもOKだが)で、あーだこーだと薀蓄を垂れている御仁もいるが、まぁ、ちゃんチャラ可笑しい(爆)

オリジナルのNO.38L(この機種も併用中)がNO.26L的なガッツ溢れる骨太さ、溌剌とした開放的な音を継承しているのに対して、NO.38SLはNO.26SL的な繊細で緻密、深々とした響きの良さとしなやかな音像描写が得意だ。NO.38Lがジャズ的ならば、NO.38SLはクラ的か。今回の試聴では、ソリッドになりがちの高域に、響きの美しさを付加し全体の質感向上を狙うためNO.38SLを選択した。

さて、早速、“自己マン録り”をしよう!

思い出の「SWEET MEMORIES」だけでは寂しいので、同時期の名曲「蒼いフォトグラフ」(Photograph of Yesterdays)と「瞳はダイヤモンド(Diamond Eyes)の2曲も録ってみた! どちらも、前述したかつての彼女が大好きだった楽曲なので・・・(爆)

弾力的で深く沈みこむ低音域、円やかで豊かな響きを伴う中高域・・・当初の想定した出音は得られたのだが、その実際の雰囲気が、果たしてQ2HDの録音で伝わるだろうか。良質なイヤフォン(ヘッドフォン)で聴いていただければ幸いである。


SWEET MEMORIES / Seiko Matsuda
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500 + JBL UT-405
Pre Amp.: Mark Levinson NO.38SL
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : Mark Levinson NO.31L
D/A converter: Mark Levinson NO.30.6L



Photograph of Yesterdays / Seiko Matsuda
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500 + JBL UT-405
Pre Amp.: Mark Levinson NO.38SL
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : Mark Levinson NO.31L
D/A converter: Mark Levinson NO.30.6L



Diamond Eyes / Seiko Matsuda
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500 + JBL UT-405
Pre Amp.: Mark Levinson NO.38SL
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : Mark Levinson NO.31L
D/A converter: Mark Levinson NO.30.6L



「赤い鳥逃げた」頂上決戦! AD(45rpm/12-inch) vs CD vs SACD♪

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今年のゴールデンウィークは、いつにも増して暑い!!

小生、4月18日~5月10日までの土・日・祝は、12日間とも、さまざまなイベント立案実施に携わったため、
屋外での立会いも多いのだが、まるで夏フェスのような日差しの強さには正直マイッタ!

まぁ、雨や風など天候不順よりは、客足も伸びて、お仕事的には大歓迎なのだが(笑)

GW中全仕事とはいえ、夜は比較的早く帰還できるので、あまりフラフラと飲み歩かずに自宅でオデオ三昧!
これが、小生の毎年のGWの過ごし方だ!!

さ~て、前回の記事では松田聖子嬢を取り上げたので、今宵は、80年代アイドルもう一方の雄!、
我らが歌姫・中森明菜嬢ネタ!をイクしかあるまい(爆)

明菜嬢と言えば、これまで拙ブログでもたびたび登場したオデオファイル御用達(笑)、45回転12インチシングルの「赤い鳥逃げた」。昨年他界された松岡直也の手による「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」の異名同曲異歌詞曲で、アレンジは松岡らしい“ラテン・ロング・ヴァージョン”。

これまで、本家本元・アナログ盤は、何度か取り上げてきたが、実はこの楽曲、いくつかのCD盤にも収録されている。小生が有しているデジタルディスクで、「赤い鳥逃げた」が収録されているのは以下の5タイトル。

・『BEST掘戞淵リジナル)

・『AKINA BOX SACD/CD Hybrid Edition 1982-1991』 ※『BEST掘拏

・『AKINA NAKAMORI COMPLETE SINGLE COLLECTIONS - FIRST TEN YEARS - RHINO PREMIUM EDITION』

・『中森明菜 SINGLES27 1982-1991』(CD)

・『中森明菜 SINGLES27 1982-1991』(DVD-Audio)

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※赤箱~『AKINA BOX 1982-1989』は、「赤い鳥逃げた」収録の『BEST掘戮含まれていない。

今回は「赤い鳥逃げた」を、45回転12インチシングルのアナログとCD、そしてSACDの3つのメディアで再生、そんでもって、自己マン録りをし、読者諸兄に“ベスト・オブ・「赤い鳥逃げた」”を決していただこうというもの。

う~ん、、、ゴールデンウィークらしい、エキサイティングな企画だ!(爆)

DVD-Audio盤もあるが、もはや、絶版規格のメディアなので、今回の決戦からは省くことにした。

さて、それでは、早速、頂上決戦のゴングを鳴らそう!!!

AD、CD、SACDとも、スピーカーの JBL K2 S5500 とパワーアンプの PASS labs ALEPH 2 は共通。CDとSACDに至っては、プリアンプ( Cello Encore Preamplifier )も共通だが、その出音は想像以上に異なる。ハンディレコーダーのQ2HDで録った音でさえ、その違いははっきり分かるほどだ。

各々の“自己マン録り”は、いつもの如く、良質なヘッドフォン(イヤフォン)で聴いて頂きたい。



「赤い鳥逃げた」(45rpm/12-inch AD)

まずは、大本命の45回転12インチシングルのアナログ盤。

カートリッジに先般記事で触れたオルトフォンの「 Ortofon MC Kontrapunkt-a 」を使い試聴してみたが、これは相性がイマイチ。以前、自己マン録りしたEMTのXSD15での再生がベストだったので、今回の決戦では、XSD15の精気溢れる音に期待した。

どっしりとした中低音をベースとしたピラミッド型のバランスに、艶やかで張り出し良い明菜嬢のヴォーカルが秀逸。力強く弾けるようなパーカッションがラテンのリズムに躍動感を与える。高域のエッヂは僅かに甘くなるが、ボケるようなことはなく適度にソリッド、響きも豊かだ。

流石は、定評ある高音質盤である!

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AKAITORI NIGETA / Akina Nakamori (45rpm/12-inch AD)

Recorder ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Technics SU-C7000
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Analog Player: YAMAHA GT-2000L
Amorphous MC Transfomer: Technics SH-305MC
MC Cartridge: EMT XSD15





「赤い鳥逃げた」(2009 Digital Remaster CD)

続いては、小生が再生メディアにおいて、最も力点をおているCD。

アナログ再生は確かに魅力的であるし、かつて拙宅でもコアメディアであった。しかしながら、現在、手元にあるソフトの9割(約1万枚)がCDなので、音楽を楽しむ限りは、CD再生に力を入れざるを得ないのだ。

前述した5つのタイトルの内、小生が選んだのは『AKINA NAKAMORI COMPLETE SINGLE COLLECTIONS - FIRST TEN YEARS - RHINO PREMIUM EDITION』。菊地功(ワーナー・マスタリング/中森明菜ワーナー時代初期のレコーディング・エンジニア)によるデジタル・リマスタリングということでチョイスした。

より、新しいリマスタリングの『AKINA BOX SACD/CD Hybrid Edition 1982-1991』内の『BEST掘戮般造辰燭・・・『BEST掘拜感覆任呂覆、1曲ごとに厳選したリマスターな成されたライノ盤をCDの代表格とした。

で、結論から言うと・・・プリアンプの選択を誤ったように思える。

明菜嬢のヴォーカルをより魅力的にと思い、プリを Cello Encore Preamplifier したが、チェロの少々神経質な部分がネガティブに作用した。シットリとしたバラードでは、その魅力を存分に発揮し濃厚妖艶なヴォーカルを聴かせるチェロだが、「赤い鳥逃げた」のようにパルシヴでダイナミックなアレンジの楽曲との相性はいま一つのようだ。おそらく、マークレビンソンのML-7AやML-10Aなどのほうが、この楽曲にはフィットしたであろう。

実際の出音は、圧倒的な情報量で強靭無比な重低音、ソリッドに空間を切り裂くような高音に痺れるが、Q2HDでは、その情報量を受け止めるには少々力不足。K2のコンプレッションドライバーから噴出す無数の音塊を御しきれないようだ。足の裏から臀部に伝わる重低音も録りきれず、中低域は薄く感じる。ヴォーカルはやや後方に定位し、控え目に歌う。ヴォーカルも楽器の一部としてリマスターしたのだろうか。この点は、アナログ盤のサウンドバランスのほうが好ましい。

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AKAITORI NIGETA / Akina Nakamori (2009 Digital Remaster CD)

Recorder ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-0
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/A converter: dCS Delius
D/D converter: dCS Purcell





「赤い鳥逃げた」(2012 Digital Remaster SACD/CD Hybrid)

さて、注目のSACD! 

勿論、『AKINA BOX SACD/CD Hybrid Edition 1982-1991』内の『BEST掘戮茲蝪咤腺達張譽ぅ筺爾鮖酊亜

プリはCDと同様、Cello Encore Preamplifier ということで、相性の不安があったが、SACD再生では、CDほどのネガティブさは感じなかった。DENONのSACDプレーヤーDCD-SA1の、いかにもデンオンらしい図太く深みのある中低域がチェロのナーバスな部分を補ってくれたようだ。

低音域はアナログよりも更に深く沈み、音塊のズシッとした圧力を聴かせる。全体に大人し目の雰囲気ではあるが、音粒の数は3メディアではSACDが圧倒的だ。パーカッションの立ち上がりは高速レスポンスで実に小気味好いが、耳に刺激的な成分は一切感じさせない。ナチュラルで豊かなサウンドだ。

明菜嬢のヴォーカルは、なかなか良い!アナログほどの色艶はないものの、実在感豊かで肉厚なヴォーカルは満足度が高い。激しいリズム系楽器群のサウンドシャワーに埋もれることなく、クリアにその存在感を示すサウンドは、SACDの実力を十分に感じさせるパフォーマンスであった。

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AKAITORI NIGETA / Akina Nakamori (2012 24bit Digital Remaster SACD/CD Hybrid)

Recorder ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
SACD Player : DENON DCD-SA1





・・・・・という訳で、三者三様のパフォーマンスであったが、読者諸兄はどのように感じられただろうか!?

オデオ猛者の凄耳によるジャッジングを聞かせていただければ幸いである!!

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謎が謎を呼ぶ・・・ “アマデウス/AMADEUS” の名を冠するCDプレーヤー♪

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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(ドイツ語: Wolfgang Amadeus Mozart、洗礼名:ヨハンネス・クリュソストムス・ウォルフガングス・テオフィルス・モザルト(Johannes Chrysostomus Wolfgangus Theophilus Mozart)、1756年1月27日 - 1791年12月5日)はオーストリアの[1]作曲家、演奏家。古典派音楽の代表であり、ハイドン、ベートーヴェンと並んでウィーン古典派三大巨匠の一人である。称号は神聖ローマ帝国皇室宮廷作曲家、神聖ローマ帝国皇室クラヴィーア教師、ヴェローナのアカデミア・フィラルモニカ名誉楽長などを務めた。  
~ウィッキーさんより

アマデウス・・・類稀なる天才作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのミドルネームである。

この「アマデウス」の名を冠するCDプレーヤーが存在する。

オデオ機器は、音楽を再生するという性格上、歴史に名を刻む大作曲家や音楽家の名を冠する製品が多い。

代表的なところでは、英国デジタルオデオの雄、dCS社のプッチーニ ヴェルディ、ディーリアス、パーセル、エルガー、etc. スピーカーではウィーン・アコースティクスのベートーヴェン、リスト ハイドン モーツァルトなどが挙げられる。しかし、「楽聖」ベートーヴェン の名を冠するとは大した自信だ(笑)

そんな中でも、「アマデウス」の名を冠するCDプレーヤーは、かつて存在しなかった(存在してたらゴメンナサイ!)。小生が知る限りアマデウスの名を冠するオデオは、ウェルテンパード・ラボのアナログプレーヤーに「アマデウスGTA」ぐらいではないだろうか(これも違ったらゴメンナサイ!)。

まぁ、「神に愛される」の意味の「アマデウス」を冠するのだから、相当この製品に自信を持っているのだろう!

ググッてみても、その存在の詳しいことは分からない。勿論、日本未上陸の製品/メーカーである。メーカー名は「Original」という。昨今の大手ハイエンドメーカーにもみられるような中国に生産拠点を置くメーカーで、設計エンジニアに某大物エンジニアが関わっている・・・・・らしい(笑)

RED ROSE MUSIC(レッド・ローズ・ミュージック)とマーク・レビンソン、DUSSUN(ダッサン)とツー・ ヤンヤン(Zou Yuanyuan~レッドローズミュージック時代のチーフ・エンジニア)みたいなものか(笑)

まぁ、謎が謎を呼ぶメーカーの謎のCDプレーヤーだが・・・この意匠にビビッときてしまったのだ!(爆)

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漆黒のマットブラックを装った外観。小生、オデオ機器は昔からブラックを好む。現在の保守本流カラー、シャンパンゴールドやシルバーの外観はあまり好きではない。個人的には、「ブラック・アズ・ナンバーワン」なのだ!(笑)

例えば、マークレビンソンの現行ツートンカラーなんぞは、酷い意匠だと思う(ご愛用者の方、許されよ!)。レビンソンならば、やはりオールドレビンソンのヘアラインフィニッシュ・ブラックボディにググっとくる。国産ならば、ヤマハのC-2シリーズやサンスイアンプのブラックフェイスがタマラナイ!

この「アマデウス」というCDプレーヤー、そのマットブラックの質感・雰囲気は、まるでアメリカ空軍が誇るロッキード社のステルス戦闘機「F-117ナイトホーク」のようだ!う~ん、カッチョええではないか!!

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パッと見は、薄型トップローディングのCDトランスポートとDAコンバーターのように見えるが、トランスポートに見える上部は、ドライブ+DAC部でDAコンバーターに見える下部が電源部である。要は別電源方式の一体型?CDプレーヤーだ。

電源部は右アナログセクション、デジタルセクション、左アナログセクションに分割化され、各々極太のDCケーブルでドライブ+DAC部に電源供給が成される。内部の写真でも分かるように、ドライブ+DAC部、電源部とも、各セクションのポジションが見事に分かれている。

リテールプライスは€(ユーロ)3,268.00なので、1€=134円として438,000円。仮に日本に輸入されたならば、関税+代理店フィが思いっきり乗っかって(笑)、80~90万といったところだろうか。クレルなんぞは現地価格の倍以上だからな。。。見た目のわりに、意外と安い・・・かな?(爆)

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Original AMADEUS (10th Year Anniversary Edition) CD Player with ISOLATED POWER SUPPLY

GENERAL:
10th Anniversary upgraded edition to Amadeus
Star shape individual grounding analog ac supply design
Special formulated coating applied to AC transformers
New designed power supply unit and connection cords
SMD parts adopted for great reduction in interference
No decoupling capacitors in output stage after BB 604
New designed Shock control Sony Laser Pickup System
Isolated power supply system top loading high end cd player
Burr Brown SRC4192 for upsampling treatment
Remote controllable oversampling rate: 128fs,384fs,512fs,768fs
Remote controllable SRC4192 bypass function
Burr Brown PCM1792 x 2 as DA converter
2 grade gain design for analog output
Full balanced analog output in 4.5Vrms
14 sets of independent power supply design for highest purity
High speed low resistance power supply for stunning transients
Full IR Remote control
Detachable power cord system (IEC)

TECHNICAL:
FREQUENCY RESPONSE: 20Hz - 20Khz (+/-1db)
DYNAMIC RANGE: 120db
OUTPUT LEVEL: 4.5Vrms (RCA), 9Vrms (XLR)
S/N RATIO: >100db
HARMONIC DISTORTION: 0.001%
DISC READING TIME: <5s
DIMENSIONS: Power supply unit 430 x 350 x 110mm (W/D/H) Main unit 430 x 350 x 105mm (W/D/H)
N.Weight: 19KG

で、・・・来た!!!(爆)

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で、・・・もうすぐ10000コメ!!!(爆)

Original AMADEUS 10th Year Anniversary Edition ~フォトギャラリー♪

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さて、謎のCDプレーヤー、アマデウスくんの続き。

本来であれば、ここで実聴記事と行きたいところだが、その前に、まずは、世間一般に全く出回っていないアマデウスの“御姿”を記録に残すため、今回は、フォトギャラリー記事とした。合わせて、アマデウスの外観&機能の所見を書き記してみた。

ちなみにアマデウスというCDプレーヤー、オリジナルモデルが存在する。見た目は全く一緒で、外観上の違いは、トップグリッドに「10th Anniversary」と彫られた金色のプレートが有るか無いかだけのようだ。実機を見比べてみれば、その他にも差異があるのかもしれないが、写真で見比べる限り、同じように見える。つまり、Originalというメーカー?は、少なくとも10年以上前から存在するということだ。

前回の記事でも触れたとおり、アマデウスは一体型CDプレーヤーなれど形態はセパレート型である。

メイン部の筐体には、ディスクドライブ部とDAコンバーター部が収められており、これは、まさに一体型CDプレーヤー。しかし、これだけでは音が出ない。いや、動作しない!なぜならば電源部がないからだ(笑)電源部はメイン部とほぼ同サイズのシャーシに収められており、3本のDCケーブルで、メイン部のデジタル部、右chアナログ部、左chアナログ部とコネクトされる。

下のフォトギャラリーではメイン部に赤色側のDCプラグを、電源部に黄色側のDCプラグで接続しているが、これは間違い!正しくは、逆の接続、メイン側は黄色、電源部側は赤色が正解だ。英文のマニュアルだったのでの、つい読むのが面倒くさくなってしまい勘で接続していた。両プラグとも端子形状が同じだったので・・・DCケーブルに方向性があるとはねぇ。。。マニュアルは良く読むものである(汗)

メイン部と電源部を合わせて約20Kgと、それほどヘビー級ではないが、実際に持った感覚では、薄型の筐体からイメージしてた感覚とは大分異なり、ズシっ!とした重さを感じる。なかなか頼もしい重量感だ(笑)

メイン部のトップパネルはぶ厚いアルミ製でサイド部と一体形成が成されている。ヤマハの名プリアンプC-2シリーズのシャーシ構成とよく似ている。無粋なネジが見えてないのでカッコイイ!

トップグリッドは、かなりの重量級。手動でスライドして開閉するのだが、何とも言えないトルク~重さ加減を感じる。同じ手動でスライドして開けるCECのCDトランスポート TL-1のトップグリッドよりも重厚だ。

トップグリッドを開けると、ディスクを載せるプレートがある。手で触るとバネの浮遊感覚があり、フローティングメカであることが分かる。この部位にディスクを置いて、その上にマグネットで密着するスタビライザーを置く。スタビライザーは実測30gと軽量級。軽量級のスタビライザーをマグネットで固着させる手法は、マークレビンソンNO.31Lと同様である。

アナログ出力は、アンバランスRCAとバランスXLR(#2HOT)の2系統。デジタルはRCAとTOS光ケーブルの2系統だ。トップグリッド前部には再生等の操作系と並んで「~」の記されたスイッチがあるのが写真から分かるだろう。これはデジタル・フィルターの特性をシャープ・ロールオフかスロー・ロールオフかの2つを切り替えることができるスイッチだ。エソテリックやソニーに同様の機能が搭載されている。

また、メイン部では、Burr Brown SRC4192 によるオーバーサンプリング次数の選択スイッチがある。 128fs、384fs、512fs、768fsのオーバーサンプリング選択が可能だ。また、バイパススイッチをオンにすることで、SRC4192をパスすることも可能だ。このようなアップサンプリング機能は、エソテリックのプレーヤー等でよく見受けられる。

メイン部、電源部、各々の足元は、新素材によるピンポイント受けができるインシュレーターを4基備えている。先端の尖った金属系のピンポイントでは無いため、受け皿を必要とせず、そのまま重ね置きが可能だ。いや、そもそも重ね置きを前提に、インシュレーターが検討されたのかもしれない。

リモコンは2種類が付属。一つはテンキーを搭載したメインリモコン。もう一つは最低限の操作に絞ったサブリモコン。メインリモコンは金属の削り出しで重量級。実測299gと小さなサイズでは脅威的だ。ちなみに、重いことで有名なエソテリックP-70vuのリモコンが304g、P-0のリモコンで193g。いかにアマデウスのリモコンが重いかが分かるだろう。サブリモコンでさえ124gもある。まぁ、それで音が良くなる訳ではないのだが(爆)

とまぁ、そんな訳で、本邦初公開、アマデウスくんのフォトギャラリーである!!!


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Original AMADEUS (10th Year Anniversary Edition) CD Player with ISOLATED POWER SUPPLY

GENERAL:
10th Anniversary upgraded edition to Amadeus
Star shape individual grounding analog ac supply design
Special formulated coating applied to AC transformers
New designed power supply unit and connection cords
SMD parts adopted for great reduction in interference
No decoupling capacitors in output stage after BB 604
New designed Shock control Sony Laser Pickup System
Isolated power supply system top loading high end cd player
Burr Brown SRC4192 for upsampling treatment
Remote controllable oversampling rate: 128fs,384fs,512fs,768fs
Remote controllable SRC4192 bypass function
Burr Brown PCM1792 x 2 as DA converter
2 grade gain design for analog output
Full balanced analog output in 4.5Vrms
14 sets of independent power supply design for highest purity
High speed low resistance power supply for stunning transients
Full IR Remote control
Detachable power cord system (IEC)

TECHNICAL:
FREQUENCY RESPONSE: 20Hz - 20Khz (+/-1db)
DYNAMIC RANGE: 120db
OUTPUT LEVEL: 4.5Vrms (RCA), 9Vrms (XLR)
S/N RATIO: >100db
HARMONIC DISTORTION: 0.001%
DISC READING TIME: <5s
DIMENSIONS: Power supply unit 430 x 350 x 110mm (W/D/H) Main unit 430 x 350 x 105mm (W/D/H)
N.Weight: 19KG

我が心の師、B.B.キング 逝く♪

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我が心の師、B.B.キング 逝く。

合 掌

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Original AMADEUS 10th Year Anniversary Edition ~実聴編 Part1~ ♪

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さて、お待たせいたしました、謎のCDプレーヤー、アマデウスくんの実聴タイム!!

別電源仕様とはいえ、基本的に一体型CDプレーヤーのアマデウス、拙宅のマークレビンソンをはじめとする、強力なセパレートCDシステム陣営にどれだけ迫れるのか、興味深いところである。

さて、早速、聴いてみることにしよう!

試聴ソフトは、やはり「アマデウス」だけに、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトさんの楽曲からチョイスするのが礼儀というものだろう(笑)とはいえ、モーツァルトの数多ある名曲の中からナニを試聴曲に選べばよいのか・・・何せ、生涯の作品総数900曲以上である!困ったもんだ!!

そこで、思いついたのが、先日、ブロ友「こば」さんが記事化( 「♪モーツァルト『小夜曲』の読み方♪」)されていた「セレナード第13番 ト長調 K.525〈アイネ・クライネ・ナハトムジーク(EINE KLEINE NACHTMUSIK)〉」の第一楽章。誰でも知っている(たぶん!)この曲なら、試聴記事のソフトにはピッタリだろう!

こばさんは、カラヤン先生&ベルリンフィルのゴージャスな演奏を取り上げていたので、小生は、より小編成で軽快な演奏が持ち味のトン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック管弦楽団の演奏をチョイスした。1988年11月、アムステルダムのドープスヘジンデ教会での収録である。


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今回、またもや性懲りも無く「自己マン録り」付きだ!(爆)

試聴システムは、アマデウスからプリの Cello Encore Preamplifier へRCAアンバランス接続、パワーアンプは最近のレギュラー、パスラボ・アレフ2に変えて、クレルのKMA-100MK兇鬚△討う。弦楽が奏でるユニゾンの響きの美しさには無類の相性の良さを発揮するパワーアンプだ。

アマデウスの設定、デジフィルやアップコンバートの設定など、いろいろと可変できるのだが、試聴に当たっては、デジフィルはスロー・ロールオフ、アップコンバートの設定は最上位の768fsとした。

アマデウスは、アップコンバート対応機種にしては珍しくその副作用が感じられず、聴感上、空間情報(音場情報)が豊かになり、響きが豊潤になるよう感じられた。この点は、dCSの業務用デジタルツールのアップコンバート/ダウンコンバートの機能と近しい変化を感じる。

よく、アップコンバートの副作用としては、音が細身になる、明るさが強調され陰影が薄まる、パルシヴな音の先端が丸まる、等々が聞かれるが、アマデウスは上手く処理されているようだ。音の芯、エネルギー感はSRCバイパス時と変わらず、フワッと漂う音の粒子が増し、より滑らかで甘美なエアー感が醸成される。

Eine kleine Nachtmusik / Ton Koopman - Amsterdam Baroque Orchestra -
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: KRELL KMA-100Mk
CD Player : Original AMADEUS 10th Year Anniversary Edition

※できるだけ良質のイヤフォン(ヘッドフォン)でお聴きいただければ幸いである。



どうだろう。“自己マン録り”では高音域が少々刺激的で鋭く感じるが、実際の出音は、いたって滑らかで流麗なる弦楽の調べが仙人郷に広がる。美麗な響きのユニゾンによる第一主題は、実に明晰で軽快。さすがはコープマン、自らもチェンバロ奏者にしてアムステルダム・バロック管弦楽団の創設者だけあって、バロック音楽~古楽器を知り尽くしているようだ。

別電源化の威力だろうか、低音域の押し出し感も一体型プレーヤーとしてはトップクラス。スピーカーから音の波が押し寄せてくるような圧力を感じる。これなら、大編成のシンフォニー、ブルックナーやマーラーであっても十全に聴かせてくれるであろう。

ディスクに刻まれた情報量を余すところなくプレイバックしているようで、奏者の僅かな息づかい、衣擦れの音、楽器の操作音など、微小レベルの暗騒音まで明瞭に聴こえる。YouTubeでは、全域で明るさが優先され、暗部の表現がハレーションでトンでいるようにも聴こえるが、実際は、シットリと瑞々しく、微細な音の明暗濃淡が巧みに描かれている。

察するに、アマデウスは、圧倒的なパワーや迫力で聴き手を捻じ伏せたり、濃厚濃密なサウンドで魅了する欧米系のプレーヤーでなはい。欧州系のCDプレーヤーのように上質で滑らか、適度な温か味と繊細緻密なサウンド描写力が身上であろう。とりあえず、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に関しては、アマデウスの名に負けないパフォーマンスであったと言えよう(笑)

次回は、小生のオデオの“核”となる女性ヴォーカルの再現性について、アマデウスの実力を検証してみよう。

Original AMADEUS 10th Year Anniversary Edition ~実聴編 Part2~ ♪

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いやいや、遅ればせながら、謎のCDプレーヤー「AMADEUS」の実聴編Part2である!(汗)

Part1のすぐ後にPart2を書くつもりでいたのだが、そこは、日頃の行いが良すぎる小生(笑)、立て続けに時間のないヤ●ザなお仕事が舞い込んできてしまい、今週いっぱいアップアップ状態であった・・・

まぁ、なんとかお仕事の目処も立ってきたので・・・・・・実聴編Part2、スタート!!

前回は、「アマデウス」の試聴にピッタリの、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトさんの名曲「EINE KLEINE NACHTMUSIK K.525」を試聴、いつもの“自己マン録り”で、その相性を検証してみた。

結果は、まずまず合格、“アマデウス”の名に恥じぬパフォーマンスを聴くことができた。

さて、実聴編Part2では、前回予告したとおり、小生のオデオ・プライオリティである女性ヴォーカルを聴いてみた。日頃、マークレビンソンやエソテリック、dCS等の弩級セパレート陣営で聴いてるサウンドクオリティに対して、「アマデウス」がどのレベルまで迫れるか、が聴きどころの一つである!

試聴にあたっての、その他のオデオ機器は、前回の「EINE KLEINE NACHTMUSIK K.525」試聴時と同様である。

まず一人目は、昨今、小生の女性ヴォーカル試聴ソフトのレギュラーとなっている、カナダの歌姫、ダイアナ・パントンを聴いてみよう。アルバム『ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた』より、#16「ムーン・リヴァー」をチョイス。音楽的にも楽しめるが、オデオ的にもハイクオリティなヴォーカルを聴くことができる。

瑞々しくシットリと湿り気を帯びたダイアナ嬢のヴォーカルを、如何に甘美にリアルに再現できるか、がポイント。

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試聴に先立って、「ダイアナ・パントンなんて知らんわ!」という御仁のために、メディア各誌のコピペ祭り!(爆)


「本作で日本デビューとなったダイアナ・パントンは、近年、ジャズ・ヴォーカル大国として認知されているカナダの出身。同国のヴェテラン・マルチ・プレイヤーで、ジム・ホール(g)との共演でも名高いドン・トンプソンによって見出された彼女だが、この作品でも全面で彼のサポートを受け、しなやかに自身の魅力を伝えている。1曲目からレグのギターに乗って軽やかにスウィングする彼女のヴォイスは無垢な妖精を思い起こさせる可愛らしさに溢れ、自然と心が和んでしまう。月と星をモチーフにした楽曲ばかりを集めたコンセプト・アルバムのため、秋の夜長に、ひとり、ゆったりとした気分で楽しむには好適な1枚。」
--「ジャズライフ2010年10月号」2010/09/14


「オープニング・ナンバーがベースとギターで始まったとたん、ジャズ・ヴォーカル・ファンの多くが“これは予想以上の楽しさをもたらしてくれるに違いない”と確信することだろう。続いて現れるダイアナの歌声はキュートで魅惑的。~月と星のうたを集めたロマンティックな選曲の本アルバムが、ダイアナ・パントンというシュガー・ボイスの新星の名をより一層高めるのは火を見るより明らか。あまりクセのない彼女のボイスはまるで吐息のように切ない。」
--「ジャズジャパンvol.2」2010/10/01


「曲名や歌詞に「月」や「星」がでてくるスタンダードばかり全16曲を集めて歌った今回の作品は、ダイアナが07年に発表した2枚目のアルバムになるが、同年のカナダ・レコーディング・トップ10入りを果たしている。彼女の名前を世に知らしめた出世作といえるだろう。バックを務めるのは前出のトンプソンと、レグ・シュワガーという名の、ちょっと技巧派っぽい感じのギタリスト。とかく感情的になりがちなドラムスがない分、しっとりと落ち着いた気分をかもし出している。
 冒頭の「デスティネイション・ムーン」で、いきなり魅惑の月をめざすと、「イッツ・ライク・リーチング・フォー・ザ・ムーン」で意中の相手に焦がれる想いをささやき、「イフ・ザ・ムーン・ターンズ・グリーン」「ムーンライト・セレナーデ」で恋の奇跡の成就を祈り、「リトル・ボーイ、リトル・ガール、リトル・ムーン」で、ささやかな人生の幸せを歌い上げていく。いつかどこかで聴いたことのある「オー・ユー・クレイジー・ムーン」「ソー・メニー・スターズ」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」も当然入っていて、最後は「ムーン・リヴァー」を優しく渡りきる。晴れた秋の夜長にふさわしい思い切りジャジーな演奏とともに、ダイアナの包み込むようにソフトで甘い歌声がいつまでも耳朶(じだ)をくすぐる、ロマンチック度200%の1枚だ 」
--「産経ニュース『文化部記者のお墨付き』」より抜粋 2010/10/02

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2010/9/24 release
ムーン・ライト・セレナーデ ~月と星のうた / ダイアナ・パントン
MOONLIGHT SERENADE / Diana Panton

1. デスティネイション・ムーン
2. アイム・オールド・ファッションド
3. イッツ・ライク・リーチング・フォー・ザ・ムーン
4. イフ・ザ・ムーン・ターンズ・グリーン
5. リーチング・フォー・ザ・ムーン
6. クワイエット・ナイツ・オブ・クワイエット・スターズ
7. ムーンライト・セレナーデ
8. ムーンライト・セイヴィング・タイム
9. リトル・ガール、リトル・ボーイ、リトル・ムーン
10. ムーン・アンド・サンド
11. アイヴ・トールド・エヴリ・リトル・スター
12. ア・ハンドフル・オブ・スターズ
13. オー・ユー・クレイジー・ムーン
14. ソー・メニー・スターズ
15. フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
16. ムーン・リヴァー


Moon River / Diana Panton
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: KRELL KMA-100Mk
CD Player : Original AMADEUS 10th Year Anniversary Edition



全体に明るい基調のプレイバック。ヴォーカルはグッと前に張り出すが、その表情はやや平面的。若干の硬さを感じる。しかしながら、ヴォーカルに付帯する柔らかな響きは美しく可憐。ダイアナ嬢のほのかに甘く温か味のあるヴォーカルは、まずまずの再現性だろう。

ハンディレコーダーでの“自己マン録り”では、ヴォーカルのffやピアノソロの部分でひしゃげる感じがするが、実際の出音ではスムーズに抜ける。これは、前回の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」でも、高域の神経質さとなって表出した。ピークが飽和するほどレコーディングレベルを上げている訳ではないが、「アマデウス」の1音1音の音圧が想像以上に強烈なのだろうか。

トップクラスのセパレートシステムには及ばないが、一体型としてのクオリティは、十分合格点だ。


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さて、二番手は、もはや拙ブログご常連には御馴染み、「セシウム明菜」こと中森明菜の『Akina Nakamori~歌姫 ダブル・ディケイド~』だ。レコーディング/マスタリングの全プロセスに最高精度のセシウムクロックジェネレーターを投入した異色のJ-POP盤。野放図に噴出する低音域故、ヴォーカルとのバランス等、一筋縄では絶品再生が厳しい“難盤”でもある。

今回は、「アマデウス」くんに、あえて難しい御題として、この「セシウム明菜」にチャレンジしてもらった(笑)

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試聴曲は、『Akina Nakamori~歌姫 ダブル・ディケイド~』の#11「駅」。拙ブログでは、これまでも何度か取り上げており、以前も一度、ハンディレコーダーによる「自己マン録り」をしたことがある楽曲だ。

深く、深く、深~く伸張するベースの音圧はかなりのもの(笑) ボリュームをチョイと上げると、音大生御用達~ピアノ可の防音補強を施したスペースにも拘らず、部屋中が震え、きしみだす(爆)ヴォーカル帯域の再現性に乏しいシステムでは、その低音圧の濁流に飲まれ明菜嬢のヴォーカルがかき消されてしまうオソロシ盤だ(笑)

「アマデウス」以外の試聴システムは、ダイアナ嬢と同じオデオ機器群である。

EKI / Akina Nakamori
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: KRELL KMA-100Mk
CD Player : Original AMADEUS 10th Year Anniversary Edition



う~ん、、、チョイとキビシイか。。。

ヴォーカルの音像描写は、出張るところと奥に引っ込んでしまうところが散見され、一様ではない。

「アマデウス」の低音エネルギーは凄まじいものがあり、少々、低音過多と言えなくもないほどだ。低音の豊かさ、力強さが全域を覆うため、部分的にヴォーカルがマスキングされてしまう傾向がある。

また、パワーがクレルKMA-100MK兇任△襪故、更に、全体の音調が甘く柔らかで豊かな方向へ引っ張られるために、ヴォーカルの細部が不鮮明で、情感タップリの明菜嬢のヴォーカルも、少々もの足りなく感じる。この点、ソリッドで引き締まった傾向のプリ&パワー(ジェフ+パスラボ等)とのカップリングならば、コントロールが可能かもしれない。

その点、以前、Jeff Rowland D.G. Coherenceを核として“自己マン録り”した「駅」はバランス良く聴けた。CDシステムも、拙宅ではトップクラスのクオリティを持つエソ+dCSであったのも功を奏したのだろう。全域で響きの良さが印象的、瑞々しく存在感のあるヴォーカルが試聴空間いっぱいに浮遊する・・・・流石に、「アマデウス」との差は小さくない。

お時間のある方は、以下の動画と聴き比べていただいたい。圧縮音声のYouTubeでさえ、そこそこ、その違いは分かるはずだ。実際の出音での差は、YouTubeと異なり、明確にその違いを聴き取ることができる。


EKI / Akina Nakamori

Recorder ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-0
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/A converter: dCS Delius
D/D converter: dCS Purcell



まぁ、大好きな女性ヴォーカルの再生だけに、少々厳しい口調の評となったが、トータルで見れば、一般的な国産一体型CDプレーヤーとは一線を画するパフォーマンスを有しているのは間違いない。

特にセパレート化した電源がもたらすであろう、強靭な低域エネルギーはたいしたものである。弩級別電源を持つDAコンバーター、マークレビンソンNO.30.6Lと比較しても、低音の力感の点ではひけをとらない。

今回、試聴ディスクには取り上げなかったが、ジャズやロック等を再生させたならば、パワフルでエネルギッシュな再現性を発揮したに違いない。クラシックでも、大編成の雄大なシンフォニーや深遠なるオルガン曲などはバッチリだろう。

名前は「アマデウス」なれど、決してクラ専用という訳ではなく、むしろ、ガッツリしたジャズやロック、ポップス等への適用能力が高そうに感じた。今後、拙宅システムで「アマデウス」が1軍に留まれるか否かは、もう少し聴き込む必要があろう。

謎が謎を呼ぶCDプレーヤー「アマデウス」・・・・なかなか面白い個性的なプレーヤーとの出逢いであった。

いよいよ発売!至高のテレサ・テン! Stereo Sound Flat Transfer Series 第10弾♪

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さぁ~て、いよいよ、明日5月29日、発売であ~る!!

あの富山の某ジムランお大尽が泣いて喜ぶ至高のテレサ・テン(笑)、ステレオサウンド誌企画CD-Rシリーズ「Stereo Sound Flat Transfer Series」の第10弾「愛人/別れの予感」リリースである!

おそらく、この2大ヒット曲のカップリングが、テレサシリーズのメインイベントであろう! 

「Stereo Sound Flat Transfer Series」の第8弾として、初めてテレサ・テンの楽曲が取り上げられて時の記事で、小生は以下のような今後の展開を予想していた。 http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/12129270.html

「収録曲はテレサ嬢、鉄板の2曲「時の流れに身をまかせ」「つぐない」だから、全国のテレサ嬢ファンはタマラナイだろう。おそらく、フラット・トランスファー・シリーズの第9弾は「空港」「愛人」のカップリングか、それとも、「別れの予感」か!(爆)」

実際は、第9弾が「空港/テレサ・テン ポリドール版&トーラス版」のダブルヘッダー盤、そして、今回の第10弾が「愛人/別れの予感」。まぁ、ほぼアタリ!であろう(爆)ステサンさん、もうチョイとひねって欲しかった!(笑)

個人的には音質も考慮して、隠れ名曲「恋人たちの神話」あたりがエエと思うのだが・・・

早速ではあるが、Stereo Sound Flat Transfer Series 第10弾「愛人」「別れの予感」の概要である!!
チョイと長いので、興味のない御仁は下の方のオマケコーナーまで、一気にスクロールしていただきたい!(笑)

「Stereo Sound STORE」HPより抜粋
http://store.stereosound.co.jp/products/detail.php?product_id=2200n



テレサ・テン 「愛人」「別れの予感」マスターCD-R
型番:UTSCDR-003
¥8,640
発売日:2015年5月29日

ステレオサウンドが贈るフラット・トランスファー・シリーズ第10弾。

テレサ・テン「愛人」「別れの予感」

ミリオンセラーの 「愛人」「別れの予感」を豪華カップリング

ピュアな音質を求めた末に響く歌声、気品あるひと筆の日本画のごとく。狂おしいまでのオリジナルへのこだわりは、テレサ・テンさんの引力を再発見する旅へとあなたを導こう。

まずはそのこだわりのページをひも解きたい。当時は24 chマルチのアナログ録音で、主にスチューダーのテープレコーダーを使用。まずオケ用のマルチテープが制作される。

テレサさんは海外でのヴォーカル録音を常とするため、スタッフはオケを録音したマルチテープから、ヴォーカルレコーディング用にオケのチャンネルを整理し、コピーを起こして渡航。現地でテレサさんのヴォーカルが収録されることとなる。

トラックダウンは日本で実施。海外で録られたヴォーカル入りのマルチテープ(渡航時に日本でコピーしたオケのトラックは使用しない)と日本で録られたオケのマルチテープ2台をシンクロナイザーでパラレルに回し、2chの6ミリテープに落とし込んでいく。極めてピュアな音質を求めた、非常に贅沢なこだわりの手法である。

こうして制作された、世界で唯一無二のオリジナルスタジオマスター。その音魂の源を使用したステレオサウンドからのフラット・トランスファー・シリーズ第10弾は、1985年発売曲「愛人」と1987年発売曲「別れの予感」のミリオンセラーを豪華カップリング。いずれも荒木とよひさ氏作詩、三木たかし氏作曲による歌謡史に残る名曲である。リリースにあたって特別な許諾とご協力をいただいた、ユニバーサル ミュージック合同会社に感謝の意を伝えたい。

ユニバーサル ミュージックスタジオで行われた制作作業では、オリジナルスタジオマスターとなるAMPEXの1/4インチアナログテープを、スチューダーA820テープレコーダーで再生。ドルビー361ノイズリダクションユニットを経由し、DCS904によってA/Dコンバートしている。

デジタル・オーディオ・ワークステーションは英国プリズム・メディア・プロダクツのSADIE6。オリジナルのクオリティを限界まで追求、再現するため、コンソールを経由せずにダイレクト入力している。

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CD-Rは極めて低いエラーレートを特長とする、太陽誘電社製プロフェッショナル・オーディオのマスター専用CD-R(TYCDR-80SPMPT)を採用。CD-R化においては記録品質に徹底的にこだわったプレクスターのプレクスライター・プレミアム2を使用しており、吉野謙志エンジニアの手によって一枚一枚が丁寧に書き込まれている。

「愛人」は「つぐない」に続く意欲作だ。愛人というテーマを歌うことに抵抗を示すテレサさんを納得させることを含め、多くのことに心を砕いた作品でもある。一流の役者が愛人の役を演じるかのように。されど心の奥底では、愛しい夫を想うがごとき強い気持ちを込めながら。

こうした説得の末、心の垣根を取り払ったテレサさんは録音に挑むことになる。ロンドンのメトロポリス・スタジオにおいて、鮮烈な《役者魂》とともに歌い上げた歌姫。ここに蘇生した「愛人」の音彩から、その姿を容易に想像することができる。

「私にまかせてちょうだい」こう言ってテレサさんは、サビの部分のハーモニーを自ら演出して録音した。通常の和声の構成とは異なる、コード進行上にひとつテンションを入れて繋いだテンションハーモニーである。高域を持ち上げてエッジを利かしたアレンジを加え、まろやかで温かいテレサさんの歌声とバランスを整えて生まれた、どこかミステリアスな空間性。これもまた聴取されたい。

アジアの歌姫をさらに煌びやかに輝かせたのが「別れの予感」である。数あるアダルト歌謡の中において、これほどまでにシンセサウンドを美しく結晶化させた曲があったろうか。編曲の林有三氏の力量がいまなお高く評価されるのも頷けよう。

だが話はここで終わらない。台北プラチナスタジオでヴォーカル録音を終えた一行は、より大衆に向いた誰にでもわかりやすい音彩を狙うことを決断する。すべて打ち込みのシンセサウンドに、弦楽器を加えたアレンジを施すのだ。これを快く引き受けたのが服部克久氏である。

構成は第1ヴァイオリン6、第2ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2。シンセによる有名なイントロからAメロに移ると弦楽器の調べが流れ始め、やがてうねる波のように高まり、自由に解き放たれながらテレサさんを包んでいく。シンセの音色もより色彩感を身につけたように響く、麗しき音彩の輪舞に身を委ねていただきたい。

細かな説明なしで本能的に曲調を理解、解釈し、アレンジ前とは歌い方がまったく変ったというテレサさん。感情の起伏をより繊細に歌い分けたのだろう。アジアの歌姫の息づかいが織り込まれた歌声は明るい官能性に浸るかのようで、それは音楽や楽器との濃厚な一体化であり、恋愛であり、そして幸せな結婚であった。

文・堀切日出晴 
(インタビュー協力:音楽プロデューサー 福住哲弥氏)

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収録曲

1.愛人
1985年アナログ録音
アナログ盤シングル
作詩・荒木とよひさ
作曲・三木たかし
編曲・川口 真

2.別れの予感
1987年アナログ録音
アナログ盤シングル
作詩・荒木とよひさ
作曲・三木たかし
編曲・林 有三
ストリングス編曲・服部克久



という訳で、このCD-R、また何処より仙人郷に急襲する可能性もあるのだが・・・

・・・その際、迎え撃つのは、御馴染み、拙宅唯一のテレサ嬢CDであるコレ! ルビジウム・クロック・リマスター盤、天下無敵の超ハイCP『ゴールデン☆ベスト テレサ・テン』・999円だ!!(爆)

今回は、CD-R発売記念も兼ねて、またまた懲りずに“自己マン録り”(笑)
前回の“駄録”のリベンジマッチということもあり、CDPには謎が謎を呼ぶ「アマデウス」くんに再登場願おう!

アマデウス×テレサ・テンの相性はバッチリ! 「天才は天才を知る」、ということだろうか(笑)

もともと低域エネルギーの希薄なソースではあるが、アマデウスの強靭な低域パワーがそれを見事に補ってくれる。ルビジウム盤の高域エネルギー分布は、「愛人」がヴォーカル強めオケ控え目、「別れの予感」はヴォーカル抑え目オケ強め、とちぐはぐ。ステサンCD-Rでは、この薄めの低域感、バラツキのある高域感をどのようにまとめてくるか、興味深いところだ。

また、アマデウス×シナジーとの相性も良い。前回、前々回と、アマデウスにとっては不完全燃焼の記事であったが、やはり潜在的な再生能力は、かなりのハイレベルであった!ジェフのプリとしてはコヒレンスも愛用してるが、アマデウス×コヒレンスはシナジーと比較して少々低域が出すぎ!(笑)勿論、コヒレンスとの相性は悪くないが、バランス的にはシナジーにアドバンテージがある。

前回、プリのチェロとの相性、そしてクレルパワーの調子がいま一つだったため、アマデウスに対して少々手厳しく評してしまったが、これは、聴き手=小生の完全なオデオ力不足であった。改めて、オデオは組み合わせ次第で、活きも死にもする、ということを実感した。

アマデウスくん、大変、申し訳なかった!! 改めて、ここでお詫びしよう(笑)

お高~い、ステサンCD-Rでなくても、コレぐらいは歌ってくれるぞ!(爆)

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※良質なイヤフォン等にて試聴していただけると、より仙人郷の“雰囲気”を感じとっていただけるだろう(笑)

Aijin / Teresa Teng
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Synergy
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
CD Player : Original AMADEUS 10th Year Anniversary Edition




Wakare no Yokan / Teresa Teng
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Synergy
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
CD Player : Original AMADEUS 10th Year Anniversary Edition



超テレサ再び! Stereo Sound Flat Transfer Series 第10弾♪

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前回、アナウンスしたステレオサウンド誌企画のCD-R「Stereo Sound Flat Transfer Series」の第10弾「愛人/別れの予感」、やはりというか何というか、予想通り仙人郷にもやってきた!(笑) 勿論、買った訳ではないぞよ!(爆)

前回同様、心優しき富山のジムランお大尽~ブロ友「Zジジイ」さんよりお貸しいただいたのだ!!

今後は、仙人郷から「俺の愛人の元彼の友人の別れた彼女のアニキ」さんの元へ行かれるようだが・・・(笑)

Zジジイさんの試聴記は、すでにUPされているのだが、此度のテレサ嬢には少々ご不満のご様子である(笑)
その詳細は、●もぉサイテー!と、 ●愛人について(自爆)を拝読いただければと思う。

拙宅に1枚だけあるテレサ盤、“ルビジウムテレサ”と比較すると、なるほど、Zジジイさんの不満も納得のいくところだ。ステサンCD-Rは、フラットトランスファーというだけあって、“ルビジウムテレサ”よりも格段にレンジが広く高域の透明度、音の粒立ちも良い。

反して、中低域のダイナミクス、エナジー感、ヴォーカルの押し出し感は、まさに“フラット”だ!(笑)特段、強調感がなくスムーズネス。レコーディングレベルは控え目だろうか。余分な脚色を一切排しているので、一聴瞬間の満足度に少々かける。

“ルビジウムテレサ”は、マスタリングの過程で、リミッター/コンプでスネアやバスドラム、ベース等の低奏楽器の音圧を持ち上げ、可聴帯域での迫力やパワフルさを醸成している。ヴォーカルも浮き立たせるような音作りをしている。ステサンCD-Rでは、その点、エフェクト感を殆ど感じない。

迫ってくるようなヴォーカルに快感を抱く御仁には、フラットトランスファーのサッパリとした透明な雰囲気は、少々物足りなく感じるのであろう。ヴォーカル命の「歌謡曲」の場合、必ずしもマスタークオリティのフラットトランスファーがベストとは限らないのである。

また、前「Stereo Sound Flat Transfer Series」の石川さゆり嬢の一連の楽曲と比較すると、マスター自体のクオリティで、テレサ盤は劣ると思う。バックのオケやヴォーカルなどさゆり嬢のほうが、テレサ嬢の楽曲よりも、数段ハイクオリティに感じる。さゆり嬢のように、そもそもマスターが優れていればフラットトランスファーも活きるが、テレサ嬢のマスターは少々心許無い。

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とは言ったものの、ルビジウムテレサ盤と比べれば、情報量が多いのは明らか。特に高域の粒立ちは鮮烈にして多彩、ヴォーカルに付加されるエコーの質感向上に寄与している。「愛人」ではドライな印象を受けるテレサ嬢のヴォーカルも、良質な響きが加わることで潤いを増してくる。

Dレンジ、Fレンジともにルビジウムテレサ盤を凌ぐ広さだ。小・中音量では、聴感上、レンジ拡張の良さを体感し難いが、ヴォリュームをグン!と上げると、おとなしく控え目だったテレサ嬢が、ぐぐぐぅ~ン!と眼前まで近寄ってくれる(笑)なかなかの好印象だ!

ステサンCD-R、試聴に際しては機器選定も重要なポイントである。前述したように、フラットトランスファーの特性のため、このCD-Rは音の色づけといった“装飾”が皆無である。故に、再生側が無色透明で情報量を剥き出しにしてくる現行ハイエンド機では、テレサ嬢のヴォーカルをイキイキと鳴らすことがかなり難しい。

ソフト側でヴォーカルを立たせようという処理がなされてないならば、CD再生側で、ヴォーカルを際立たせるようなサウンドカラーを有したオデオ機器をあてがってやる必要がある。拙宅の機器でいうならば、ESOTERIC P-0やdCSのデジタルツール類は相性が良くない。

拙宅オデオ機器の中では、稀代の濃厚濃密で豊潤な“音色”を有し、圧倒的な高密度でヴォーカルに魂を吹き込むことのできるデジタルディスク・プレーヤー~マークレビンソンNO.31L+NO.30.6Lが、最も、このステサンCD-Rのテレサ嬢をリアリティたっぷりに描写してくれた。

ちなみに、「VIMAK DT-1000+DS-2000Mk供廚函孱烹劭釘味 MD-10+WADIA2000 Ver.96SP」の2セットも、レビンソンペアに負けず劣らず、エロ~い「愛人」を再現してくれたことを付け加えておこう(笑)

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、、、、という訳で、今回も懲りずにやっちゃいました!、、、“自己マン録り”(笑)

前の記事にも書いたが、どうも拙宅の環境では、ハンディレコーダーによる“ヴォーカル”録りは難しい。ピークレベルを控え目にして録っても、サ行の硬質感が拭えない(特に「愛人」)。実際のスピーカーからの出音を聴くと、サ行の刺々しさなど皆無で、実に滑らかで柔らいヴォーカルなのだが・・・

これが、インストもの、例えばジャズのハードなリズムセクションなど、パルシヴなサウンドをオーバーレベル気味に録っても、音が歪んだり、刺々しくなったり、不快に感じる音にはならない。数値上での帯域は諸々楽器と比べれば狭いものの、“人間の声”とは奇奇怪怪、十全に録るのは、本当に難しいのだ。

まぁ、あくまでお遊び!、仙人郷の雰囲気の百分の一ぐらいは体感していただけるだろう(爆)

いつものように、良質なイヤフォン、ヘッドフォンで聴いていただければ幸いである!

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Aijin / Teresa Teng
(Recorder ZOOM Q2HD)

 
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : Mark Levinson NO.31L
D/A converter: Mark Levinson NO.30.6L




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Wakare no Yokan / Teresa Teng
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : Mark Levinson NO.31L
D/A converter: Mark Levinson NO.30.6L


NHK「歌謡コンサート」 しばじゅん、生出演で「卒業写真」♪

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全世界72億人のしばじゅんファンの皆さま、こんばんは! 

まさか、先日、しばじゅんが出演したNHK「歌謡コンサート」を見逃した御仁はいないと思うが・・・

万一、見逃して口惜しい思いをされた方のために、しばじゅんの歌いっぷりをUPしよう!

たぶん、見れる時間は限られていると思うので(たぶん!)・・・お早めにどうぞ!!

生だけに、緊張しまくっているしばじゅんがカワエエのぉ~~~~~~~(爆)

最後に、番組全てもUPしているので、こちらもどうぞ!


■日時:2015年6月2日(火)
夜8:00〜8:45(総合)
[生放送]

久しぶりのテレビの音楽番組です。

そしてツアーでも立った事のあるNHKホールです。

何を歌うのでしょうか。楽しみですね!

しかも生放送です!

歌のコーナーだけでなく、番組全体に参加致します。

最初から最後まで、じっくりご覧下さい!!!



※しばじゅんの「Diary」より当日の日記!  http://www.shibajun.jp/2015/06/04/nhk-歌謡コンサート/


6月 2日 火  午後8時00分

「青春の歌よ 永遠に」

青春ソング特集!幕開けは決定版「青い山脈」「あの素晴らしい愛をもう一度」を全員で。岩崎宏美は「ロマンス」、市川由紀乃と北山たけしは「いつでも夢を」、布施明は「君は薔薇より美しい」、研ナオコは「夏をあきらめて」を披露。藤澤ノリマサは「さらば涙と言おう」を、番組初登場の柴田淳は「卒業写真」をカバーする。南こうせつ「赤ちょうちん」に続き、研ナオコは玉置浩二作詞作曲の話題曲「ホームレス」をテレビ初披露。

市川由紀乃,岩崎宏美,川中美幸,北山たけし,研ナオコ,柴田淳,藤澤ノリマサ,布施明,南こうせつ,【司会】高山哲哉,【演奏】三原綱木とザ・ニューブリード,東京放送管弦楽団,【コーラス】ルージュ

楽曲

「青い山脈」
全員
「あの素晴しい愛をもう一度」
全員
「ロマンス」
岩崎 宏美
「いつでも夢を」
北山たけし 市川由紀乃
「君は薔薇より美しい」
布施 明
「夏をあきらめて」
研 ナオコ
「さらば涙と言おう」
藤澤 ノリマサ
「卒業写真」
柴田 淳
「赤ちょうちん」
南 こうせつ
「ホームレス」
研 ナオコ
「命咲かせて」
市川 由紀乃
「一路一生」
川中 美幸



19分30秒あたりから、しばじゅんの「卒業写真」♪

悪魔の歌姫カヴァーに “魅せられて”♪

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暑い、暑い、暑い、蒸暑い、、、、純A級モノラルパワーを全開駆動していると、エアコンをつけても室温は30℃近くまで跳ね上がり、小生の格好は夏の定番・パンツ一丁!!(爆)

とても、オデオどころではない・・・・・というわけで、今宵はソフト系の小ネタである(笑)

昨今のJ-POPのカヴァーアルバムは、新旧様々なアーティストがリリースし、ある種のムーブメントとなっている。もちろん、その音楽としての“質”の面では、玉石混交、ほとんどが酒宴の席での余興レベルのものも多い。

とはいえ、中には、オリジナルのアーティストをリスペクト、原曲に畏敬の念を払いながらも、新たな生命の息吹を吹き込み、楽曲を更なるステージへと昇華させた素晴らしいカヴァーアルバムがあるのも事実だ。

オリジナルの思い入れの強い御仁は、得てして、“カヴァー”と名の付くものは、“くだらぬ遊戯”とバッサリ切り捨ててしまう方も多いのだが、虚心坦懐に聴いてみれば、これが意外と旨味タップリの音楽に出会えるだろう。

楽曲によっては、オリジナルを超えた!と思えるカヴァーも存在する。

例えは、読者諸兄がよくご存知の「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」だ。オリジナルは映画「サムシング・トゥ・シャウト・アバウト」(1943年)の主題歌として、ジャネット・ブレアとドン・アメチが歌った楽曲だが、これは、後にカヴァーしたヘレン・メリルがオリジナルを超えた存在感を放っている。

オリジナルがリタ・クーリッジの「スーパースター」やニール・セダカの「ソリテアー」、リチャード・チェンバレンの「遥かなる影(Close To You)」なども、知らない方ならオリジナルはカーペンターズだと思っているだろう(笑)これら、全てカヴァーである。

まぁ、「嫌いなものは、嫌いなんじゃ!!」という御仁に無理強いするつもりはないが・・・

拙ブログでも度々取り上げている、中森明菜嬢の歌姫シリーズやしばじゅんの「COVER 70’」、先日紹介した井筒香奈江嬢の「時のまにまに」シリーズは、音楽的にもオデオ的にもハイレベルなカヴァーアルバムであり、拙宅試聴ソフトのレギュラーポジションを占めている。

、、、、で、実は、もうお一方、傑作カヴァーを量産しているアーティストがいる!!

その御仁とは・・・・・・・・・・・・・・

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デーモン閣下(デーモンかっか、自称紀元前98038年11月10日 - 、英語表記:His Excellency Demon、二人称はYour Excellency Demon、世を忍ぶ仮の名(本名):小暮(姓のみ。名は非公表)~ウィッキーさんより)である!!

聖飢魔IIのヴォーカルとしての活動の傍ら、ソロアルバムも数多くリリースしている。2007年からリリースした「GIRLS' ROCK」シリーズは、80~90年初頭の歌姫(当初は女性ロックアーティストがコンセプトだったが・・・)たちの名曲をカヴァーしたアルバムだ。

これまで「GIRLS' ROCK」(「デーモン小暮」名義、2007年、1980年代から1990年代の女性ロックシンガーの楽曲)、「GIRLS' ROCK √Hakurai」(「デーモン小暮」名義、2008年、1970年代から1990年代に女性シンガーがカバーした海外の楽曲)、「GIRLS' ROCK 〜Tiara〜」(「デーモン小暮」名義、2009年、1970年代から1990年代にオリコンチャート1位を獲得した女性ボーカリストの楽曲)、「GIRLS' ROCK Best」(「デーモン閣下」名義、2010年)の4枚をリリースしている。

当初は、アン・ルイス、浜田麻里、SHOW-YA、小比類巻かほる等の女性ロック系の楽曲をカヴァーしていたが、2作目以降では、サーカスや小林麻美、山口百恵、松田聖子、中島みゆき、今井美樹など、何でもアリ状態になっている(爆)

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「GIRLS' ROCK」(左上)、「GIRLS' ROCK √Hakurai」(右上)、「GIRLS' ROCK 〜Tiara〜」(左下)、「GIRLS' ROCK Best」(右下)

「GIRLS' ROCK Best」の商品説明 ~アマさんより

<内容紹介>
話題のカヴァーALBUM『GIRLS' ROCK』シリーズのベスト盤に新録2曲を加えて発売!!
今作は過去にリリースした楽曲を厳選し、更に新たなカヴァー曲を2曲収録。オンナ心を悪魔が熱唱します!!
現在は相撲評論家やTBSラジオのレギュラー等でお茶の間ではタレントとしての認知の方が高いですが、
声域の広さや歌唱力は日本(悪魔界)屈指のヴォーカリストと言っても過言ではありません!! 聖飢魔IIもさることながら、ソロだからこそ出来る企画であり、ヴォーカリストとしての魅力を最大限に引き出したALBUMです。

<メディア掲載レビュー>
女性ならではのロック魂の叫びを、見事にデーモン風味に仕上げました!聴いているだけで熱くなってくる、パワーをもらえる作品です。女性ロッカーの楽曲をカヴァーしたアルバム『GIRLS` ROCK』シリーズのベスト・アルバム。シリーズ3作の人気曲をセレクトし、新たなカヴァー曲も収録。 (C)RS

1. フレンズ
2. 魅せられて
3. ヒーロー(Holding Out For A Hero)
4. 限界LOVERS
5. そばかす
6. 赤いスイートピー
7. 地上の星
8. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)
9. 六本木心中
10. 熱くなれ
11. 愛が止まらない(Turn It Into Love)
12. 今夜はANGEL(Tonight Is What It Means To Be Young)
13. My Revolution
14. Return to Myself


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デーモン閣下は、その姿形やコミカル?な言動、バラエティ出演の多さからか、とかく色モノとして見られがちだが、トラディショナルなメタルロックとしての実力はかなりのもので、オリジナルアルバムのクオリティも高い。

小生、縁あって、何度かデーモン閣下のライヴ(聖飢魔II&閣下ソロ)を見させていただいたが、下手な外タレ顔負けのパフォーマンスで、バンドとしてのクオリティも非常に高いものであった。

その閣下がカヴァーした楽曲は、原曲のメロディラインを崩さず見事にメタルロックへと変貌を遂げており、いずれの楽曲も見事なアレンジが光る。思わず、ニヤリ!としてしまう仕掛けが随所に散りばめられており、理屈抜きで楽しめるカヴァーアルバムだ。

とにかく、爆音で再生すれば、その楽しさは倍増!(笑)

小~中音量では面白みが半減するので、是非、カラダが音圧で歪むほどの弩爆音でお楽しみいただきたい(笑)拙宅では、爆音振動で写真たてが落っこちてきた!(ウソウソ!(笑)) 爆音にてお楽しみの際は、ご近所様に配慮して、あくまで自己責任で!!(爆)

それでは、何曲がご紹介しよう。

まずは、ライヴ映像化から2曲、中島みゆき嬢の「地上の星」とレベッカの名曲「フレンズ」!

閣下のハイトーン・ヴォイスが気持ちエエ!!





続いて、最高傑作の誉れ高い、松田聖子嬢!の「赤いスイートピー」!!

さすがに、これは無理があるだろう、と思っていたが、聴いてビックリ! 原曲のメロデイラインを崩すことなく、プログレの要素も取り入れながら、見事なロックに仕上がっている。願わくば、閣下と同じご面相で、聖子嬢にメタルアレンジの「赤いスイートピー」を歌っていただきたい!(爆)



そして、コチら、本家『歌姫』でもトリを飾っていたジュディ・オングの「魅せられて」。動画はPVだ。

これは、もう、笑ってしまうしかない出来!!!


ソウル・B・マランツの芳香~Marantz SC-5ver2/bb-5ver2♪

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さぁ~て、また、一週間のご無沙汰である!(笑)

なんか、ブログの週報化が常態化してきているような今日この頃ではあるが・・・
まぁ、そのへんのところのツッコミはなしで、早速、今宵のお題!!

最近は、ソフトよりの記事が多かったので、久々、オデオ機器よりのお話にしよう。

拙ブログのご常連は良くご存知だろうが、拙システムには不変不動のスピーカーK2を除けば、多種多様なプリ、パワー、デジタル系を愛用している。そこで、普通の御仁なら「そんなに沢山聴きがあっても、使う機器は限られるのでは?」との疑問を抱くのではないだろうか。

答えは・・・・・・・・・・・・完璧にNO!である(爆)

おそらく、拙ブログでの試聴記や“自己マン録り”の使用機器をご覧いただき、いつも登場するオデオ機器の顔ぶれが限られているので、そう思われるかもしれないが、試聴機器には、できるだけユニバーサルで癖の無いウェルバランスの機器をチョイスしている。

むしろ、個人的に楽しむ際には、ソレらとは異なる機器で聴いていることが多い。

とは言っても、もちろん、同時に複数台のプリを使うなんて芸当ができるわけもなく(笑)、必然的に使う頻度に差は生じてくる。そこで、問題になってくるのが、オデオの常識というか、まぁ、ここであえて言うことでもない当たり前の「使用しない(通電しない)と、オデオ機器の劣化は早まる」ということ。

これは、常時通電のオデオ機器であれば問題はない。

拙宅システムの内、ほぼ半数は舶来オデオ、そのほぼ100%は常時通電なので、電気を食わさないことによる不調~電気飢餓現象~は生じない。もちろん、電気を爆食する純A級モノラルパワーなんかは除くが(笑)

拙システムの残りの半数は国産機であり、拙宅の国産機に常時通電機は無い。全てにON/OFFスイッチがあるため、小生も、国産機を使用しないときはスイッチをOFFにしている。そんな訳で、劣化防止のため、意識的に国産機の灯を入れる機会が多い。

そんな中でも、舶来軍団、マークレビンソンやクレル、チェロやジェフ・ロウランド以上に、使用する機会が多いのが、マランツの大掛かりなバッテリー駆動を採用した異色傑作プリ、Marantz SC-5ver2/bb-5ver2である。オリジナルは、Marantz SC-5/bb-5 で、そのバージョン2である。小生、オリジナル、Ver2ともに愛用してきた。

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この両機については、以前も記事化しているので、特に詳細は触れない。
オリジナルの SC-5/bb-5 、Ver.2の SC-5ver2/bb-5ver2 については、旧ブログで2009年に記事を書いている。
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/39426.html
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/44851.html

マランツ・プリのトップモデルについては、現在空席であるが、直近までのトップモデルはSC-7S2であろう。こちらも、オリジナルが存在する、SC-7S1だ。まぁ、製品開発の軸足をエントリークラスに置くのは、デノンとともに日本マランツを合併吸収したディーアンドエムホールディングスの方針かもしれないが・・・

両機とも、あの名機中の名機、マランツ#7の「栄光の“7”」を冠するだけあって、非常に優れた音質のプリではあるが、ソウル・B・マランツが手がけた#7のサウンドの進化系を想像して聴くと落胆するであろう。いわゆる最新ハイエンドプリ共通の超高解像度、超高SN比を誇る高“音質”ではあるが、音楽が醸し出す旨味、芳香、色香、色艶といった聴き手の感性を擽るような“音色”感は無い。

煌くパウダースノーのような高域の繊細な響き、彫り深くキリッと引き締まった中域、濃密ながら妙にベタつかずカラッとした明瞭さを有したサウンドステージ、これら#7の正統進化系の最終形が、Marantz SC-5ver2/bb-5ver2 だと思う。

特に女性ヴォーカルの湧き立つような芳香は唯一無二。まさに、#7の音像描写はそのままに、Dレンジ、Fレンジを伸張、バッテリードライブによる抜群のSN比を背景に静寂の空間にポッとヴォーカリストが出現する様は惚れ惚れする。

同じバッテリードライブのジェフ・ロウランドのプリ、コヒレンスと相通じる表現であるが、色気を感じさせる点ではコヒレンスを上回る。コヒレンスのほうがフラットバランスでリファレンス的。それだけ、SC-5ver2/bb-5ver2 が持つ“個性”が強いとも言える。

なにはともあれ、“百聞は一聴にしかず”だ(笑) 早速、いつもの「自己マン録り」でいこう(爆)

音の源流、DAコンバーターには、これまたリファレンスというよりは、個性的な音色を誇るDAC、ワディアのWADIA2000シリーズの最終形(スペシャリティのVer.96を除く)、WADIA2000Sをチョイスする。

その滑らかなビロードを思わせるような感触、人肌の温もりと肉感的なリアリティを感じさせる濃密な音色は、超絶美形だが何処か無機質な感じのする高性能アンドロイドのような最新DACとは一線を画する“音色”だ。

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試聴ソフトには、ここ最近、女性ヴォーカルの特に“女声”を集中して聴く際のリファレンスとしている、井筒香奈江嬢の最新アルバム『時のまにまに 時代』をチョイスした。ヴォーカルものとしては、昨今のポップスCDの中では最上級のサウンドクオリティであろう。 

十全に再生できたならば、ゾクゾク!っとするようなヴォーカルのリアリティを体感することができる!スピーカーのセンター前1mのところに香奈江嬢がワープして来たら完璧である!(爆)

ピアノとヴォーカルというシンプルな構成の#2「オリビアを聴きながら」(オリジナル:杏里)と、Eベースとヴォーカルの#5「かもめはかもめ」(オリジナル:研ナオコ)の2曲を録ってみた。いつもどおり、良質なイヤフォンかヘッドフォンで聴いていただきたい。

前回、“自己マン録り”のテレサ・テンの記事で、ハンディレコーダーのQ2HDでは女性ヴォーカルを録るのは難しい、鬼門だ!的なことを記事やコメで触れたが、今回はあえて、その難物~女性ヴォーカルに焦点を合わせてみた! ハンディレコーダーの限界へのチャレンジである!!(笑)

さて、その結果や如何に!!(爆)

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Olivia o Kikinagara / Kanae Izutsu
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405  
Pre Amp.: Marantz SC-5ver2/bb-5ver2
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/A converter: Wadia WADIA2000S
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10




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Kamome wa Kamome / Kanae Izutsu
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Marantz SC-5ver2/bb-5ver2
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : ESOTERIC P-70vu
Master Clock Generator: ESOTERIC G-0dRb(G-0d+Rubidium Frequency Unit)
D/A converter: Wadia WADIA2000S
D/D converter: dCS Purcell
D/D converter: ESOTERIC DD-10


笑動買い!~ ortofon SPU Meister Silver GE MKII ♪

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さて、読者諸兄、貴殿がネットやオクでポチする時に、どのような表情で人差し指を動かしているだろうか?

なかなか、自分で自分の表情は分からないものだろう。

小生はと言うと・・・・・・・・・・うちのカミさん曰く「薄気味悪い笑いを浮かべたドヤ顔」だそうだ(爆)

まぁ、自宅のシステムで鳴らした時を想像し、「きっと、エエ音でるんやろうなぁ~~~」と思ったら、自然と「グヘヘへぇ~~~」というドヤ顔になったのだろう(爆) まったく、困った“オデオばか”である!

さて、他にどのような表情があるだろう、、、


・今後の支払いを考えると、様々な感情が入り乱れ、眉間にしわを寄せたキビシイ顔

・届いた時に、ウチの者に買い物がバレたらどうしようという不安げな半べそ顔

・取り合えず、勢いで逝っちまったい!!、、、後の放心状態で瞳孔の開いた爆顔

・オクの攻めぎ合いを一時間以上も続け競り落とした際の、疲労感と安堵感が入り乱れた顔

・ウン十万をポチした際、ふと後ろを振り返ると「呪怨」のようなカミさん顔を見た際の恐怖に満ちた顔


、、、とまぁ、こんなところか(笑) まだまだ、あるかもしれないが!

今回、小生が「薄気味悪い笑いを浮かべたドヤ顔」~笑動買い(笑)をしたのが、↓ コレ!

究極のSPU的存在、「ortofon SPU Meister Silver GE MKII」だ!!

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ortofon JAPAN.CO.,LTD. HPより  http://www.ortofon.jp/product/hifi/

SPU Meister Silver MKII

SPU モデルの生みの親、グッドマンセンをして生涯の最高傑作の一つと云わしめた繊細でありながら、力強く奥行きの深い音質超純度銀線コイルを採用

出力電圧:0.3mV
周波数特性:20~25,000Hz
内部抵抗:6ohms
ダイアモンド針:Nude Elliptical 18×8μm
適性針圧:4g
自重:31.5g
価格:\195,000(税込\204,750)


同和鉱業・中央研究所が世界で始めて開発した純度99.9999%以上(7N銀との説もある)の超高純度銀線を発電コイルに採用したことで話題となった究極のSPUである。SPU開発者のロバート・グッドマンセンが「これこそが我が生涯最高のSPUと断言できる!」と言わしめた傑作だ。

同じ銀線コイルでも、現在愛用している「SPU Gold GE」とは次元が異なるサウンド・・・・だそうだ!

う~~~~ん・・・・・・・・やはり、想像しただけで「グヘヘへぇ~~~」のドヤ顔になる!(爆)

まぁ、クロネコさんの到着を、一日千秋の思いで待つことにしよう!


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で、こんなカートリッジを買っちまうと・・・・・・・・・・

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↑ こんな、ブツとか・・・・・・・・・・・・・・・・・

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↑ こんな、とんでもないブツを・・・・・・・・・・・・・・・・・ポチっ!としたくなる今日この頃である!!!(弩爆)

“アクセス解析”で分かった、仙人郷の意外な事実♪

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さて、ろくなことばかりしない「ヤ●ー」さまではあるが、珍しく、面白いブログ機能をリリースした(笑)

すでにご存知方も多いと思うが、昨日6月30日より、己のブログのアクセス解析を見れるようになったのだ!

Yahoo!ブログ以外では珍しい機能ではないが、というか、「ヤ●ー」さまが遅すぎたとも言えるだろう。いらんことばかりしてきたのを悔い改めたのか、やっと、他社ブログ並みになったということだろうか(爆)

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早速、昨日のアクセス解析を見ていると・・・まずは、「検索キーワード」。

文字通り、どのようなワードで拙ブログへ飛んできたか、である。

なんと!トップが、懐かしのハイCP・DAC DENONのDA500。2位はクレルのプリPAM-7。PAM-7は現在Yオクで出品されているのを見かけたので、興味を持った方が検索されたのだろう。DA500もオクつながりかもしれない。

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続いては、「記事アクセスランキング」。こちらも、1日ごとの集計を見ることができる。

昨日の1位は、やはり最新記事だが、3位に入ったのが、意外や意外、あの危険な記事!(笑)、発禁ジャケLPの代名詞、スコーピオンズのヴァージン・キラーを取り上げた記事だ。拙ブログ来訪の御仁には、エロ爺も多いということか!!(爆)

古い記事ではあるが、ハイCPなチャイナデジアンのTOPPING TP60を取り上げた記事がベスト10に2つ入っているのは、いまだにTP60が高い人気を誇っているからだろう。

そして、一番興味深かったのが、「性別」と「年代」の解析結果である!

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「性別」を見ると、男性91.5%に対して女性8.5%という結果。意外に女子の来訪者が多いのに驚いた!(笑)

拙ブログは、1日300~400位が平均的な訪問者数なので、1日@25~35名ぐらいの女子に見ていただけている計算になる。これは1日1000人のジジイが来訪するより励みになる!(笑)いや、ジジイの皆さん、ゴメンナサイ!!(爆)

また、「年代」を見ると、1位の4割弱を占める50代は納得だが、3割弱で40代が2位につけたのは意外だ。
まぁ、若手のオデオファイルの来訪者が多く来ていただけるのは嬉しい限りである。

さらに、この「性別」と「年代」をクロスして読み解くと、非常に嬉しい結果が導き出される。

賢明な、読者諸兄ならば気がついたのではないだろうか!

そう、「女性8.5%」とほぼ同比率で被るのが「20代10.2%」!つまり・・・

このことを紐解くと、20代の女性が訪問者の1割弱を占めている!・・・という阿呆な自己分析に至ったのだ(爆)

とある集計では、現オデオファイルの1割が、急速に増加傾向の「アナログ女子」や「ヘッドフォン女子」の20代女性で構成されているとのこと。うち数%は本格オデオに参入しつつあるそうだ。

う~む、、、俄然、ブログをやる気になってたぞ!

よぉ~~し、これからは、毎日ブログ更新するぞ!!・・・・・・・・・・・・・・・・な訳ないか・・・(汗)

究極のSPU、その実力とは!~ ortofon SPU Meister Silver GE MKII ♪

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新規導入のカートリッジ、 ortofon SPU Meister Silver GE MKII が拙宅に来てから約2週間が経過した。

様々な試聴用ディスクを聴いて感じたのは、その非凡なる再生能力だ。まぁ、SPUの生みの親であるR・グッドマンセンをして生涯最高のSPUと言わしめるぐらいであるから、只者でないのは重々招致していたが(笑)

モデル名にはSPUを冠しているマイスター・シルヴァーだが、所謂、オリジナルSPUとは全く別物である。

中低域のエネルギーに軸足を置いたゴリッとぶ厚いサウンド基調であるのに対し、マイスター・シルヴァーは相当ワイドレンジ化されており、エネルギー分布もフラットでナチュラル。とはいえ、高解像度&高SNだが得てして薄口になりがちの現代風サウンドとは一線を画する。

全域で高密度なエネルギーを蓄えており、瞬発力、ここぞという時の爆発力は、流石SPUと感じさせるもの。中域の表現は実に滑らかで豊潤。オリジナルSPUではディスクによって高域のピーキーさが目立つこともあったが、マイスター・シルヴァーの高域は実に繊細でスムーズに抜けてくる。

コイルの素材に世界初の超高純度銀線~6N(7N)銀を採用したのが大きな特徴だが、俗に言う「銀線臭さ」は皆無である。透明だが、どこかしら明るすぎて弱々しさを感じるという銀線のキャラクターは全く感じない。逆にこの超高純度銀線が全てにおいてプラスの方向へ作用しているようだ。

SPUとは俄かに信じなれないほどの高SN比、抜群の透明度が、音楽の旨味を全て浮き彫りにする。“究極のSPU”というのは、あながちオーバーな言い回しでもないようだ。SPUにはSPU 95th Anniversary や SPU Royal などの名器もあるが、個人的にはこのマイスター・シルヴァーを「キング・オブ・SPU」と呼びたい。

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さて、いよいよ試聴である!

アナログプレーヤーをはじめとするアナログ再生系は特に変わりなし。国産の中堅DDアナログプレーヤーを軸にしたお気楽システムである!まぁ、ここ最近、拙ブログにご訪問いただいた方もいらっしゃるので、ここで改めてシステムを紹介しておこう。

アンダーボードにはオデオショップOTAIオリジナルのOTAIボード大型バージョン、OTAIボード上にはファイナルオーディオ(final audio)の弩級インシュレーターを介してインド産黒御影石の重量級ボードをミッドボードとして使用、その上に国産DDプレーヤーのベストセラー、ヤマハGT-2000Lを設置している。GT-2000Lは純正のインシュレーターを外し、ステンレス無垢材から削りだしたインシュレーター(1個1Kg)を装着している。

GT-2000Lの純正のアルミターンテーブル(3.3Kg)上には、サンシャインのピュア・マグネシウム製ターンテーブルシート「STS-1」(2mm)をスペーサーとし、その上にステンレス(SUS304)無垢材から削り出したテーパー付きターンテーブルシートを設置している。外周部厚さ8.0mm、重量3.6Kgという重量級TTシートだ。メインで使用しているスタビライザーも、SUS304無垢材から削り出したワンオフものだ(約1.7Kg)。

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プレーヤー搭載のS字アームはオリジナルのYA-39。「お気楽」でない御仁は、いろいろとアームを換装しサウンドのブラッシュアップに努められているが、小生は、YA-39のオートリフターをはじめとする機能性の良さを評価しているので、そのまま愛用している。性能的にも付属のS字アームしては十分すぎるほどのパフォーマンスを有していると思っている。

カートリッジは、オルトフォン、EMT、DENON、オーディオテクニカなどのカートリッジから適宜使用。最近では、EMTのXSD-15やオルトフォンのSPU-Gold GE、MC-ER(ERIK ROHMANN)SIGNATUREの出番が多い。

フォノイコは様々だが、デフォルトはクレルのPAM-1をデュアルモノ仕様のフォノイコアンプとして使用、PAM-1のプリアウトをジェフ・ロゥランドのコヒレンスにコネクトしている。また、適宜、チェロ、マークレビンソン、アキュフェーズ、マランツ、サンスイの各プリ搭載フォノイコも使用する。テクニクスのアモルファスMC昇圧トランスSH-305MCとカップリングさせる場合もある。

今回、ortofon SPU Meister Silver GE MKII の試聴に当たっては、すこぶる相性のよかったプリ Cello Encore Preamplifier のフォノイコをあてがった。チェロのフォノはMC対応なのでマイスター・シルヴァーをダイレクト接続することも可能だが、聴感上好ましかったSH-305MCを3Ω設定でかますことにした。 マイスター・シルヴァーの針圧は適正針圧の4.0g設定とした。

新録の女性ヴォーカルものを中心に、高音質ディスクを何枚か聴いてみた。いつものようにダラダラとインプレを書くと、読者諸兄も読む気がしないだろうから(笑)、数行で簡潔に感想を記することにしよう。その分、いつもより多くのディスクを聴いてみた。

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McIntosh Demonstration Reference Disc Classical(2LP/180g), Deluxe Edition, Limited Edition

マッキントッシュがリリースしたオーディオファイルのための高品質LP、180g重量盤2枚組だ。Power AmplifierMC501の発売を記念して制作されたアルバムで、高品位なクラシック音源で構成さている。ヴァイオリンやチェロの弦楽は実にしなやかでナチュラルな描写。同じタイトルでSACDも有しているが、音色感ではマイスター・シルヴァーがより好ましい。ホールトーンの響きの美しさ、シンフォニーの雄大さは筆舌に尽くし難し。クラもパーフェクトにこなすSPUだ!

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Wallflower(2LP/180g) / DIANA KRALL

ダイアナ・クラールの2年ぶりの新作。Verveのチェアマンであるデイヴィッド・フォスターとコラボしたポップス・カヴァー集。180g重量盤2枚組み(ゲートフォールド仕様)。ヴォーカルは出すぎず、引っ込みすぎず、ベストなバランスで表出する。ヴォーカルや楽器群の定位は抜群!スピーカーの間に、等身大のダイアナ嬢が浮遊する。まさにイリュージョン体験(笑)ピアノやストリングスのしっとり艶やかな響きは実に美しく、拙宅の“お気軽じゃない”CDシステムの音質に迫る勢いだ!

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SHANTI'S LULLABY / SHANTI

つい先日ニューアルバムが発売されたばかりの歌姫SHANTI嬢。これは、2014年にリリースされた前作。CDはオデオファイル御用達の高音質アルバムだが、同LPも抜群に音が良い180g重量盤だ。ジョニ・ミッチェル、ビートルズ、ビリー・ジョエル等のカヴァー+オリジナルという楽曲構成。SHANTI嬢のヴォーカルは極めて生々しくリアル。繊細美麗なギターは滑らかなだけでなく、キッチリとエッヂの利いたサウンド。非常に透明な音場にキリッと引き締まった音像描写がなされる様は、相当ハイレベルなアナログ再生の領域だろう。

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クローズ・ユア・アイズ/アレクシス・コール

2013年にリリースされたヴィーナスレーベルの歌姫アレクシス・コールの快作。180g重量盤。先般、SACD化されて再販された作品。ナイス!なジャケが多くのオデオファイルを魅了した(笑)アレクシス嬢のヴォーカルは適度に厚みがあり伸びやかな再現。肉感的な生々しさを感じる。ヴィーナスらしいコリコリッとしたピアノ、エネルギータップリのシンバルなどもストレスなく再生する。生半可なカートリッジでは、なかなか十全に再生することが難しいアルバムだが、マイスター・シルヴァーはパーフェクト・パフォーマンス。

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Half the Perfect World / Madeleine Peyroux

オデオファイル御用達の高音質レーベル Mobile Fidelity から2007年にリリースされたマデリン・ペルーの180g重量盤。以前、前作の『Careless Love』のMobile Fidelity 盤をご紹介したことがあるが、負けず劣らずの高音質盤。独特のマットな雰囲気、俗にスモーキーヴォイスと言われるマデリン嬢のヴォーカルをキレイにし過ぎることなく、“リアルな汚濁感”をストレートに再現する。これがSPU-Goldだと、チョイと控え目で弱々しいマデリン嬢になるのだが、マイスター・シルヴァーではドッシリと腰の据わったヴォーカルの存在感が頼もしい。

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Jennifer Warnes / The Hunter

オデオファイルにとっては、もはや説明の必要がないほどの有名盤、ジェニファー・ヴォーンズの『ハンター』。様々なディスク形態でリリースされていrが、これはIMPEX RECORDSからリリースされた180g重量盤。このタイトルの肝“低音の響き”はアナログにおける最上位の再現。ここから先は、“お気軽じゃないアナログ道”の領域だろう(笑)ジェニファー嬢のヴォーカルも深みがあってサイコー!しかし、残念ながら同タイトルの24K GOLD CDによる拙宅CDシステム系による再生には及ばない。透明度の質、SNの次元が異なるからだ。

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Cantate Domino / Cantate Domino

これまた、オデオファイルの試聴ディスクとしては常連中の常連(笑)故・長岡鉄男氏が優秀録音盤として紹介し一躍有名となったタイトル。本作は Proprius Records が2010年にリリースした超高音質180g重量盤。拙宅では同タイトルのHybrid SACD盤もよく試聴ディスクとして愛聴している。オデオチェック用として一家に一枚の必需品だ(爆)教会で一発録りしたクリスマス音楽集。拙宅カートリッジでは、教会のホールトーンが一番豊潤に響き渡る。音場の広がり感は秀逸。SACD盤にも引けをとらない。微小レベルでの暗騒音も明瞭に聴き取ることができ、マイスター・シルヴァーのSNの良さを実感できる。

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Hotel California / イーグルス

誰もが知る名盤中の名盤。が、コレ、ただのLPではない!レコード・テクノロジー社が究極のアナログ盤としてリリースしたPREMIUM VINYL PRESSING HQ-180シリーズの180g重量盤。表題曲の「ホテル・カリフォルニア」、イントロの12弦ギターは峻厳にて美麗な響きで聴く者を魅了する。哀愁に満ちたドン・ヘンリーのヴォーカルも独特の乾いた雰囲気で心に沁みる。ヴォーカルや楽器群の密度感はノーマルCDを遥かに凌ぐ。同タイトルを有しているDSDリマスターのSACD盤に近しい音像描写だ。

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Autumn Leaves / Jacintha

これも、オデオファイルには御馴染み、女性ヴォーカルのアナログ盤としては最高峰のクオリティを誇るジャシンタ嬢の45rpm180g重量盤2枚組。ジャシンタ嬢のヴォーカルは極めて肉厚でリアル。ブレスの吐息がリアルすぎて困ってしまう(笑)ケイ・アカギのピアノの打鍵音は静謐な空間にソリッドに響き渡る。実在感溢れるピアノが秀逸。録音現場の空気感まで伝わってくるリアリティだ。盤質が上がれば上がるほど、マイスター・シルヴァーは本領を発揮するようだ。

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AKAITORI NIGETA / Akina Nakamori (45rpm/12-inch)

そして、トリを飾るはコレしかあるまい!!(笑) 拙ブログの“自己マン録り”で度々登場する中森明菜嬢の12インチ45rpm盤『赤い鳥逃げた』だ。マイスター・シルヴァーで聴く『赤い鳥逃げた』もなかなかのもの。パーカッションの切れ込みは強烈で、エッヂの型崩れも一切ない。スパーン!と抜ける打音が心地良い。明菜嬢のヴォーカルはXSD-15と比べると一歩退いた感じで定位。ヴォリュームをグンっ!と上げても、強調感や破綻することなく実にスムーズ。マイスター・シルヴァーの追随性の良さを感じさせる。

と言う訳で、最後に定点観察の意味も込めて、この「赤い鳥逃げた」を“自己マン録り”してみよう。最近、ブロ友のZジジイさんがZOOM Q8という最新ハンディレコーダーを入手され“自己マン録り”に勤しんでいらっしゃるが、その高音質ぶりには小生も驚いている。Q2から買い替えるか、とも思ったが、まぁ、当分は何とか手持ちのQ2で頑張ってみることにしよう。

以前、CD、SACD、アナログ(XSD-15)で録った時のサウンド(以下、旧記事【「赤い鳥逃げた」頂上決戦! AD(45rpm/12-inch) vs CD vs SACD♪】参照)と聴き比べていただくと違いが分かって面白いかもしれない。マイスター・シルヴァーのサウンドは、どちらかと言えば、SACDのサウンドステージに似ている。
「赤い鳥逃げた」頂上決戦! AD(45rpm/12-inch) vs CD vs SACD♪

いつもどおり、良質なイヤフォン、またはヘッドフォンで聴いていただけば幸いである。

AKAITORI NIGETA / Akina Nakamori (45rpm/12-inch)

Recorder ZOOM Q2HD
Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Cello Encore Preamplifier
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Analog Player: YAMAHA GT-2000L
Amorphous MC Transfomer: Technics SH-305MC
MC Cartridge: ortofon SPU Meister Silver GE MKII



さらば、プーさん!♪

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菊地雅章氏死去=国際的ジャズピアニスト―75歳

時事通信 7月8日(水)12時21分配信

国際的に知られるジャズピアニストの菊地雅章(きくち・まさぶみ)氏が7日午前(現地時間)、米ニューヨーク州の病院で死去した。75歳だった。東京都出身。所属レコード会社の公式サイトなどで分かった。

10代の頃からライオネル・ハンプトンやソニー・ロリンズらと共演。1966年「渡辺貞夫カルテット」に参加、67年に日野皓正氏と「日野・菊地クインテット」を結成した。73年からは米国に拠点を移し活動していた。アルバムに「サンライズ」など。



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合 掌

松田聖子SACD化プロジェクト、第2チクルスはじまる!♪

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さぁ、散財の季節がやってきた!!(爆)

今や、ちょープレミアム価格で取り引きされているステレオサウンド企画の松田聖子嬢SACDコレクション、
昨年の第一弾の6タイトルに続き、その第二弾6タイトルがついに登場する!

早速、昨日より『North Wind』(1980年作品)と『Silhouette~シルエット』(1981年作品)の予約がスタートした。

小生が以前、記事で「何故、このタイトルをSACD化しなかったのか!」と書いた2ndと3rdアルバムが今回SACD化リリースされる。特に3rdの『Silhouette~シルエット』は、当時、音質に特化したレコーディングで聖子嬢ファンでないオデオファイルをも魅了した作品である。

小生、第一弾の6タイトルを買ってしまった手前、今回の6タイトルも買わないわけにはいくまい!

う~むむむ、、、まんまとステサンの術中にはまってしまったか!(爆)

まぁ、あのCD-Rシリーズから比べれば、1枚3,780円と、はるかに現実的な価格なのでよしとしよう(笑)

さて、その詳細は・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・と言うわけで、当然、小生は即予約!(笑)発売日の8月28日が待ち遠しい!!

さぁ、皆の衆、逝ってよし!!

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NHK「歌謡コンサート」 しばじゅん再び!生出演で「あなた」 ♪

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全世界72億人のしばじゅんファンの皆さま、こんばんは! ・・・と、お決まりのご挨拶(爆)

先日、しばじゅんが生出演したNHK「歌謡コンサート」を記事化したところ、
「なんで放送前に記事にせんのじゃ!このボケェ~!」と非難轟々だったので(笑)、今回は事前告知である!

我らがしばじゅん、再び、歌謡コンサート出演決定!! 小坂明子の「あなた」を絶唱♪

2015年7月21日(火)の夜8:00〜8:45(総合)

もちろん、ナマナマ生放送!(爆)

なんと、増位山も出るぜ! お見逃しなく!!


■7月21日(火)NHK(総合) 午後8時00分~午後8時43分

NHK歌謡コンサート「手紙で綴(つづ)る 愛の名曲集」

今回は、女優・大竹しのぶの手紙の朗読とともに名曲の数々を紹介。取り上げる手紙は川端康成、寺山修司、マリリン・モンローといった著名人から、戦争で亡くなった夫にあてたラブレターを毎日つづっている93歳の女性まで多岐にわたる。八代亜紀「愛の終着駅」、五輪真弓「恋人よ」、新沼謙治「嫁に来ないか」、氷川きよし「別れのブルース」、柴田淳「あなた」、クリス・ハート「やさしさに包まれたなら」ほか。

【出演】五輪真弓、大竹しのぶ、クリス・ハート、柴田淳、新沼謙治、氷川きよし、増位山太志郎、
    森進一、八代亜紀
【司会】高山哲哉
【演奏】三原綱木とザ・ニューブリード,東京放送管弦楽団

楽曲

「愛の終着駅」八代 亜紀
「嫁に来ないか」新沼 謙治
「恋人よ」五輪 真弓
「別れのブルース」氷川 きよし
「あなた」柴田 淳
「やさしさに包まれたなら」クリス・ハート
「かもめはかもめ」大竹 しのぶ
「さすらい慕情」氷川 きよし
「あき子慕情」増位山 太志郎
「あるがままに生きる」森 進一



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アマデウスは旅立ち、「禁断の惑星」からの使者再び ♪

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さぁ~て、久々の断捨離である! 

断捨離・・・もう、恥ずかしくて、この言葉は、あまり使いたくないのだが、まぁ、ボチボチはじめようかと思う(笑)

先般、オルトフォンのSPUマイスター・シルヴァーなんて見分不相応なものを“笑動買い”したので、サイフの中はスッカラカン! 大人しくしていればよいものを、実は、新たな買い物をしてしまったのだ(爆)

これは、もう、何らかのブツを断捨離して資金確保をせねばなるまい!

そんな訳で、今回、断捨離のターゲットになったのがコレ!↓ 

そう、謎のアマデウスことCDプレーヤー「Original AMADEUS 10th Year Anniversary Edition」である!

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そのステルス戦闘機のような魅力的なデザインと、強力な別電源を備えた構成、そして、日本未発売の稀少性に魅かれて購入したCDプレーヤーである。まだ、1台ぐらい最新のデバイスを使用している現行CDプレーヤーが手元にあってもよかろう、というのも導入動機の一つである。

では、何故、入手して僅か数ヶ月で手離すことにしたのか。

音質が悪かったのか? いやいや、とんでもない!

音質=クオリティの面では、20年前の100万クラスに匹敵する素晴らしいサウンドクオリティである。最新のCDプレーヤーらしく超高解像度でワイドレンジ、高SNに支えられたそのサウンドは、まるで8Kテレビのような繊細さ、緻密さを聴かせる。

しかし、小生はその鮮度感が馴染めなかった。いわば、「見えすぎちゃって困っちゃう」的違和感で4Kや8Kテレビに馴染めないのと同様、何かしらの違和感を感じるのだ。どうしても、“音楽”より“音”に耳が行ってしまう。“音”が聴こえ過ぎてしまう。これは、このアマデウスに限ったことでなく、現行最新デジタル機器全般に感じることである。

どうやら、小生には古色蒼然とした過去の名機~音楽性をタップリと含有したデジタル機器のほうが、音粒の多さのみを追求した最新鋭マシンより好きなようだ(笑)これは、良い悪いではなく、聴き手本人の好みだからしょうがない(爆)

と言う訳で、いつもの最低落札価格無し、1諭吉スタートでYオク出しとした!


・・・・・・・・・で、冒頭に触れた「新たな買い物」とは・・・・・・・・・・・

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クレルデジタルの至宝 Krell Reference 64 digital processor コレだ!、、、、と言いたいところだが、違う!!(爆)

いや、実際、探していたのは事実である。

クレルトップローディングCDトランスポート最後のフラッグシップモデルMD-10を導入以来、MD-10と純正ペアとなる Krell Reference 64 との組み合わせを聴いてみたくて仕方がなかったのだ。

もちろん、レビンソンやエソテリック、ワディア等のDACと組み合わせても、MD-10は十分すぎるほどのパフォーマンスを聴かせてくれるのだが、やはり、クレルの頂点同士のサウンドを一度は聴いてみたかったのだ。いや、希少なMD-10を入手した以上、聴かねばなるまい!

いろいろと手を尽くしたのだが、なかなか発見には至らず、悶々としていたところ、これまた運命の出逢いが!

Krell Reference 64 の弟機で、かつて小生も愛用した Krell STUDIO の極上品を発見したのだ。本来はMD-10の弟機、MD-20とのカップリングを前提としたモデルであるが、その音質は極めて音楽性の高いもので、小生の好みど真ん中ストレート!のサウンドである。
軍事の平和利用、ここに極まる ・・・KRELL DIGITAL STUDIO(アーカイブ)

以前は、クレルの初代フラッグシップCDトランスポートMD-1とのカップリングで愛用していた。KRELL STUDIOの素晴らしいサウンド(詳しくは上記過去記事参照)は、MD-10とのカップリングなら、MD-1では見せなかった一面を、また魅せてくれるかもしれない!

ちゅーことで、早速、、、、、、、、、逝ってしまったのだぁ~~~!!!!(阿呆爆)

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絶品ヴォーカルに浸る!KRELL MD-10 + KRELL STUDIO♪

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暑い! 暑い!! 暑い~~~~!!! 何なんだ、この暑さは!!!!

仙人郷では、先ほど、夜にもかかわらず車の外気温計が36℃!

なぁ~んか、日本がおかしくなっているような気がする。富士山でも噴火するのか!(笑)

まぁ、そんな気候なので、オデオもチョイと停滞気味。

昨夜、久々断捨離オークションのほうは無事終了。納得の価格で落札していただいた。しかも、翌日にはもう入金!実に迅速で気持ちが良い。ならば、こちらもその誠意に応えねばと、小生、ぎっくり腰気味ながらも、一生懸命梱包をし、先程、黒猫さんにお願いしてきた。

さて、先日、再導入したDAコンバーターのKRELL STUDIOであるが、予想通り、その後は絶好調!(笑)

やはり、この頃のクレルDSPサウンドはサイコー!である。熱く濃厚な音色感ながらディテールが大味になることもなく繊細で緻密。音像のエッヂをキチッと描き、隈取りは頗るシャープだ。硬軟自在に音の質感を描き分ける巧みさは見事である。

昨今のDACのような低音のスピード感や過剰とも言えるような高域の分解能はないが、あくまでナチュラルに、そして時には血湧き肉踊るほどの情熱を発するサウンドは、現行機種では聴けない貴重な存在である。

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まだ、MD-10とのカップリングは、これま想像通り、サイコー!過ぎて笑っちゃうほどだ(爆)

以前は、MD-10の前身、MD-1とのカップリングで使用していた。MD-10+STUDIOは、MD-1と比較して情報量が格段に向上、中低域のエネルギーが相当強化されているので、雄大なスケールのシンフォニーなど音のシャワーを全身に浴びて心地良いこと天国の如し!だ(笑)

また、中域~ヴォーカル帯域の充実も特筆モノで、特に小生の好きな女性ヴォーカルの再現性は白眉のできである。クラ、ジャズ、ポップス、ロック、歌謡曲、アイドル歌謡・・・女性の歌声ならばジャンルに関わらず聴き惚れる音色で、拙宅では、マークレビンソンのNO.31L+NO.30.6Lペアと双璧をなす存在となった。

と、そこで、「エライ、褒めよるけど、実際は如何ほどの音なんじゃ!?」と疑念を抱いているソコの貴殿のために、またも、いつもの“自己マン録り”で聴いていただこう。

・・・・・と、思ったのだが・・・・・最初に、言い訳しておくと、どうもハンディレコーダーのZOOM Q2HDの調子悪い。レベルをffでレッドゾーン手前に持ってきていながら、音の種類やトーンによって妙な歪が発生する。

爆音録り過ぎてマイクを飛ばしたか!(爆) それとも、いよいよ、あのQ8を買え!という神のお告げなのか(笑)

まぁ、折角録ったの、雰囲気だけでも味わっていただければと思い、UPすることにした。

MD-10とSTUDIOの接続には、いろいろとトライしたが、最終的にSTまたはAES/EBUが音質的有利に感じた。今回は、スピードのSTよりも、エネルギーのAES/EBUをチョイス。ワイヤーワールドのゴールドスターライト垢妊灰優トした。

STUDIOの出力はフルバランス構成のため、プリのジェフ コヒレンスとはXLRバランスでコネクトする。XLRケーブルには同じくワイヤーワールドのプラチナム・エクリプスをあてがった。マークレビンソンはオーディオクエストとの相性が良いが、クレルはワイヤーワールドとの相性が良い。

まずは、伝説のステサンCD-R、石川さゆり嬢を聴いていただこう。CD-RのCD-Rなのはご愛嬌(爆)
フラットトランスファーシリーズ第二弾の「天城越え/朝花」より、「朝花」を録ってみた。

お決まりのセリフだが、上質なイヤフォンまたはヘッドフォンで聴いていただければ幸いである

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Asabana / Sayuri Ishikawa
Stereo Sound Flat Transfer Series
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-10
D/A converter: KRELL STUDIO



つづいて、これまたステレオサウンド企画盤!(爆)

昨年、突如としてリリースされて、オデオファンのみならず、聖子ファンの度肝を抜いた松田聖子嬢一連のSACD/CDハイブリッド盤アルバムの内、この季節にピッタリの夏アルバム『Pineapple』より2曲を録ってみた。

1曲は小生の好きなバラード「SUNSET BEACH」。そして、もう1曲はシングルカットされたユーミンの手による名曲「赤いスイートピー」だ。聖子嬢のヴォーカルは、上手に再生しないと突っ張った高音が耳障りに感じてしまう。

声の伸び、透明感、厚み、響き、爽やかさ、しなやかさ・・・それらの要素を全てクリアしないと本当の聖子嬢の声は聴こえない。クレル・ペアは、そのあたりのポイントをかなりのハイレベルで満たしてくれるのだが・・・Q2でソレを録るのは無理というものだろう(笑)

ただ、部屋中を音粒で満たされている感じは、何となく伝わる・・・・・かな?(笑)

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SUNSET BEACH / Seiko Matsuda
Stereo Sound SACD/CD HYBRID
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-10
D/A converter: KRELL STUDIO



RED SWEET PEA / Seiko Matsuda
Stereo Sound SACD/CD HYBRID
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-10
D/A converter: KRELL STUDIO



そして、最後はジャズ系でエロカワ系を逝ってみようと、ステイシー・ケントを録ってみたのだが・・・

ここらへんからQ2が絶不調!

かなりレベルを落として録ったのだが、ギターソロではffトーンで音が割れる(歪む?)。高域の録音能力の欠如が顕在化してきた。ヴォーカルは、サチりながらも、そこそこ破綻なく録れるのだが・・・まぁ、参考までに聴いて頂きたい。

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I'VE GOT A CRUSH ON YOU / Stacey Kent
(Recorder ZOOM Q2HD)

Speaker: JBL K2 S5500
Ultra High Frequency Tweeter System: JBL UT-405
Pre Amp.: Jeff Rowland D.G. Coherence
Power Amp.: PASS labs ALEPH 2
Transport : KRELL MD-10
D/A converter: KRELL STUDIO



いよいよ、Q8の買い時か!?
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